任天堂も黙認!? 「ドンキーコング2」を勝手に作った男の物語
ドンキーコングには『2』があった!?
・あくまでも忠実に、それでいて難しく~不朽の名作に対するアーケードファンの愛着から生まれた続編 「ドンキーコング2」(Donkey Kong 2 Jumpman Returns) (ゲームレガシー)

『ドンキーコング』の続編といえば『ドンキーコングJr』だってことは多くのファミコン少年が知っている。マリオが悪役になった唯一の作品だよね。いわゆる黒歴史ってやつ。まあ、そんなマリオさんも1作目(アーケード版)のときは正式名がなく「Jumpman」とか呼ばれてたっけ。で、ドンキーコングの続編が『2』でなく『Jr』とした経緯については、製作者の任天堂・宮本氏が単純な続編をつくるのを嫌ったという話をどっかで聞いたことあります。(ティップタップ?なんですかそれ)
しかし今回は、そんな『ドンキーコング』の続編を一人のファンが長い時間をかけて、勝手につくってしまったというお話だ。
『Donkey Kong II Jumpman Returns』がアーケードに登場したのは2006年。製作者はJeff Kulczyckiというレトロアーケードゲームの熱狂的ファンだった。検索してみたら彼の公式サイトを見つけたよ。
リンク:Jeff Kulczycki公式サイト
ゲーム内容は以下、記事より引用。
彼は自宅にゲームルームに20台ほどのマシーンを保有しているくらいのアーケードファンだった。やがて、プレイする度にいちいちコインを投入するのが面倒になった彼は、自宅のマシーンにフリープレイ改造を施しはじめたという。
何台かのマシーンをフリープレイ化させたあと、同じように『ドンキーコング』にとりかかった彼は、そのROMの中に未使用のグラフィックデータを見つけたんだとか。以下引用。
このへん、ドラマチックだなあ。
かくしてJeff Kulczycki氏の試行錯誤の日々がスタートした。制作は困難を極め、プログラム完成までに3年半もの歳月を費やしたという。しかし作業はここで終わらなかった。彼は次に筐体デザインに取り掛かったのだ。

Image by flickr.com
・Donkey Kong Arcade Machine – Raising The Dead - Part 1(RetroVideoGamer)
こちらの記事によると内容も然ることながら、その本当の魅力は、あくまでも本物っぽさを追求した“見事なアートワーク”だと言う。(ちなみに、こちらの記事では『ドンキーコング2』は2009年リリースとなっていた、まあどっちでもいいけど。)
現に、彼のいい仕事は「アートパッケージ」として販売されていた形跡を見つけたよ。

※任天堂の古いアーケード筐体をドンキーコング2仕様にするアートパッケージ(This Old Game)
しかし彼の凄いところはそれだけじゃなかったのだ。
なんとJeff Kulczycki氏は、その出来上がったマシーンと関連資料のすべてを任天堂へ提供するという行動に出たのだった。あわよくば任天堂さんの公認を取ろうとしたわけだ。
記事ではそのときの様子をこう綴っている。
なんだか知らないけど米任天堂さんはこういうところ、寛容だよね。詳しく知りたい方はゲームレガシーさんの記事を読んでください!
※プレイ動画を見つけたので貼っておきました。日本でも稼働してたのね。
・あくまでも忠実に、それでいて難しく~不朽の名作に対するアーケードファンの愛着から生まれた続編 「ドンキーコング2」(Donkey Kong 2 Jumpman Returns) (ゲームレガシー)

『ドンキーコング』の続編といえば『ドンキーコングJr』だってことは多くのファミコン少年が知っている。マリオが悪役になった唯一の作品だよね。いわゆる黒歴史ってやつ。まあ、そんなマリオさんも1作目(アーケード版)のときは正式名がなく「Jumpman」とか呼ばれてたっけ。で、ドンキーコングの続編が『2』でなく『Jr』とした経緯については、製作者の任天堂・宮本氏が単純な続編をつくるのを嫌ったという話をどっかで聞いたことあります。(ティップタップ?なんですかそれ)
しかし今回は、そんな『ドンキーコング』の続編を一人のファンが長い時間をかけて、勝手につくってしまったというお話だ。
『Donkey Kong II Jumpman Returns』がアーケードに登場したのは2006年。製作者はJeff Kulczyckiというレトロアーケードゲームの熱狂的ファンだった。検索してみたら彼の公式サイトを見つけたよ。
リンク:Jeff Kulczycki公式サイト
ゲーム内容は以下、記事より引用。
ドンキーコング2は全8面あり、うち半分はオリジナルのドンキーコングのそれを使っています。(中略)追加面は、オリジナルの面と並列されていることもあってか、原作のゲーム性を踏襲しており、その意味ではより忠実なものといえます
彼は自宅にゲームルームに20台ほどのマシーンを保有しているくらいのアーケードファンだった。やがて、プレイする度にいちいちコインを投入するのが面倒になった彼は、自宅のマシーンにフリープレイ改造を施しはじめたという。
何台かのマシーンをフリープレイ化させたあと、同じように『ドンキーコング』にとりかかった彼は、そのROMの中に未使用のグラフィックデータを見つけたんだとか。以下引用。
それは台に乗ったセメントが横に傾いてこぼれ落ちる動きを表したスプライトでした。これを実際のゲームに出してみたいと思ったのです。 また単なる機能の追加だけでは飽き足らず、ゲーム自体をアレンジしてみたいという気持ちもありました。
このへん、ドラマチックだなあ。
かくしてJeff Kulczycki氏の試行錯誤の日々がスタートした。制作は困難を極め、プログラム完成までに3年半もの歳月を費やしたという。しかし作業はここで終わらなかった。彼は次に筐体デザインに取り掛かったのだ。

Image by flickr.com
・Donkey Kong Arcade Machine – Raising The Dead - Part 1(RetroVideoGamer)
こちらの記事によると内容も然ることながら、その本当の魅力は、あくまでも本物っぽさを追求した“見事なアートワーク”だと言う。(ちなみに、こちらの記事では『ドンキーコング2』は2009年リリースとなっていた、まあどっちでもいいけど。)
現に、彼のいい仕事は「アートパッケージ」として販売されていた形跡を見つけたよ。

※任天堂の古いアーケード筐体をドンキーコング2仕様にするアートパッケージ(This Old Game)
しかし彼の凄いところはそれだけじゃなかったのだ。
なんとJeff Kulczycki氏は、その出来上がったマシーンと関連資料のすべてを任天堂へ提供するという行動に出たのだった。あわよくば任天堂さんの公認を取ろうとしたわけだ。
記事ではそのときの様子をこう綴っている。
残念ながら宮本氏が遊んだかどうかは不明で、また外部の持ち込み企画ということもあり、実際の商品化にも至らなかったのですが、任天堂からは好意的な反応をもらったそうです。最終的な見解までは分からないものの、ドンキーコング2が今でもアーケードで普通に遊べることを考えると、黙認されているということかもしれません。
なんだか知らないけど米任天堂さんはこういうところ、寛容だよね。詳しく知りたい方はゲームレガシーさんの記事を読んでください!
※プレイ動画を見つけたので貼っておきました。日本でも稼働してたのね。
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