都市伝説「ビデオゲームの墓場」から実際に大量の『E.T.』が見つかる!!
2014年04月28日10:35 レトロゲーム
まずはおさらい。
<アタリショックとは?>
主にゲーム業界でよく使われている言葉“アタリショック”とは、およそ以下のような出来事を指す。
しかし「なぜそんな事態が引き起こったのか」という問題については、クソゲー乱造説を筆頭に、海賊版ソフト氾濫説、プログラマー出奔説、株価暴落説、『E.T.』失敗説、など諸説紛々。そもそも無かったなんて言うやつもいるくらいだった。
<ビデオゲームの墓場とは?>
1983年、アタリショックの影響で鬼のように在庫をかかえてしまったアタリ社は、ニューメキシコ州アラモゴード市内のとある場所に穴を掘り、売れ残った大量のゲームソフトやゲーム本体を埋めたと言われている。いつしかその場所は、地元住民から“ビデオゲームの墓場”と呼ばれるようになった。
しかしやがて時が経つにつれ、人々の記憶が薄れていく中で、そのような話は都市伝説となっていったのだ。
中でも、アタリショックの引金になったと指摘されるゲームソフト『E.T.』がビデオゲームの墓場に眠っている埋蔵品の中心物だとされ、この出来事は、ゲーマーたちの間で『E.T.』埋蔵伝説として語り継がれることとなった。
ただし、この“ビデオゲームの墓場”は危険地帯に位置しており、うっかり足を踏み入れると有毒ガスや、飢えた野生動物に襲われる可能性があった。そのため、この場所は一般の人々からは隔離されており、誰も確かめることができなかった。そのような事情が、さらにこの出来事を都市伝説化させていったと思われる。
<「E.T.」掘り返し計画>
そんな都市伝説の解明に名乗りを上げたのが、映像プロダクションのフューエル社だった。同社は2013年7月、「E.T.」埋蔵伝説をテーマにしたドキュメンタリー映像の制作をを計画、ビデオゲームの墓場を掘り返すプロジェクトが進行中であることを発表し、インタビューで「出ると思うか」と聞かれた際は「確証はある」と豪語した。
しかし計画は難航する。
州当局に提出された掘削許可の申請が(有害物質が出るとかで)ことごとく下りず、同計画は何度も延期を余儀なくされた。そしてようやく条件付きで許可が下りたのが、2014年4月のことだった。
その間に複数の企業が発掘プロジェクトに興味を示し、最終的にマイクロソフト社が「XBoxLive」で配信することが決定していた。そして発掘日は2014年4月26日と発表された。この掘削作業は一般にも公開され、地元はこのイベントを町おこしの一環にしようと盛り立てた。
<伝説は本当だった!!>
2014年4月26日、多くの人々が見守るなか、伝説のクソゲーが白日のもとにさらされた。
発掘当日はドキュメンタリー映像関係者、報道陣(ゲーム系、経済系)、考古学者、やじうま(ETのかっこうをした人、ゲーム機を持ち込む人)、地元住民(子供の時ETを掘り返したことのある人物)など、多くの人々がかけつけた。
ただし発掘現場はたいへん危険であり、彼らは少し遠くの場所から作業を見守る形となった。しばらくは何も起こらなかったが、やがて歓喜の時がやってきた……
こちらの映像は伝説のクソゲー『E.T.』が、発掘された瞬間をおさめたものである。
そして発掘された埋蔵物の数々がこちら。
信じられないことに、これらの中には、実際にゲームができるものもあったようである。作業は現在も続けられている。
ソース元:The Dig: Uncovering the Atari E.T. Games Buried in New Mexico Desert (IGN)
<アタリショックとは?>
主にゲーム業界でよく使われている言葉“アタリショック”とは、およそ以下のような出来事を指す。
1980年代初頭にアメリカで起きた 急激な家庭用ゲーム機市場の衰退 |
しかし「なぜそんな事態が引き起こったのか」という問題については、クソゲー乱造説を筆頭に、海賊版ソフト氾濫説、プログラマー出奔説、株価暴落説、『E.T.』失敗説、など諸説紛々。そもそも無かったなんて言うやつもいるくらいだった。
<ビデオゲームの墓場とは?>
1983年、アタリショックの影響で鬼のように在庫をかかえてしまったアタリ社は、ニューメキシコ州アラモゴード市内のとある場所に穴を掘り、売れ残った大量のゲームソフトやゲーム本体を埋めたと言われている。いつしかその場所は、地元住民から“ビデオゲームの墓場”と呼ばれるようになった。
しかしやがて時が経つにつれ、人々の記憶が薄れていく中で、そのような話は都市伝説となっていったのだ。
中でも、アタリショックの引金になったと指摘されるゲームソフト『E.T.』がビデオゲームの墓場に眠っている埋蔵品の中心物だとされ、この出来事は、ゲーマーたちの間で『E.T.』埋蔵伝説として語り継がれることとなった。
ただし、この“ビデオゲームの墓場”は危険地帯に位置しており、うっかり足を踏み入れると有毒ガスや、飢えた野生動物に襲われる可能性があった。そのため、この場所は一般の人々からは隔離されており、誰も確かめることができなかった。そのような事情が、さらにこの出来事を都市伝説化させていったと思われる。
<「E.T.」掘り返し計画>
そんな都市伝説の解明に名乗りを上げたのが、映像プロダクションのフューエル社だった。同社は2013年7月、「E.T.」埋蔵伝説をテーマにしたドキュメンタリー映像の制作をを計画、ビデオゲームの墓場を掘り返すプロジェクトが進行中であることを発表し、インタビューで「出ると思うか」と聞かれた際は「確証はある」と豪語した。
しかし計画は難航する。
州当局に提出された掘削許可の申請が(有害物質が出るとかで)ことごとく下りず、同計画は何度も延期を余儀なくされた。そしてようやく条件付きで許可が下りたのが、2014年4月のことだった。
その間に複数の企業が発掘プロジェクトに興味を示し、最終的にマイクロソフト社が「XBoxLive」で配信することが決定していた。そして発掘日は2014年4月26日と発表された。この掘削作業は一般にも公開され、地元はこのイベントを町おこしの一環にしようと盛り立てた。
<伝説は本当だった!!>
2014年4月26日、多くの人々が見守るなか、伝説のクソゲーが白日のもとにさらされた。
発掘当日はドキュメンタリー映像関係者、報道陣(ゲーム系、経済系)、考古学者、やじうま(ETのかっこうをした人、ゲーム機を持ち込む人)、地元住民(子供の時ETを掘り返したことのある人物)など、多くの人々がかけつけた。
ただし発掘現場はたいへん危険であり、彼らは少し遠くの場所から作業を見守る形となった。しばらくは何も起こらなかったが、やがて歓喜の時がやってきた……
こちらの映像は伝説のクソゲー『E.T.』が、発掘された瞬間をおさめたものである。
そして発掘された埋蔵物の数々がこちら。
Details on the long-buried E.T. cartridges unearthed at a New Mexico landfill earlier today http://t.co/ojqXpU6kjP pic.twitter.com/TV4nTjKbbv
— Larry Hryb (@majornelson) 2014, 4月 26
Close up. pic.twitter.com/inSKukibZ4
— Chris Kohler (@kobunheat) 2014, 4月 26
信じられないことに、これらの中には、実際にゲームができるものもあったようである。作業は現在も続けられている。
ソース元:The Dig: Uncovering the Atari E.T. Games Buried in New Mexico Desert (IGN)
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