ファミコン・レトロゲーム関連トピックス!! 2015 (ニュース・オークション部門)
今年1年のファミコン界・レトロゲーム界を振り返る季節がやってまいりました。それではさっそく行ってみよう!
<ニュース部門>
・人力TAS成功で『スーパーマリオワールド』最速クリア記録が5分以上更新される!! 2015/01/23(金)
コンピュータ解析によって判明したバグ技は、たいていの場合、人力で再現するのは極めて困難(理論的には可能)、それを人力でやってしまおうとチャレンジしている人たちがいる。この動画はその成功例の1つだった。
・有名ゲームアイドルが事務所社長と結婚していたことが判明し不倫逃亡中!? レアソフト転売された某漫画家は大激怒 2015/01/13(火)
・『忍者ハットリ君』親父がちくわといっしょに鉄アレイを投げる理由が判明!? 2015/01/25(日)
思えば当時は何の疑問もなく「ちくわと鉄アレイ」という組み合わせを受け入れていたなあ。子ども時代の素直さおそるべし(笑)
・11種対応レトロゲーム互換機「レトロフリーク」2015年春発売予定!! 2015/03/09(月)

結局2015年10月31日に発売された待望の複合型レトロゲーム互換機。現時点で発売から2か月が経過した今、真価が問われている。
・ソニックが米SEGAのマスコットキャラクタになった理由が判明 2015/03/13(金)
・史上最悪のクソゲーとされる『E.T.』の作者「お前ら、やったことあるの?」 2015/03/14(土)
・文化庁が「メディア芸術データベース」を公開 漫画・アニメ・ゲームなど約40万件を掲載 2015/03/17(火)

久々に見に行ったがとく何も変わってないようだ。我がブログが指摘させてもらったデータの間違いや、そもそも追加予定だったのかどうか知らないがメタデータの追加も見られない。データは随時更新するとは書いてあるが、このままだと忘れ去られていってしまうよ。
・iPhoneがゲームボーイ互換機になる!? 「SMART BOY」画像が流出 2015/03/31(火)
・愛知に出没する謎の「リアルマリオ軍団」密着ドキュメンタリー番組放送へ 2015/05/13(水)
ただコスプレして道路を走ってるだけの集団かと思ったら、幼稚園や老人ホームを慰問したり、けっこう活動的で驚いた。「あのマリオ軍団が来る!」って地元のお祭りのチラシにも載ってたりして、権利問題大丈夫かと余計な心配してまうが、陽気なコスプレ集団というイメージとは正反対で、メンバーそれぞれ事情をかかえながらの活動だったようだ。
・「コナミがつぶした」さくまあきら氏Twitterで『桃鉄』終了宣言 2015/06/03(水)
・さくま氏『桃鉄』終了宣言にコナミ反応「続けます」→どっちやねん!! 2015/06/05(金)
2015年はコナミが、ゲーマーやファンを裏切るような行為をくり返した年だった。その波紋は世界に及んでいる。
・捨てられていた初代アップルコンピュータに2500万円の値がつく 2015/06/03(水)
日本ではあまり話題になっていないが、けっこうすごいニュースだったと思うよ。
・宮本茂「マリオで本当にやってほしいステージは2-1だった」 2015/06/24(水)

任天堂デジタルイベント『スーパーマリオメーカー』のプレゼン動画にて『スーパーマリオ』の開発者である宮本氏・手塚氏が登場。貴重な当時のコース設計図を公開したうえで開発秘話などを語った。
・SEGA幻ハード「マルチメガ」日本版が発掘される 2015/06/27(土)
・任天堂版「プレイステーション」幻の試作機が海外で発見される!! 2015/07/04(土)

2015年最大のレトロゲーム関連トピックスはこれだと思う。ただ、発見されたのが海外ということで日本のゲーム機のことなのに日本ではいまいち盛り上がりに欠けている印象は否めない。来年は日本でもぜひ展示イベントとかやってください。
・【訃報】任天堂岩田社長が死去 2015/07/13(月)
・任天堂 岩田聡さん 追悼記事まとめ 2015/07/14(火)
突然の訃報でした。
・ファミコンを利用した競馬の投票サービスが終了へ 2015/07/20(月)
・クソゲー発掘ドキュメント「ATARI GAME OVER」9月16日発売 2015/07/28(火)
![ATARI GAME OVER アタリ ゲームオーバー(特別版) [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51uYCRIYpTL.jpg)
2014年に行われた伝説のゲーム「E.T.」発掘プロジェクトのDVD。
・1000冊以上収録「ファミコン攻略本研究本」がAmazonで予約開始!! 2015/09/12(土)

ファミコンの攻略本だけを集めたカタログ的研究本。ながめてるだけで幸せだ!
・宮本茂「マリオ・マリオが本名」発言について海外の意外な反応 2015/09/16(水)
・幻のファミコンソフト『NHK学園』の謎が解明される!? ※ファミコン総数が6本増えた可能性あり 2015/10/02(金)

ファミコン三大秘境の1つ。NHK学園の全貌にせまる記事。ただただ純粋な好奇心。コレクターを突き動かしているのはそれだけなのではないだろうか。僕はまだインターネットも何もなかった時代からファミコンコレクターをしてたけど、あのときは情報がまったくなかったので逆に何もかも新鮮で毎日が大発見だった。
この記事を読んだとき、いつの間にか忘れていたあの頃の気持ちを呼び起こさせてくれたような、全身が震えるような感動を憶えました。
「ファミコンソフトが何本あるのか」という疑問については、そのころからずっと抱いており、現在はいちおう1252本という数が定着しているようだが、任天堂の公式数が1047本であることはあまり知られてないし、何をもって1252本なのか、明確な説明が誰もできないのが現状だと思う。NHK学園の存在はそのような状況に一石を投じるものではないだろうか。(断っておくと、僕はべつに数を増やしたいわけじゃない。総数を知りたいだけなのだ)
世界的に注目されている日本のレトロゲームにおいて、このような貴重な資料はまさに日本の宝だと思う。そういう意味ではもっと注目されてもいいニュースだった。
・任天堂LINE公式アカウント「クリボーは栗じゃないよ」発言が物議!? 常識ですやん…… 2015/10/02(金)
・レトロゲーム雑誌「ゲームサイド」シリーズが休刊 最新号は発売中止へ 2015/10/08(木)
・メガドライブ互換機「MDコンパクト」12月31日発売開始!! 2015/10/21(水)

ファミコンやスーファミが主流だった互換機界にメガドライブが登場。
・『スーパーマリオ』最速クリア動画の解説&現在の世界ランキング 2015/10/21(水)
『スーパーマリオブラザーズ』はいまだに世界中のゲーマーにプレイされており、クリアタイムが競われている。そのような名作が日本で生まれたことを誇りに思う。
・21年ぶり新作FCカセット『8BIT MUSIC POWER』予約販売開始!! 2015/11/26(木)

発売直後はAmazonランキングで10位以内に入るなど大健闘。2016年1月31日発売。『ミスタースプラッシュ』をはじめ、この手の「○○年ぶりの新作」にはあまり食指がうごかなかった私も思わず購入してしまった。到着が楽しみです。
つづいては2015年にネットオークションにて落札された主なファミコン関連品の総まとめ。
<オークション部門>
・とあるファミコンソフトの“空箱のみ”が約3万円で落札される!!

・『聖鈴伝説リックル』の“箱説のみ”が3万5000円で落札される!!

ファミコンソフトの相場は時代によって変動してきた。『聖鈴伝説リックル』はここ数年で目覚ましく評価をあげたソフトの1つだ。発売は1992年6月と末期も末期。ここ数年で評価を上げているソフトに共通するのはファミコン末期(91~94年頃)の発売であることが挙げられる。しかもソフト単体よりも箱説のほうが高値がつくという妙な現象が起こったりするのだ。これを「北京ダック現象」とでも名付けようか。
その理由は2周目に入っているコレクターの存在が大きい。2周目とは、たとえばファミコンのすべてのソフトを集め終えたコレクターがさらにそのコレクションの充実をはかるため、裸で持っていたソフトの説明書や箱をそろえたり、もっと状態の良いものを重複で買い求めたりする行為のことだ。そういえば、これの完品ってあまり見たことないなあってソフトがいつの間にかものすごいプレミアソフトに化けてたりするのである。
・『エグゼドエグゼス』ゴールドステッカーバージョンが高額落札される

・『名門!第三野球部』シルバー版がヤフオクに登場!!

・『ゼルダの伝説』チャルメラバージョン即決20万円が速攻で落札される!!

ファミコン再評価時代初期には見向きもされなかったものがここ数年注目を集めている。“見向きもされなかった”とあえて語弊ある言い方をたが、要は昔から存在が知られており希少品であることは間違いないのだが、ただのラベル違いだったりパッケージ違いだったりと、あまり魅力がないわりに高値だったもののことを指す。もっとわかりやすく言うと上級者向けアイテムってやつだ。それらが近年になってにわかに脚光を浴びている。
その理由は市場の円熟と海外コレクターの存在。日本のコレクター上級者はおよそ手に入れたいものは手に入れているので「正直あまり欲しくないがもう集めるものがないので」という惰性でこういうものに手を出している傾向がある。そして現在勢いのある海外コレクターたちはとりあえず珍しいものなら手あたり次第という印象を受ける。全世界をまきこんだレトロゲーム戦国時代はもう始まっているのだ。
・一見ただのファミコンディスク5枚が17万円になった本当の理由

とあるファミコンディスクの説明書に注目が集まった。ディスクの説明書には冊子タイプと一枚タイプがあるのだが、一枚タイプは主に書き換え版などについてくるものでカラーコピーなども存在するため純正のものが少ないと言われている。また、どこまで種類があるのかも完全にわかっていないのが現状だ。したがってたまにオークションでこのようなレア物が出てくると、びっくりするくらいの値段で落札されたりするのだ。まだまだディスクシステムは夢が広がるなあ。
・『さんまの名探偵』50本セットがヤフオクに登場!!

たまにあるんだよね。こういう同一ソフトの大量出品。それがちょっとしたプレミア物だったらさあ大変。市場価格は大暴落。我がブログではそのような現象のことを「プレミア殺し」と呼んでいる。過去にはプチプレミアソフトで知られていた『ファミリーベーシックV3』がプレミア殺しの被害にあった事例もある。ちなみに『さんまの名探偵』は並ソフトだ。参考までに。
・一見なんの変哲もない出品物の中に光り輝くファミコンカセットが!?

これもオークションでよくある現象。なにげない出品物の中にプレミア物が混ざっているケースだ。たいていの場合、タイトルや説明文にその存在がわかるようなことは書かれておらず、写真にたまたま映り込んでたりしている。これを「ファミコン心霊写真」とでも名付けようか。
ただし気を付けなければならないのは、これを逆手にとってあえて何も説明せず偽物を混ぜてくるやつがいるということだ。たいていの場合、未チェック状態のジャンク品で出品者は不自然なくらい何も知らないか、あるいは代理出品である。したがって「ファミコン心霊現象」を見つけたら、あせって入札するのは禁物だ。
・『ロックマン』発売時に配られた非売品ウォッチ

・これが本当の『ソロモンの鍵』 高値で落札される

・『影の伝説』懸賞品「おしゃべり霧姫」のぬいぐるみが約9万円で落札される!!

一昔前なら、よっぽどのファンじゃない限り収集対象じゃなかった個別グッズたちが、主に海外オークション代行業者とみられるIDに落札されているケースが目立った。個別グッズの特徴としては、種類は無数にあるが1つ1つの数が少ないということが挙げられる。あくまでも脇役、あるいはディスプレイ要員という感は否めなめないが、中にはこういうグッズ専門のコレクターも存在することを忘れてはいけない。
・「駄菓子屋とかにあった引くやつ」驚きの高値になった理由

このようなパチモノ系を集めているコレクターはいるが、なぜこれがこんなに高値なのか正直疑問が残る。ちなみにこれと同じものは何度か出品されており、いずれも同じような値段で落札されていた。
・あの“ファミコンランド”が落札されていた!!

私オロチが個人的に印象に残っているはこの「ファミコンランド」だ。ファミコングッズのなかでもこういった家財類が完品で残ってることは奇跡としか言いようがない。一般的に言えばこれはただの不用品だもんね。
・ファミコンカセット専用アタッシュケースが8万円越え!! 気になるその中身とは!?
たまにはこんなネタも。続きはリンク先で。
・当時物マリオとピーチ姫のフィギュアに4万円を越える値がつく

フィギュアは人気の衰えないジャンルだ。当然ファミコングッズも例外ではない。それがマリオグッズでしかもピーチ姫と対子ともなれば満貫確定。さらに当時物、完品ということで合計6翻。跳満です。(麻雀知らないひとごめんなさい)
・シャープ製「業務用ファミコン」の説明書が8万円を越える事案が発生
・ファミコンテレビ「シャープC1」のコントローラのみが6万円で落札される
・知る人ぞ知るファミコンテレビC1専用キーボードがヤフオクに登場!!

ファミコンテレビC1は2015年も絶好調。評価は下がるどころか上がる一方だ。しまいにはコントローラのみで6万円ですよ。そんな中、専用キーボードが久々に登場。改めて存在感を示した。
一方、業務用ファミコン関連グッズも順調そのもの。本体はもとより専用ROM、専用コインボックス、上述の説明書や、看板(案内札)なども高値で取引されている。ブログでは紹介しきれなかったが一時期、安値で大量に出回っていた業務用スーパーファミコンのほうも息を吹き返しているようだ。
・すべて任天堂に回収されたはずの「ディスクライターの鍵」がヤフオクに登場!!

現存するディスクライターは任天堂の倉庫に眠る1台のみといわれている。コレクターにとっては手の届かない夢のまたドリーム。せめて鍵だけでもと願うのがコレクター心というものか。
・幻のFCコントローラ「透明ジョイカード」がヤフオクに登場!! 3万円で落札される

レトロゲームショップはおろかオークションにも滅多に出回らない幻のコントローラが登場。僕がこれを市場で見たのは3回目だ。
・アンティークTV型ファミコンが15万円で落札される事案が発生

手作りの一点ものと見られるアンティークTV型ファミコンが高値で取引されていた。ファミコンの改造といえばAV出力化などのパフォーマンス向上路線が主流であり、今回の出品物のようなデザイン重視路線はあまり例がない。ディスカバリーチャンネルでやってる番組「アメリカン・ビンテージ大修復!ビフォー&アフター」に出て来る西洋的な趣向なのだろうが、この手のものの評価が高くなっているところに時代の流れを感じる。レトロゲームの楽しみ方の幅は確実に広がっているようだ。
・ファミコンROM版『キラキラスターナイト』がオークション流出!? 10万円弱で落札される事態に!

同人ファミコンソフト。世界に1つしかないはずのROMがなぜオークションに!?
・未発売サンソフト『SUNMAN』が流出!? 制作スタッフに意外な人物が!
・世界初カセット式レトロゲーム機「チャンネルF」 世にも不思議なコントローラ
・バンダイ「光速船」が10万円弱で落札される事案が発生
ファミコン以前のレトロゲームハードは壊れたりなんだりで、完動品はどんどん世の中から姿を消しているので、年々、その価値が高まっている。
・SEGAレトロハード「SG-1000」互換機「SD-G5」が22万円で落札される
・PCエンジン内臓モニター「PC-KD863G」が34万円で落札される
・未使用「ワンダーメガ」本体RG-M1が48万円で落札される!!
・ロックマン1・2・3・4・5・6公式ガイドブックがプレミア化していた件
・ドリームキャスト一体型テレビ「CX-1」 新品だったら40万!?
今年、人気レトロゲーム番組「ゲームセンターCX」でプレイステーションが解禁されるという象徴的な出来事があった。レトロゲームはその性質上、どんどん新しいハードを飲み込んでいく。そして、古いものから順番に価値が高くなっていく宿命だ。スーパーファミコンのソフトが捨て値で売られていたのは遠い昔のことである。
その勢いとは裏腹にレトロゲーム市場の二極化は止まらない。元々プレミア物だったものはさらにその評価を上げている。ここには載せてないが海外で人気のネオジオ勢も健在。これからもファミコン以降のレトロゲームたちに注目していきたい。
・任天堂の初期アーケードゲーム「モンキーマジック」50万円弱で落札される
・天野ゲーム博物館が所蔵筐体を次々放出!? 閉鎖の噂も……
任天堂「モンキーマジック」はマニアもうなる幻の逸品。2015年も様々なアーケードゲームやエレメカが市場を賑わせた。しかしながらレトロアーケードゲームは家庭用ゲームよりも維持・保存が難しい分野。問題は山積みだ。
<総評>
ファミコン30周年のメモリアルイヤーの盛り上がりから2年がたった2015年のファミコン界は、だいぶ落ち着きを取り戻している。任天堂岩田元社長の訃報、コナミの迷走、ゲームサイド休刊と、悲しいニュースもあったが、「NHK学園」の再発掘、21年ぶりの新作ファミコンソフトなど明るいニュースもあった。ファミコン世界の可能性はまだまだ無限大だ。
レトロゲーム全般で見てみると、なんといっても「任天堂プレイステーションの発見」が熱かった。「メディア芸術データベースの公開」、そして「レトロフリークの発売」と気運はさらに高まっている。しかしながら海外流出問題がもはや常態化してしまったと感じた。
そろそろ国内のレトロゲーム界で、何か大きなうねりがあってもいいのではないか。関係者、コレクター、その他、いろんな人が集まってドーンとやったらいいじゃない。そんなことを思う年の暮れであった。
<ニュース部門>
・人力TAS成功で『スーパーマリオワールド』最速クリア記録が5分以上更新される!! 2015/01/23(金)
コンピュータ解析によって判明したバグ技は、たいていの場合、人力で再現するのは極めて困難(理論的には可能)、それを人力でやってしまおうとチャレンジしている人たちがいる。この動画はその成功例の1つだった。
・有名ゲームアイドルが事務所社長と結婚していたことが判明し不倫逃亡中!? レアソフト転売された某漫画家は大激怒 2015/01/13(火)
・『忍者ハットリ君』親父がちくわといっしょに鉄アレイを投げる理由が判明!? 2015/01/25(日)
思えば当時は何の疑問もなく「ちくわと鉄アレイ」という組み合わせを受け入れていたなあ。子ども時代の素直さおそるべし(笑)
・11種対応レトロゲーム互換機「レトロフリーク」2015年春発売予定!! 2015/03/09(月)

結局2015年10月31日に発売された待望の複合型レトロゲーム互換機。現時点で発売から2か月が経過した今、真価が問われている。
・ソニックが米SEGAのマスコットキャラクタになった理由が判明 2015/03/13(金)
・史上最悪のクソゲーとされる『E.T.』の作者「お前ら、やったことあるの?」 2015/03/14(土)
・文化庁が「メディア芸術データベース」を公開 漫画・アニメ・ゲームなど約40万件を掲載 2015/03/17(火)

久々に見に行ったがとく何も変わってないようだ。我がブログが指摘させてもらったデータの間違いや、そもそも追加予定だったのかどうか知らないがメタデータの追加も見られない。データは随時更新するとは書いてあるが、このままだと忘れ去られていってしまうよ。
・iPhoneがゲームボーイ互換機になる!? 「SMART BOY」画像が流出 2015/03/31(火)
・愛知に出没する謎の「リアルマリオ軍団」密着ドキュメンタリー番組放送へ 2015/05/13(水)
ただコスプレして道路を走ってるだけの集団かと思ったら、幼稚園や老人ホームを慰問したり、けっこう活動的で驚いた。「あのマリオ軍団が来る!」って地元のお祭りのチラシにも載ってたりして、権利問題大丈夫かと余計な心配してまうが、陽気なコスプレ集団というイメージとは正反対で、メンバーそれぞれ事情をかかえながらの活動だったようだ。
・「コナミがつぶした」さくまあきら氏Twitterで『桃鉄』終了宣言 2015/06/03(水)
・さくま氏『桃鉄』終了宣言にコナミ反応「続けます」→どっちやねん!! 2015/06/05(金)
2015年はコナミが、ゲーマーやファンを裏切るような行為をくり返した年だった。その波紋は世界に及んでいる。
・捨てられていた初代アップルコンピュータに2500万円の値がつく 2015/06/03(水)
日本ではあまり話題になっていないが、けっこうすごいニュースだったと思うよ。
・宮本茂「マリオで本当にやってほしいステージは2-1だった」 2015/06/24(水)

任天堂デジタルイベント『スーパーマリオメーカー』のプレゼン動画にて『スーパーマリオ』の開発者である宮本氏・手塚氏が登場。貴重な当時のコース設計図を公開したうえで開発秘話などを語った。
・SEGA幻ハード「マルチメガ」日本版が発掘される 2015/06/27(土)
・任天堂版「プレイステーション」幻の試作機が海外で発見される!! 2015/07/04(土)

2015年最大のレトロゲーム関連トピックスはこれだと思う。ただ、発見されたのが海外ということで日本のゲーム機のことなのに日本ではいまいち盛り上がりに欠けている印象は否めない。来年は日本でもぜひ展示イベントとかやってください。
・【訃報】任天堂岩田社長が死去 2015/07/13(月)
・任天堂 岩田聡さん 追悼記事まとめ 2015/07/14(火)
突然の訃報でした。
・ファミコンを利用した競馬の投票サービスが終了へ 2015/07/20(月)
・クソゲー発掘ドキュメント「ATARI GAME OVER」9月16日発売 2015/07/28(火)
![ATARI GAME OVER アタリ ゲームオーバー(特別版) [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51uYCRIYpTL.jpg)
2014年に行われた伝説のゲーム「E.T.」発掘プロジェクトのDVD。
・1000冊以上収録「ファミコン攻略本研究本」がAmazonで予約開始!! 2015/09/12(土)

ファミコンの攻略本だけを集めたカタログ的研究本。ながめてるだけで幸せだ!
・宮本茂「マリオ・マリオが本名」発言について海外の意外な反応 2015/09/16(水)
・幻のファミコンソフト『NHK学園』の謎が解明される!? ※ファミコン総数が6本増えた可能性あり 2015/10/02(金)

ファミコン三大秘境の1つ。NHK学園の全貌にせまる記事。ただただ純粋な好奇心。コレクターを突き動かしているのはそれだけなのではないだろうか。僕はまだインターネットも何もなかった時代からファミコンコレクターをしてたけど、あのときは情報がまったくなかったので逆に何もかも新鮮で毎日が大発見だった。
この記事を読んだとき、いつの間にか忘れていたあの頃の気持ちを呼び起こさせてくれたような、全身が震えるような感動を憶えました。
「ファミコンソフトが何本あるのか」という疑問については、そのころからずっと抱いており、現在はいちおう1252本という数が定着しているようだが、任天堂の公式数が1047本であることはあまり知られてないし、何をもって1252本なのか、明確な説明が誰もできないのが現状だと思う。NHK学園の存在はそのような状況に一石を投じるものではないだろうか。(断っておくと、僕はべつに数を増やしたいわけじゃない。総数を知りたいだけなのだ)
世界的に注目されている日本のレトロゲームにおいて、このような貴重な資料はまさに日本の宝だと思う。そういう意味ではもっと注目されてもいいニュースだった。
・任天堂LINE公式アカウント「クリボーは栗じゃないよ」発言が物議!? 常識ですやん…… 2015/10/02(金)
・レトロゲーム雑誌「ゲームサイド」シリーズが休刊 最新号は発売中止へ 2015/10/08(木)
・メガドライブ互換機「MDコンパクト」12月31日発売開始!! 2015/10/21(水)

ファミコンやスーファミが主流だった互換機界にメガドライブが登場。
・『スーパーマリオ』最速クリア動画の解説&現在の世界ランキング 2015/10/21(水)
『スーパーマリオブラザーズ』はいまだに世界中のゲーマーにプレイされており、クリアタイムが競われている。そのような名作が日本で生まれたことを誇りに思う。
・21年ぶり新作FCカセット『8BIT MUSIC POWER』予約販売開始!! 2015/11/26(木)

発売直後はAmazonランキングで10位以内に入るなど大健闘。2016年1月31日発売。『ミスタースプラッシュ』をはじめ、この手の「○○年ぶりの新作」にはあまり食指がうごかなかった私も思わず購入してしまった。到着が楽しみです。
つづいては2015年にネットオークションにて落札された主なファミコン関連品の総まとめ。
<オークション部門>
・とあるファミコンソフトの“空箱のみ”が約3万円で落札される!!

・『聖鈴伝説リックル』の“箱説のみ”が3万5000円で落札される!!

ファミコンソフトの相場は時代によって変動してきた。『聖鈴伝説リックル』はここ数年で目覚ましく評価をあげたソフトの1つだ。発売は1992年6月と末期も末期。ここ数年で評価を上げているソフトに共通するのはファミコン末期(91~94年頃)の発売であることが挙げられる。しかもソフト単体よりも箱説のほうが高値がつくという妙な現象が起こったりするのだ。これを「北京ダック現象」とでも名付けようか。
その理由は2周目に入っているコレクターの存在が大きい。2周目とは、たとえばファミコンのすべてのソフトを集め終えたコレクターがさらにそのコレクションの充実をはかるため、裸で持っていたソフトの説明書や箱をそろえたり、もっと状態の良いものを重複で買い求めたりする行為のことだ。そういえば、これの完品ってあまり見たことないなあってソフトがいつの間にかものすごいプレミアソフトに化けてたりするのである。
・『エグゼドエグゼス』ゴールドステッカーバージョンが高額落札される

・『名門!第三野球部』シルバー版がヤフオクに登場!!

・『ゼルダの伝説』チャルメラバージョン即決20万円が速攻で落札される!!

ファミコン再評価時代初期には見向きもされなかったものがここ数年注目を集めている。“見向きもされなかった”とあえて語弊ある言い方をたが、要は昔から存在が知られており希少品であることは間違いないのだが、ただのラベル違いだったりパッケージ違いだったりと、あまり魅力がないわりに高値だったもののことを指す。もっとわかりやすく言うと上級者向けアイテムってやつだ。それらが近年になってにわかに脚光を浴びている。
その理由は市場の円熟と海外コレクターの存在。日本のコレクター上級者はおよそ手に入れたいものは手に入れているので「正直あまり欲しくないがもう集めるものがないので」という惰性でこういうものに手を出している傾向がある。そして現在勢いのある海外コレクターたちはとりあえず珍しいものなら手あたり次第という印象を受ける。全世界をまきこんだレトロゲーム戦国時代はもう始まっているのだ。
・一見ただのファミコンディスク5枚が17万円になった本当の理由

とあるファミコンディスクの説明書に注目が集まった。ディスクの説明書には冊子タイプと一枚タイプがあるのだが、一枚タイプは主に書き換え版などについてくるものでカラーコピーなども存在するため純正のものが少ないと言われている。また、どこまで種類があるのかも完全にわかっていないのが現状だ。したがってたまにオークションでこのようなレア物が出てくると、びっくりするくらいの値段で落札されたりするのだ。まだまだディスクシステムは夢が広がるなあ。
・『さんまの名探偵』50本セットがヤフオクに登場!!

たまにあるんだよね。こういう同一ソフトの大量出品。それがちょっとしたプレミア物だったらさあ大変。市場価格は大暴落。我がブログではそのような現象のことを「プレミア殺し」と呼んでいる。過去にはプチプレミアソフトで知られていた『ファミリーベーシックV3』がプレミア殺しの被害にあった事例もある。ちなみに『さんまの名探偵』は並ソフトだ。参考までに。
・一見なんの変哲もない出品物の中に光り輝くファミコンカセットが!?

これもオークションでよくある現象。なにげない出品物の中にプレミア物が混ざっているケースだ。たいていの場合、タイトルや説明文にその存在がわかるようなことは書かれておらず、写真にたまたま映り込んでたりしている。これを「ファミコン心霊写真」とでも名付けようか。
ただし気を付けなければならないのは、これを逆手にとってあえて何も説明せず偽物を混ぜてくるやつがいるということだ。たいていの場合、未チェック状態のジャンク品で出品者は不自然なくらい何も知らないか、あるいは代理出品である。したがって「ファミコン心霊現象」を見つけたら、あせって入札するのは禁物だ。
・『ロックマン』発売時に配られた非売品ウォッチ

・これが本当の『ソロモンの鍵』 高値で落札される

・『影の伝説』懸賞品「おしゃべり霧姫」のぬいぐるみが約9万円で落札される!!

一昔前なら、よっぽどのファンじゃない限り収集対象じゃなかった個別グッズたちが、主に海外オークション代行業者とみられるIDに落札されているケースが目立った。個別グッズの特徴としては、種類は無数にあるが1つ1つの数が少ないということが挙げられる。あくまでも脇役、あるいはディスプレイ要員という感は否めなめないが、中にはこういうグッズ専門のコレクターも存在することを忘れてはいけない。
・「駄菓子屋とかにあった引くやつ」驚きの高値になった理由

このようなパチモノ系を集めているコレクターはいるが、なぜこれがこんなに高値なのか正直疑問が残る。ちなみにこれと同じものは何度か出品されており、いずれも同じような値段で落札されていた。
・あの“ファミコンランド”が落札されていた!!

私オロチが個人的に印象に残っているはこの「ファミコンランド」だ。ファミコングッズのなかでもこういった家財類が完品で残ってることは奇跡としか言いようがない。一般的に言えばこれはただの不用品だもんね。
・ファミコンカセット専用アタッシュケースが8万円越え!! 気になるその中身とは!?
たまにはこんなネタも。続きはリンク先で。
・当時物マリオとピーチ姫のフィギュアに4万円を越える値がつく

フィギュアは人気の衰えないジャンルだ。当然ファミコングッズも例外ではない。それがマリオグッズでしかもピーチ姫と対子ともなれば満貫確定。さらに当時物、完品ということで合計6翻。跳満です。(麻雀知らないひとごめんなさい)
・シャープ製「業務用ファミコン」の説明書が8万円を越える事案が発生
・ファミコンテレビ「シャープC1」のコントローラのみが6万円で落札される
・知る人ぞ知るファミコンテレビC1専用キーボードがヤフオクに登場!!

ファミコンテレビC1は2015年も絶好調。評価は下がるどころか上がる一方だ。しまいにはコントローラのみで6万円ですよ。そんな中、専用キーボードが久々に登場。改めて存在感を示した。
一方、業務用ファミコン関連グッズも順調そのもの。本体はもとより専用ROM、専用コインボックス、上述の説明書や、看板(案内札)なども高値で取引されている。ブログでは紹介しきれなかったが一時期、安値で大量に出回っていた業務用スーパーファミコンのほうも息を吹き返しているようだ。
・すべて任天堂に回収されたはずの「ディスクライターの鍵」がヤフオクに登場!!

現存するディスクライターは任天堂の倉庫に眠る1台のみといわれている。コレクターにとっては手の届かない夢のまたドリーム。せめて鍵だけでもと願うのがコレクター心というものか。
・幻のFCコントローラ「透明ジョイカード」がヤフオクに登場!! 3万円で落札される

レトロゲームショップはおろかオークションにも滅多に出回らない幻のコントローラが登場。僕がこれを市場で見たのは3回目だ。
・アンティークTV型ファミコンが15万円で落札される事案が発生

手作りの一点ものと見られるアンティークTV型ファミコンが高値で取引されていた。ファミコンの改造といえばAV出力化などのパフォーマンス向上路線が主流であり、今回の出品物のようなデザイン重視路線はあまり例がない。ディスカバリーチャンネルでやってる番組「アメリカン・ビンテージ大修復!ビフォー&アフター」に出て来る西洋的な趣向なのだろうが、この手のものの評価が高くなっているところに時代の流れを感じる。レトロゲームの楽しみ方の幅は確実に広がっているようだ。
・ファミコンROM版『キラキラスターナイト』がオークション流出!? 10万円弱で落札される事態に!

同人ファミコンソフト。世界に1つしかないはずのROMがなぜオークションに!?
・未発売サンソフト『SUNMAN』が流出!? 制作スタッフに意外な人物が!
・世界初カセット式レトロゲーム機「チャンネルF」 世にも不思議なコントローラ
・バンダイ「光速船」が10万円弱で落札される事案が発生
ファミコン以前のレトロゲームハードは壊れたりなんだりで、完動品はどんどん世の中から姿を消しているので、年々、その価値が高まっている。
・SEGAレトロハード「SG-1000」互換機「SD-G5」が22万円で落札される
・PCエンジン内臓モニター「PC-KD863G」が34万円で落札される
・未使用「ワンダーメガ」本体RG-M1が48万円で落札される!!
・ロックマン1・2・3・4・5・6公式ガイドブックがプレミア化していた件
・ドリームキャスト一体型テレビ「CX-1」 新品だったら40万!?
今年、人気レトロゲーム番組「ゲームセンターCX」でプレイステーションが解禁されるという象徴的な出来事があった。レトロゲームはその性質上、どんどん新しいハードを飲み込んでいく。そして、古いものから順番に価値が高くなっていく宿命だ。スーパーファミコンのソフトが捨て値で売られていたのは遠い昔のことである。
その勢いとは裏腹にレトロゲーム市場の二極化は止まらない。元々プレミア物だったものはさらにその評価を上げている。ここには載せてないが海外で人気のネオジオ勢も健在。これからもファミコン以降のレトロゲームたちに注目していきたい。
・任天堂の初期アーケードゲーム「モンキーマジック」50万円弱で落札される
・天野ゲーム博物館が所蔵筐体を次々放出!? 閉鎖の噂も……
任天堂「モンキーマジック」はマニアもうなる幻の逸品。2015年も様々なアーケードゲームやエレメカが市場を賑わせた。しかしながらレトロアーケードゲームは家庭用ゲームよりも維持・保存が難しい分野。問題は山積みだ。
<総評>
ファミコン30周年のメモリアルイヤーの盛り上がりから2年がたった2015年のファミコン界は、だいぶ落ち着きを取り戻している。任天堂岩田元社長の訃報、コナミの迷走、ゲームサイド休刊と、悲しいニュースもあったが、「NHK学園」の再発掘、21年ぶりの新作ファミコンソフトなど明るいニュースもあった。ファミコン世界の可能性はまだまだ無限大だ。
レトロゲーム全般で見てみると、なんといっても「任天堂プレイステーションの発見」が熱かった。「メディア芸術データベースの公開」、そして「レトロフリークの発売」と気運はさらに高まっている。しかしながら海外流出問題がもはや常態化してしまったと感じた。
そろそろ国内のレトロゲーム界で、何か大きなうねりがあってもいいのではないか。関係者、コレクター、その他、いろんな人が集まってドーンとやったらいいじゃない。そんなことを思う年の暮れであった。
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