世間では1100万円のファミコンソフト『Stadium Events』の話題で持ち切りですが、我がサイトでは当初から「あぶない」と申し上げておりました。
なぜならあのソフト、過去にも何度か出品されてるんですが、注目される分、いたずら入札が多いし、高額落札されても、結局、取引が成立しなかったりすることが1度2度ならず、あったんです。
僕がよくチェックしてる海外の掲示板でも「いたずら入札」と見られてましたし、実際、あの
入札は削除されたようです。我がブログの読者のようなレトロゲーマーの皆さんは「やっぱりな」と思った方が多かったはずです。
そして、オークションが終わってみれば、結局、落札額は約400万円となったようです。それでも十分すごいんですけど(今までの最高額)、このソフトの場合、完全に取引が成立するまでは油断ならんのです。
サムネイル画像:eBay オークション終了の様子 でも、世間の反応を見てると、あれですね。「海外のマニアすげえ」とか「金持ちすげえ」とか、普通に信じちゃってるんですね。たしかに、どの記事も「入札額が1100万円」とか「1100万円の値を付けた」とかいう表現にとどまっており、嘘は言ってないんです。それを読んだ世間のひとたちが勝手に「海外の訳わからんファミコンソフトに1100万円の価値があるらしい」と解釈してるだけなんですね……
たぶん、世間一般人にとって、じっさいに取引が成立してるか、してないか、なんてのはどうでもよくて、「入札が取り消された」なんて事実も、むしろ水を差すような出来事でしかないのかもしれません。みんな、話題に乗っかってキャッキャやりたいだけなんですから。
もちろん、それ自体は悪いことじゃないし、むしろ、そうやってワイワイやるのがソーシャルネットワークの本来の楽しみ方なんだとさえ思いますが、なんだか釈然としないモヤモヤが正直、残ります。それが一コレクターとしての憧れや嫉妬なのか、一ブロガーとしての焦りや苛立ちなのか、よくわかりませんが……
ちなみに、この話題はいまだに様々なニュースサイト(新聞社レベルから一般ブログまで)が取り上げており、テレビの情報番組でも取り上げられるかもしれないなんていう噂さえあるようです。
そんなわけで我がブログでは、今回の件に関しては、一歩引いた立場で見守っておりましたが、どうにもモヤモヤが止まらないので、思ってることを率直に書いてみました。
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