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高橋名人「ゲーム下手」発言は時効か!? 「しくじり先生」出演の波紋

<まだ放送前だが……>

 高橋名人の「実はゲームが下手だった」という衝撃の告白に、波紋が広がっている。当時、子どもだった我々ファミコン世代は騙されていたのだ……

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 名人「簡単に騙せました」
 女「いやぁぁぁ~」
 男「ひゃはは、悪い顔してんなー」



 テレビならではの過剰演出なのか。はたまた、夢ぶち壊し系という新たなキャラに開眼したのか(笑)

 ネット上の反応は様々だ。もう時効だからいいんじゃね?という意見がある一方、やはり「ショックを受けた」という声が多いようである。




<ゲーム下手疑惑といえば無敵ROM事件>

 高橋名人の実力を疑う声は、昔からないことはなかった。最たるものが、デモプレイを披露するとき「名人は無敵ROMを使っていた」という黒い噂であろう。

 その発端となった出来事がある。1986年7月に公開された映画『GAME KING 高橋名人VS.毛利名人 激突!大決戦』だ。

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 ※『GAME KING 高橋名人VS.毛利名人 激突!大決戦』より有名な16連射でスイカを割るシーン


 その撮影では無敵ROM(自機が死なないよう改造されたROM)が使用されていたという話が「超ファミコン」に収録されているのだ。

超ファミコン

 (前略)だから名人が死ぬわけにはいかない。(中略)公開収録でそういうことになったら大変な事故だし、何より高橋名人ブランドも地に堕ちちゃう。(中略)だから僕が密かに無敵ROMに差し替えたんですよ。

 出典:超ファミコン(太田出版/2013)

 この映画の構成スタッフだった渡辺浩弐氏の発言である。


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 ※『GAME KING 高橋名人VS.毛利名人 激突!大決戦』スタッフロールより

 しかし、それは高橋名人がゲームが下手だったからではなく「万が一に備えて」というニュアンスだった。あくまでも一発勝負の大舞台が、どっちらけで終わらないよう、渡辺氏が独断でやったことだったという。




<魅せるプレイを重視した高橋名人の実力>

 実は私オロチはこの本が出版されたちょうど同じ年の2013年8月に、高橋名人へインタビューを取っている。

 とある団体の機関紙のための取材だったので、写真等は出せないのだが、内容のブログ転載の許可はもらっているので、そのときの話をしてみたい。

takahasi777.jpg
 ※ちなみに、そのときもらったサイン

 高橋名人の話では映画のとき「毛利は本気でやってくるから困った」そうだ。

 敵をある程度、画面に出してから倒すなど、魅せるプレイを心掛けていた高橋名人に対し、若い毛利名人はただただ勝ちにこだわってきたという。しかも高橋名人は当日、高熱を押し切ってプレイしてたんだとか……

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 ※『GAME KING 高橋名人VS.毛利名人 激突!大決戦』 より

 また、同じく『超ファミコン』からは以下のような証言もある。それは毛利名人が空気を読まず3連勝してしまったあとの話だ。

 面白いのは、その後、高橋名人が「じゃあ勝ちますよ」って言って簡単に勝っちゃったんですよ。たぶん画的には高橋名人は満足できないんだけど(以下略)



 つまり高橋名人は魅せるプレイもできるし、簡単に勝つこともできる腕前の持ち主だったということになる。もし「実はゲームが下手だった」という発言が本当だったとしたら、渡辺氏も嘘を言ってることになってしまうのでは?




<騙されたのは当時の子どもたちだけか?>
 
 また、取材のとき「なぜ子どもたちに支持されたのか」という私の問いに対して、高橋名人は以下のようなことも語っていた。

 圧倒的な力を見せたことかな。プロの世界に憧れるのが男の子。上手さを見せつけて、すごいなと思わせたら、あとはこうやって練習しようねって言える。



 思えば私も……
 名人の圧倒的な力を見せつけられた小学生の一人だった。

ファミ通DVDビデオ ファミコン生誕20周年記念 ファミコンのビデオ
 ※『GAME KING 高橋名人VS.毛利名人 激突!大決戦』が収録されているDVD

 でも当時、私が見た高橋名人のプレイが、巧妙に仕組まれたフェイクで、「実はゲームが下手だった」としたら、私オロチは小学校のときも、大人になって取材したときも騙されたことになっちゃうよ!(笑)

 そういった意味では時効なんてないよね。それどころか、今までずっとマスコミの取材に対しても嘘ついてたってことになっちゃう。

 いっそのこと一生、騙しててくれればいいのに、悪手にしか見えないのですが、いや、怒りとかそういう感情じゃなくて、そのあたり大丈夫なのかなって、僭越ながら心配なのです。名人のサービス精神が変な方向へ行っちゃってる気がして。

 杞憂だといいのだが……
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コメント

こんなもうネタ切れで大してしくじってない人を無理矢理話を盛って
しくじったことにして笑う番組になんで出たのかな
まあギャラがよかったんだろうね
今までとの整合性なんて二の次でエピソードにインパクトが最優先
意外性を持たせる為に話膨らませ過ぎなの分かってるだろうに
検証みたいなのは無駄だよね
ハッキリ言ってこんな番組に出て欲しくなかったな

別に昭和の話なんだから。
事実と違う、俺たちは騙された!なんていう過剰な被害者ズラすんのは今のクレーム世の中というか、まあ細かい連中には面白いかもね。今更なのにゲーム業界の80年代の裏話に悦に入りたい人もいるんじゃないかな。俺、名人がテレビでくれるのはうれしいし、同じゲームをしてたことで懐かしいけど名人のプレイには正直興味なかったよ。あんなテクニックはできないけど自分でやる方が好きだったし、当時ファミコン持ってない連中とかが仲間ウチでネタに名人についてよく騒いでいたような記憶がある。

まあ自首に近いってことで

しくじり先生では、ゲームのせいで離婚したという話題があったりしました。自分の責任で離婚したと言えないのが、さらなる しくじり ですね

twitter.com/chou_nosuke/status/866286999610679296

ゲームと一言で言ってもジャンルは様々だからね。
シューティングや格ゲーは凄腕だけどマリオは全然下手なんてのはゲーム系あるあるネタの定番だし、「ゲームが下手」は言葉のあや程度に受け取ったけどなぁ。実際名人のスターソルジャーの模範プレイは充分「名人」と呼んで差し支えないレベルだもの(なにせ手連射が速い人ほど超有利なスコアシステムだから体力も必要になるし)。

とはいえ、この平成の世にまだ高橋名人として活動するなんて思ってもないよねえ。90年代なんかハドソンの営業の裏方の立場だったからほとんどメディアに出てなかったもんね。

少なくとも下手ではないやろ
下手なやつがラザロボーナス破壊できひん。

ラザロは秒間12,3発の連射力があれば真正面から8万点ボーナス取れるけど、今できるかな。昔は出来てたなあ。

大昔コロコロで連載してた高橋名人の漫画も単行本を持ってたくらい好きでしたが、
ホントは下手だったって知って、何だか納得した気がします。
(あの当時、ゲームはやっぱり子供のものだから、大人が仕事として練習して名人の役割を全うしたんだなって)

それより名人がハドソンの社員として「ネクロマンサー」を全仲間キャラの組み合わせでクリアしたエピソードを知った方がはるかに戦慄でしたねw
その方が凄くない?って。

オロちゃんニュース!!
orotima-ku1.png Youtubeチャンネル「オロチレーベル」を開設しました!!
 失われたファミコン文化遺産「ショップシールの世界」2020年6月26日発売

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