2016年12月の気になるファミコン関連グッズ
2016年12月15日19:39
オークション 話題
・ファミコン ファミリートレーナー 本体 ☆ ソフト 9個 ☆ FC
よく見る「ファミリートレーナー」は基本セットといって、専用ソフト第1弾『アスレチックワールド』が同梱されているが、この「マットコントローラー」ってやつはその名の通りマットのみの単品商品。つまり「ファミリートレーナー」ってのはシステムの名前であってマットの名前ではないので勘違いしてたひとは憶えておこうね!
ファミリートレーナー専用ソフトの新品、あるいは状態の良いものは昔からわりと多く残っているが、後半のソフトほど数が少ないようだ。
ちなみに手前右はファミコングッズではなく「風雲!たけし城 WaterLaser風雲水鉄砲 Z-1」なるもので、エレクトロサウンド機能、レーザーライト機能や、水鉄砲の限界を越えた連続発射能力が搭載されたハイテク水鉄砲であり、タンクは1300ccも入る背負うタイプだった。実際に番組で使われたらしく、プレミア付いてたりする。
FC-DISC 名門女子高生 セーラー服美少女図鑑 全6巻 セット
パッと見、全部同じかなと思ったら下に小さく書いてある副題みたいなのが違う。#1名門山の手お嬢様女子高編A、#2同B、#3名門清純お嬢様公立女子高生編A、#4同B、#5名門純愛お嬢様私立女子高生編A、#6同Bとなっている。
内容はおっさんがひたすらハシゴ上るゲーム。
レッドオクトーバーを追え 非売品 未発売サンプル起動確認済み
発売中止ファミコンソフト『レッドオクトーバーを追え』ですね。1993年1月中旬発売予定だったが、さすがにその時期はファミコンの末期も末期。1993年10月1日にはスーパーファミコン版が発売されているので、途中でスーファミへ移行したと思われる。
スーファミ版『レッドオクトーバー』はパッケージ下部をご覧の通り、スーパースコープ対応ソフト(内容の一部のみ)だが、wikiで調べるとスーパースコープ対応ソフトの中に、こいつの名前を確認できない。誰か追加しといて!
TAITO ファミコン 影の伝説 懸賞品 おしゃべり霧姫(非売品)
おしゃべり霧姫のついては当サイトのこちらの記事にも詳しく解説してる。
『影の伝説』の説明書に記載された応募条件によると以下引用。青葉の章、紅葉の章、雪の章、2回クリアすると、なんと”霧姫”がもう1度出現するんだ。そこで画面写真を撮り、応募用紙に記入の上、いっしょにタイトーまで送ってください。
なかなかのハードルである。先着1000名に当たったらしいが、もっと言うと、大当たりがこの「おしゃべり霧姫」で、2等が「影の伝説Tシャツ」、3等が「缶バッチ、シール、ペンケース等」となっており、それぞれ数が不明なので、こいつの実際の数も不明なのだ。
ちなみにこの、おしゃべり霧姫のデザインは『奇々怪界』の主人公、小夜ちゃんでおなじみ元タイトー藪崎久也氏だそうである。
★ FC 谷川浩司の将棋指南Ⅱ 新版 詰め将棋・次の一手 ★
市販ディスクシステムソフトの中でも5本の指に入る希少品。『谷川浩司の将棋指南Ⅱ』のB面に収録されている「詰め将棋・次の一手」を新版に書き換えたものである。これをタイトルの1つとしてファミコン総数1252本の中に含めるのが通例であった。
データの書換という性質のみに言及するならば、同じような性質の『なんてったって!!ベースボール』の子ガメカセットも数に入っている。しかし、当ブログが何度も主張しているように、だったら『ベストプレープロ野球』のデータROM『’89-Apr』や、今年、その存在が再確認された『’90-Jun』がファミコン総数に入ってない理由は何なのか……
※サムネイル画像:今年10月に再確認された幻のソフト『’90-Jun』。詳しくはこちらの記事参照。
ちゃんとした理由があるなら数に入れるべきだし、なければこの系統のソフトはごっそり抜くべきだし、どちらにせよハッキリさせたほうがいいと思うのである。天文界ですら「冥王星は惑星じゃなかった」って認めたじゃん。間違いはさっさと認めて前に進もうぜ!
①ファミリーコンピューター ディスクシステム 謎の村雨城 20本
③ファミリーコンピューター スターホース 18本セット
相場殺し案件2つ。最初は謎の村雨城。ディスクは段ボールごと出てくること多いですね。タイトルロゴがでかでかと描かれた段ボールが魅力的です。つぎはスターホースですか。たしかセガのメダルゲームですよね。というのは冗談で、確認したら『スーパースターフォース』でした。誤字なんかよくあることですよ。でも、これはちょっと間違えすぎですね(笑)
相場殺し案件といえばカルチャーブレーン系のソフトが過去に大量に出てきて大暴落したことがありました。『超人ウルトラベースボール』や『スーパーチャイニーズ2』、『同3』などはいまだに出てますね。
ディスクシステム 書き換え 店頭大ステッカー 看板 ポスター
ファミリーコンピューター必勝カードブック 第1巻 徳間書店
カードです。
ディスクシステムのソフトの書換店をしめす看板(ステッカー)と、徳間書店のファミコンカードですね。
「任天堂エンターテイメント」っていう楕円形の看板はオークションでよく見かけますけど、ディスクシステムの看板は珍しいです。ちなみに「任天堂エンターテイメント」の看板は最近また相場が上がりました。同じく店頭グッズである金のマリオ像もじわじわ上がっています。レトロゲーム高騰化の波はハードやソフトだけでなく、こうしたグッズにも押し寄せているようです。
新品FC NEWホリコマンダー2個セット
『NEWホリコマンダー』はNEWファミコンの普通のコントローラ差込口に直接、差し込めるコントローラです。NES仕様でないコントローラでは唯一かもしれません。元々プレミア品でしたが、新品とはいえ、ここまで行くとは驚きです。しかしながら、レトロゲーム界では、いわゆる本体とコントローラの逆転現象ってのがだいぶ前から起こっていて、どういうことかというと、ファミコンなどの家庭用レトロゲームの場合、本体よりもコントローラのほうが先にダメになるため、どうしてもコントローラの需要のほうが高いんです。
旧タイプ(赤白ファミコン)のコントローラは、数も多く、過去には捨て値で売られてましたが、TVとの接続問題(RF接続対応のテレビがない)や、コントローラのフィット感の違いなどで、やはり現在、人気なのはNEWファミコンであり、そのコントローラの相場は中古で2000~3000円ほど。状態によっては5000円を越えることもあり“本体のみ”よりも高くなる事案は珍しくありません。
そんな状況に便乗してか、数年前から互換コントローラ(上画像)なんてものが出ていますが、評判はあまり良くないようです。
ファミコンチラシ アルマジロII/少年魔術師インディ等 未使用品
幻のファミコンソフトとなったIGSの『アルマジロII』と『少年魔術師インディ』ですね。僕も少年魔術師インディに関してはかなり調べましたが、Youtubeに、当時のファミコン番組にて開発中の同ソフトが紹介された模様の動画がアップされていましたので、そちらを貼っておきます。
貴重な映像ですね。以下、オークション説明文より引用。【掲載タイトル】(全て発売中止)
FC アルマジロII/FC 少年魔術師インディ /GB アルマジロ外伝
SFC レイルロード・タイクーン/SFC お茶の間伝説
結局、このチラシに載ってるすべてのタイトルが発売中止になったそうですよ。すごいなあ。正直、欲しかったわ。
コナミ ゲームセレクタ RU003 RF端子 未使用
オロチ家でも現役バリバリで使ってるセレクタ。その最大の特徴はRF接続にも対応してることだけど、ぶっちゃけ、うちはNEWファミコン、PCエンジン、メガドライブで使ってるから、べつにこれじゃなくてもいいんだよね(笑)
※RF接続に対応するセレクター希少
ただ他に持ってないから使ってるだけであって、本当は違うやつが欲しいです。しかしこのセレクタをファミコングッズだと言い張って20年。当初は見向きもされなかったけど、未使用品とはいえ2万円か。いよいよ堂に入って来た感あるなあ。
<まとめ>
ここ最近のレトロゲーム高騰化で、最初から値段設定を高くしている出品者も多いですが、そんなことお構いなしに一本釣りしてるケースが目立っています。この場合、相場とか関係ないのにも関わらず、それが前例となってしまうと、レトロゲームがますます高騰化するというスパイラルが懸念されます。
また、昔はオークションといえば店舗市場よりもだいぶ安かったのですが、今はあまりそんな印象がありません(もちろん、割安になることのほうが多いですが)。さらに言うと、あくどいといわれているAmazonですら、オークション結果よりも安く売られている事例は少なくなく、見逃せない存在となりつつありますね。以上。2016年12月の気になるファミコングッズでした!
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