高額落札された駄菓子屋ゲーム(エレメカ)まとめ 2017年
こんにちは。エレメカ大好き人間オロチです。
ぽかぽかと心地良い季節になってまいりました。いかがおすごしでしょうか。なにかと出費の多いこの時期には、心なしかエレメカの出品も多いような気がします(笑)
ということで、まだ5月ですけど、2017年度版まとめちゃいました。
ごゆっくりお楽しみください。
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※レトロ ゲーム機 サトミ グランプリ サミー レトロ
まずは出ました。株式会社さとみが1976年にリリースした10円転がしゲーム『グランプリ』ですよ。さとみといえば元々豆腐屋から始まったという異色のアミューズメント会社。のちのサミーですよね。しかしこの機種を出したあと一旦、倒産してしまいました。まさに途中で落とし穴に落ちちゃったわけだ。でも今ではセガと合併して世界的企業に。何がどう転ぶかわからんものです。このゲームの10円玉のように……
およそ40年前の機種ですからね、鍵が壊れているとはいえ、ここまで状態の良いもは非常に珍しいと思います。
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※昭和 レトロ コインゲーム機 コイン付き インディアナ500 4Rotor Corvette
『インデアナ500』は、エレメカ界のバイブル「日本懐かし10円ゲーム大全」によると、ウコー社1978年製のルーレット系エレメカで、左右の数字の合計を当てるという一風変わったシステムを採用しているんだとか。中央のコルベットがひたすらかっこいいですね。白い筐体って案外少ないのでそんなところも鑑賞ポイントです。
あと、これは僕も勘違いしてたので申し上げますと、イン「ディ」アナではなくイン「デ」アナですのでお気をつけください(笑)
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※★駄菓子屋★ 昭和レトロ10円ゲーム●メロディーショット
これは前回も落札されてましたね。エイブルコーポレーション1977年製「メロディーショット」です。色の褪せ具合から同じやつかな。
ちなみにエイブルコーポレーションはお部屋探しとは別の会社。1983年設立。アミューズメント・パチンコ機器などを開発・販売していましたが2006年に経営破綻しています。
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※昭和 レトロ 10円 ゲーム機 W・ATTACK ジャンク /駄菓子屋 パチンコ
ここからは同じ出品者さんが続きます。
エレメカ界のバイブル「日本懐かし10円ゲーム大全」によると、三友商事が1978年にリリースした『W・ATTACK』です。一発で勝負が決まる機種だそうです。出品物はジャンクということで、かなり状態が悪いですね。屋外に放置されていたのかな。
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※昭和 レトロ 10円 ゲーム機 ロボ/ROBOT ジャンク /駄菓子屋 パチンコ
つづいてこちらは『ロボ(ROBOT)』。「日本懐かし10円ゲーム大全」によると、工夫が施された盤面コースが魅力の謎の名作パチンコ系エレメカなんだとか。妙になまめかしいロボットにはセンス・オブ・ワンダーを感じますね(笑)
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※昭和 レトロ 10円 ゲーム機 ピンポンパン ジャンク /駄菓子屋 パチンコ
大登工業のパチンコ系メダル排出機『ピンポンパン』。 最大で「3倍チェッカー×3倍チェッカー×5枚チューリップ」の45枚のメダルを排出するというギャンブル性の高いエレメカ。真ん中のアメフト選手が上下に動くさまがものすごくウザいです(笑)
大登工業は名古屋の会社で数年前まで喫茶店のテーブルゲーム機リースをやっていたようで、さすが喫茶店の街・名古屋といったところです。ただ、残念ながら今はどうなってるか不明です。
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※昭和 レトロ 10円 ゲーム機 トリプル チャンス ジャンク /駄菓子屋 パチンコ
『ピンポンパン』の後継機である『パイパイ45』の別バージョンだと思います。その名の通り、最高で倍率45倍というギャンブル性の強い機種でした。なぜ『 トリプルチャンス』なる別名があるのでしょう……
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※昭和レトロ 駄菓子屋10円ゲーム 本物レア品 再生済み エレメカ
これも前回、ジャンクで落札されていた機種ですね。説明文に、>膨大な時間と手間をかけて復活させました。とあるので、そのレストア品なのかもしれません。説明文によるとオリジナルは1970年代の機種とあります。
役物の単純さからおそらく1970年前半、この謎のキャラクタから1972,3年のものだとお見受けします。
日中国交正常化により中国から日本へパンダが贈られたのが1972年。日本は空前のパンダブームに沸きました。一方、巨人がV9を達成、「巨人・大鵬・卵焼き」という有名フレーズを生み、日本中の国民がプロ野球に熱中していた時代が1965~73年です。
まさにこの時代を象徴するかのような「パンダ」と「野球」のコラボキャラクタじゃないですか。こうやって、キャラクタひとつからその時代背景を妄想するのもエレメカの楽しみのひとつなんですよ!(笑)
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※当時物◆動作品 コスモス製 じゃんけん ゲーム カード レトロゲーム機 (検 ジャンケンマン 駄菓子 筐体
カード排出機『カードじゃん(KJ-01)』。じゃんけんに勝つとカードがもらえる。説明文にはあのインチキ自販機で有名なコスモス社製とありましたが、正直、初めてお見受けするので調べてみました。
書籍「最終決定版インチキガチャガチャの真相」によると、『カードじゃんDX(KJ-02)』という機種のみ掲載されています。型番から察するに『カードじゃん』はこの前身機種なのでしょう。すると、オークション写真には販売元「株式会社ユウ」とありますが、こちらはコスモスの関係会社でしょうか。
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※Cat Father キャットファーザー 10円ゲーム 駄菓子屋 動作品
バンエース2000年リリースの『キャットファーザー』。90年代から2000年代にかけてエレメカは全体的に丸っこいフォルムになっていきます。スペースエイジ的なベクトルとは真逆の無機質な流線型になっていくのですよ。デザインからも叙情性が失われてしまいます。もっともエレメカなんてのは、もともとキッズ向け商品ですから叙情性もへったくれもないんですけどね!(笑)
なんだかんだ言って、現代エレメカは実用性が高いので今でも高額で取引されています。僕も見つけたら必ずプレイします。
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※ちゃんこキッズ レア コインあり 昭和レトロ 最終値下げ
富士電子工業2002年製『ちゃんこキッズ』。落ち物ビンゴ系キッズメダルゲームですね。うちの子もゲーセン行ったら、この手のやつよくやってます。意外と玉がよく弾むのでビックリしますよね。
公式サイトを見てみると、現在、この機種は掲載されていません。神聖なる土俵でごはんを食ってる力士(左側)に対して、相撲協会からクレームでも入ったのでしょうか(笑)
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ということで、今回は以上です。
いやあ、エレメカって本当にいいもんですね(笑)
最後に参考文献を紹介しながらお別れでしたいと思います。さようなら!
<参考文献>
ぽかぽかと心地良い季節になってまいりました。いかがおすごしでしょうか。なにかと出費の多いこの時期には、心なしかエレメカの出品も多いような気がします(笑)
ということで、まだ5月ですけど、2017年度版まとめちゃいました。
ごゆっくりお楽しみください。
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※レトロ ゲーム機 サトミ グランプリ サミー レトロ
まずは出ました。株式会社さとみが1976年にリリースした10円転がしゲーム『グランプリ』ですよ。さとみといえば元々豆腐屋から始まったという異色のアミューズメント会社。のちのサミーですよね。しかしこの機種を出したあと一旦、倒産してしまいました。まさに途中で落とし穴に落ちちゃったわけだ。でも今ではセガと合併して世界的企業に。何がどう転ぶかわからんものです。このゲームの10円玉のように……
およそ40年前の機種ですからね、鍵が壊れているとはいえ、ここまで状態の良いもは非常に珍しいと思います。
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※昭和 レトロ コインゲーム機 コイン付き インディアナ500 4Rotor Corvette
『インデアナ500』は、エレメカ界のバイブル「日本懐かし10円ゲーム大全」によると、ウコー社1978年製のルーレット系エレメカで、左右の数字の合計を当てるという一風変わったシステムを採用しているんだとか。中央のコルベットがひたすらかっこいいですね。白い筐体って案外少ないのでそんなところも鑑賞ポイントです。
あと、これは僕も勘違いしてたので申し上げますと、イン「ディ」アナではなくイン「デ」アナですのでお気をつけください(笑)
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※★駄菓子屋★ 昭和レトロ10円ゲーム●メロディーショット
これは前回も落札されてましたね。エイブルコーポレーション1977年製「メロディーショット」です。色の褪せ具合から同じやつかな。
ちなみにエイブルコーポレーションはお部屋探しとは別の会社。1983年設立。アミューズメント・パチンコ機器などを開発・販売していましたが2006年に経営破綻しています。
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※昭和 レトロ 10円 ゲーム機 W・ATTACK ジャンク /駄菓子屋 パチンコ
ここからは同じ出品者さんが続きます。
エレメカ界のバイブル「日本懐かし10円ゲーム大全」によると、三友商事が1978年にリリースした『W・ATTACK』です。一発で勝負が決まる機種だそうです。出品物はジャンクということで、かなり状態が悪いですね。屋外に放置されていたのかな。
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※昭和 レトロ 10円 ゲーム機 ロボ/ROBOT ジャンク /駄菓子屋 パチンコ
つづいてこちらは『ロボ(ROBOT)』。「日本懐かし10円ゲーム大全」によると、工夫が施された盤面コースが魅力の謎の名作パチンコ系エレメカなんだとか。妙になまめかしいロボットにはセンス・オブ・ワンダーを感じますね(笑)
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※昭和 レトロ 10円 ゲーム機 ピンポンパン ジャンク /駄菓子屋 パチンコ
大登工業のパチンコ系メダル排出機『ピンポンパン』。 最大で「3倍チェッカー×3倍チェッカー×5枚チューリップ」の45枚のメダルを排出するというギャンブル性の高いエレメカ。真ん中のアメフト選手が上下に動くさまがものすごくウザいです(笑)
大登工業は名古屋の会社で数年前まで喫茶店のテーブルゲーム機リースをやっていたようで、さすが喫茶店の街・名古屋といったところです。ただ、残念ながら今はどうなってるか不明です。
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※昭和 レトロ 10円 ゲーム機 トリプル チャンス ジャンク /駄菓子屋 パチンコ
『ピンポンパン』の後継機である『パイパイ45』の別バージョンだと思います。その名の通り、最高で倍率45倍というギャンブル性の強い機種でした。なぜ『 トリプルチャンス』なる別名があるのでしょう……
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※昭和レトロ 駄菓子屋10円ゲーム 本物レア品 再生済み エレメカ
これも前回、ジャンクで落札されていた機種ですね。説明文に、>膨大な時間と手間をかけて復活させました。とあるので、そのレストア品なのかもしれません。説明文によるとオリジナルは1970年代の機種とあります。
役物の単純さからおそらく1970年前半、この謎のキャラクタから1972,3年のものだとお見受けします。
日中国交正常化により中国から日本へパンダが贈られたのが1972年。日本は空前のパンダブームに沸きました。一方、巨人がV9を達成、「巨人・大鵬・卵焼き」という有名フレーズを生み、日本中の国民がプロ野球に熱中していた時代が1965~73年です。
まさにこの時代を象徴するかのような「パンダ」と「野球」のコラボキャラクタじゃないですか。こうやって、キャラクタひとつからその時代背景を妄想するのもエレメカの楽しみのひとつなんですよ!(笑)
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※当時物◆動作品 コスモス製 じゃんけん ゲーム カード レトロゲーム機 (検 ジャンケンマン 駄菓子 筐体
カード排出機『カードじゃん(KJ-01)』。じゃんけんに勝つとカードがもらえる。説明文にはあのインチキ自販機で有名なコスモス社製とありましたが、正直、初めてお見受けするので調べてみました。
書籍「最終決定版インチキガチャガチャの真相」によると、『カードじゃんDX(KJ-02)』という機種のみ掲載されています。型番から察するに『カードじゃん』はこの前身機種なのでしょう。すると、オークション写真には販売元「株式会社ユウ」とありますが、こちらはコスモスの関係会社でしょうか。
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※Cat Father キャットファーザー 10円ゲーム 駄菓子屋 動作品
バンエース2000年リリースの『キャットファーザー』。90年代から2000年代にかけてエレメカは全体的に丸っこいフォルムになっていきます。スペースエイジ的なベクトルとは真逆の無機質な流線型になっていくのですよ。デザインからも叙情性が失われてしまいます。もっともエレメカなんてのは、もともとキッズ向け商品ですから叙情性もへったくれもないんですけどね!(笑)
なんだかんだ言って、現代エレメカは実用性が高いので今でも高額で取引されています。僕も見つけたら必ずプレイします。
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※ちゃんこキッズ レア コインあり 昭和レトロ 最終値下げ
富士電子工業2002年製『ちゃんこキッズ』。落ち物ビンゴ系キッズメダルゲームですね。うちの子もゲーセン行ったら、この手のやつよくやってます。意外と玉がよく弾むのでビックリしますよね。
公式サイトを見てみると、現在、この機種は掲載されていません。神聖なる土俵でごはんを食ってる力士(左側)に対して、相撲協会からクレームでも入ったのでしょうか(笑)
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ということで、今回は以上です。
いやあ、エレメカって本当にいいもんですね(笑)
最後に参考文献を紹介しながらお別れでしたいと思います。さようなら!
<参考文献>
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