
ファミコンタイトラー(編集ファミコン)はファミコンとビデオ編集機が合体した異色のコラボハードである。ツインファミコンがまあまあ売れて気をよくしたのか。このような珍作を世に送り込むとは今思うと、このころから目の付け所がシャープ過ぎたんだなあ……
タイトラーという名前の通り、編集できるのはタイトルのみ。ようは自作ビデオに自作のタイトルを入れることができるだけのマシーンである。 それなのに「俺はビデオ編集機だ!」と言わんばかりに電気屋さんなどで売られていたため、ファミコン少年らの
知名度は皆無に等しく、さらに定価43000円と高額だったため、まったく売れなかった。
そのため、稀代の珍品ということでプレミアが付いていたが、マニアからは別の意味で注目されている。それはタイトラー内部で使用されている部品が、ファミコンをRGB出力に改造する際に重宝されたからである。
その辺りの事情については
こちらのサイトが詳しい。
さて、今回、そんなファミコンタイトラーの新品が出品され、とんでもない値段になっていたので紹介しようと思う。
こちら↓
※サムネイル画像 いくら新品とはいえ、この値段……
僕はついさっき「タイトラーにはプレミアが付いている」と言ったが、正直言うとそうでもない。なんせ定価が4万を越えるため、状態が良いものでない限り4万、5万付くことは稀なのだ。正確を期するなら
プレミア物ではないのかもしれない。それでも出品されれば3万円前後にはなっていたと思う。
それが今回、新品というだけでこの値段。まさか部品取りではあるまい……
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