こんにちは。ファミコン研究家のオロチです。
ファミコンソフトのパッケージ絵を眺めているといろんな発見があります。たとえば、
背景と同化してる薄いおっさんがやたら多いなあとか……
気づいたらまとめたくなってくる性分なので困ったものです(笑)
さっそくクイズ形式で紹介していきますね!
<第8問>
※ちなみに出題番号はシリーズで通し番号となっております このキャラクターが描かれたファミコンソフトの名前をお答えください。
まずはメジャーどころから行こうかな。悪魔みたいなお城の横に、どう見ても血吸うのが得意そうな薄いおっさんが、目ん玉光らせてますね。あ、しまった、
もう答え言ってるようなもんじゃん(笑)
じゃあ答え合わせするよ!
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<第8問の答え合わせ>
『悪魔城ドラキュラ』(コナミ/1986,1993)
もともとディスクで発売されたコナミの名作アクション。ROMパッケージは1993年の再販版ですね。このパッケージ絵は、お城、薄いおっさん、キラリと光る武器など、パッケージ学的な見地からみても、かなり
ポイントを押さえた素晴らしいデザインです(笑)
次から7問ノンストップで行くよ!
<第9問>
フードをかぶった薄いおっさん。口元がなんかくやしそう(笑)
さて、このキャラクタが描かれたファミコンソフトの名前は何でしょう?
<第10問>
わりとしっかり描き込まれた赤目の薄いおっさん。薄いオッサンはたいてい空にいるので、全体的に青いのが特徴ですね。私はこれを
「限りなく透明に近いブルー」と呼んでいます(笑)
さて、このキャラクタが描かれたファミコンソフトの名前は何でしょう?
<第11問>
脳みそむき出しの半分薄いおっさん。ファミコンにはこの“半分だけ薄いおっさん”ってのも何人かいます。あれ、待てよ。これはチャンス問題ですね。なんと、
主人公の顔が見切れちゃってるじゃないですか。えっ、こんなやつ知らない?(笑) そんなわけないでしょう。ほら、サンソフトの、ほら……
<第12問>
ダースベイダー似の薄いおっさん。もういきなりヒント言っちゃうとこれもサンソフトのゲームですよ。ほら、BGMが評判の、ほら……
<第13問>
耳の尖ったスキンヘッドの薄いおっさん。
装飾の入った襟がいかにもSFに出てくる軍人って感じ。それにしても薄いおっさんは
白目率が高いですよね。ヒントですが、グラディウスの世界をモチーフとしたシミュレーションゲームといったら、さすがにわかっちゃうかな……
<第14問>
コミカルな感じの薄いおっさん。やっぱり黒目が描かれていると一気に親しみが湧きます。悩みを打ち明けたら普通にアドバイスとかくれそうですもんね(笑)
ヒントはタイトーの後期RPGです。知名度は低いですが評価はまあまあ。さて、このキャラクタが描かれたファミコンソフトの名前は何でしょうが
<第15問>
最後はメガネをかけたねずみ男みたいな薄いおっさん。
恐竜とか線路とか、もう色んなものが見切れちゃってますね。むしろ積極的に見切れていくスタイル(笑) ちなみに左側に見切れているのは主人公です。東洋的な雰囲気が特徴的なRPGでした。
さて、このキャラクタが描かれたファミコンソフトの名前は何でしょう?
それでは答え合わせです。
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<第9問の答え合わせ>
『ハイドライドスペシャル』(東芝EMI/1986年)
ドラクエに先駆けてリリースされた本格アクションRPGでしたが、その不親切な設計により人気を博すことはありませんでした。キャラクターは魔王バラリス。魔王というよりご
先祖様っぽいのは後光のせいでしょうか(笑)
<第10問の答え合わせ>
『アルテリオス』(日本物産/1987)
ドラクエの成功で猫も杓子もRPGといった時代にニチブツがリリースした作品。薄いおっさんは帝王サーベラー。その見事な同化っぷりは教科書といってもいいくらいです。
パッケージの左下、丸で囲まれた謎の2人組は、物語の核となるラド博士とレティシア譲ですが、右上の「1メガROM」だか「バックアップ機能云々」だかをこのひとたちが言ってるように見えますので、
このゲームの作者とその娘だと勘違いしてるひともいたでしょうから、改めて申し上げます。違います!(笑)
<第11問の答え合わせ>
『エイリアンシンドローム』(サンソフト/1988)
元々アーケードゲームだったという本作ですが、あまり知られていません。主人公の右横にいるエイリアンがほとんど映画「エイリアン」のエイリアンですね(笑)

ゲームの詳細については
セガ3D復刻プロジェクト公式サイトを読んでください(丸投げ)
<第12問の答え合わせ>
『ラフワールド』(サンソフト/1990)
元々は映画「ターミネーター」のゲームとして作られたというサンソフトのアクションゲーム。その
BGMはファミコン最高峰と呼び声も高い。調べてみたところ、以下のサントラ集に入っているみたいなので興味あるひとはチェックしてみてね!
<第13問の答え合わせ>
『コズミックウォーズ』(コナミ/1989)
某pediaや各種wikiなどネット情報では
「グラディウスは局地戦でしかなかった!」というキャッチコピーで、さぞかし大々的にリリースされようなこと書いてあったので、当時のファミコン雑誌を確認したところ、この時期のコナミは「レーサーミニ四駆」推しだった節があるね。グラディウスシリーズの総括的位置づけでありながら単発(外伝扱い)に終わったことからも、何らか理由であんまりプッシュしなかったんじゃないかなあと推測します。なお、VC化もされてない模様。

ちなみにそのキャッチコピーとされるものは、パッケージ裏の煽り文であり、むしろ「コナミ初のシミュレーション」ってのがメインコピーだったような気がします。当時の
広告や攻略記事(ファミマガ89年13号)等にも「グラディウス云々」は確認できませんでした。
<第14問の答え合わせ>
『SD刑事ブレイダー』(タイトー/1991)
薄いおっさんはキングジャドー。このゲームはSDの名を冠していますが
ガンダムシリーズではありません。タイトーがファミコン後期にリリースした宇宙刑事物RPGです。内容的は良くも悪くもマイナーRPGですね。エンカウント率が高いのは後期ファミコンRPGにはよくあることです(笑)
<第15問の答え合わせ>
『道 -TAO- 究極の世紀末ロープレ』(VAP/1989)
やたら宗教色の強いRPG。ファミコン再評価時代初期からカルトゲームとして有名でしたね。これは関係者に直接聞いた話なんですが、当時、メーカーがクリアできたひとに豪華プレゼントキャンペーンみたいなことやった際、
わずか数通しか手紙が来なかったらしいですよ。まさに世紀末みたいな難易度でした(笑)
ということでお送りしてきましたファミコンパケ絵の世界!!
はたして、背景と同化してる薄いおっさんたちの魅力は伝わったでしょうか。実はおっさんだけじゃなく
薄い女性も数名いたのですが、今回はどうしてもおっさん一本で行きたいという、私オロチの意向で全員カットになったことを、最後に報告いたします(笑)
それではまた次回をお楽しみに!
<ファミコンパケ絵の世界 シリーズ>
1.お前は誰なんだ編(1)
2.背景と同化してる薄いおっさん編
3.紳士のたしなみ 谷間編(1)
4.その魅力の謎に迫る!!編
5.紳士のたしなみ 谷間編(2)
6.夜空に浮かぶお月さま編
※以下のテーマも更新準備中です。気になるテーマがあったらどしどしリクエスト下さい
勇者の剣はキラリと光る編、なぜか天気が悪い カミナリ編、ファミコンパケ絵は城でもつ編、敵に捕まってるお姫様・ヒロイン編、ガオーポーズしてる巨大なおっさん編、シュワちゃんのそっくりさん(もしくは本人)編 スタローンもおるでよ!! 他
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