<プロローグ> あなたは、奥さんが妊娠しているにも関わらず、毎日毎日、仕事から帰っては、ろくに家事も手伝わず、ファミコンばかりやっていたら、業を煮やした奥さんから「もう、ファミコンやらないで」と、かなりマジなトーンで切れられて、「じゃあ、俺はこれから何を生きがいにしていけばいいんだ!」と逆切れたしたことありますか?
少なくとも、僕は無いですねえ……
その後、ファミコンを取り上げられ、まるで小学生のように泣き崩れたこともないです(笑)
冗談はさておき、本当に、よく聞かれるんだけど、本当に、いまだにファミコンをほぼ毎日やってます。いつも子供に「やって、やって」と言われ、仕方なくやっているという体で、自分が楽しんじゃったりしてね。
じゃあ、そんな僕を突き動かしているものは、いったい何なのか。なぜファミコンしかやらないのか……
今日はそんな話。
<表向きな理由> 日本人は本音と建前を使い分ける人種だと言われているが、物事には表と裏があるもんです。ということで、まずは表向きな理由。
よく飲みの席とかで「彼はいまだにファミコンやってるんですよ」なんて紹介のされたりするんだけど「何でファミコンなんですか」って聞かれたら、僕は必ずこう答えている。
「いや~、小学校のとき、親にファミコンを買ってもらったんだけどね。
いまだに、スーファミは買ってもらってないんですよ~(笑)」
もう自分で買えよ!(売ってないけど)って話なんだけども、つまり僕はあくまでも
“まだスーファミを買ってもらってないだけ”のファミコン少年のまま、大人になってしまったどうしようもないクズ人間ということで、ブログとかやらせてもらってます(笑)。
自称、日本で唯一のファミコン少年の生き残りであり、そろそろシーシェパードの幹部がコンタクトして来るんじゃないかと日々、戦々恐々としておるわけです。(ちなみに僕はクジラではありません)
<本当の理由> さて、いよいよ本当の理由。
たぶん皆さんは、ここで僕が「いかにファミコンが素晴らしいのか」「いかにファミコンが魅力的なのか」語りだすと思っているでしょう。いいえ、そんなことはまったくしません。じゃあ逆に「今のゲームは……」なんて、説教くさい展開になるのでしょうか。いいえ、まったくなりません。
本当の理由はファミコンに加え、ファミコン以外のゲームをやりだしたら
「社会生活に支障を来たすから」なんです。どうだ、本当にクズだろう。
僕はその昔、某ゲームメーカーに勤めていたんですが、そこがプレステ2のソフトをつくっていたので、当然、プレステ2を所持することになりました。そのとき、なぜか知らないが某サッカーゲーム(たしかウイニング○○とか、○○イレブンとか言ったかな、忘れました)を買ったんです。見事にハマりましたねえ。ダガカ選手。
徹夜でやって、遅刻しそうになり、ヒゲも剃らず出社し、途中で髭剃りを買ったこと数知れず。最終的には、営業サボってやってました。僕は本当に根っからのゲーマーなんです。(ちなみに大多数のゲーマーは会社をサボったりません)プレステだろうが、セガサターンだろうが、どうせハマってしまうんです。なぜなら僕はゲームを信じてるし、ゲームは絶対に僕を裏切らないからです。(どっかで聞いたことあるフレーズだなあ)
もう、そのころは他所のメーカーのゲームにハマりながら自社のゲームを売るという、わけのわからん生活をしておりましたね。
<それは本質的には同じ答えだった> そんな経験を経て、今の僕があります。
しかしながら、それはファミコン以外のゲームがファミコンよりも魅力的なので、あえてセーブしてるということではなく、単純に数の問題なんです。(そこは譲りません)基本的にレトロとか最新とか何も関係なく、是は是、非は非というスタンスなんです。
レトロゲーマーだから現代のゲームに批判的だとか、ソーシャルゲームに批判的だとか思われがちじゃないですか。でも案外そうでもなくて、僕なんかパズドラに絶対にハマってしまう自信がありますし、だからこそ絶対やるつもりがないんです。
ということで、よくよく考えてみると僕のファミコンしかやらない表向きの理由と、裏の理由って、本質的に同じこと言ってたということに気づきました。
ただし、僕がまだスーファミを買ってないのは、買う必要がないからだと考えることもできるわけで、つまり、ファミコンがいまだに面白いんですね……(結局は)
なんてアホみたいに、ありきたりな答えに行き着いちゃいました。しくじった。
さあ、家に帰って子供の面倒でも見るか!
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