高橋名人「ゲーム下手」発言は時効か!? 「しくじり先生」出演の波紋
2017年05月26日01:48
高橋名人
<まだ放送前だが……>
高橋名人の「実はゲームが下手だった」という衝撃の告白に、波紋が広がっている。当時、子どもだった我々ファミコン世代は騙されていたのだ……

名人「簡単に騙せました」
女「いやぁぁぁ~」
男「ひゃはは、悪い顔してんなー」
テレビならではの過剰演出なのか。はたまた、夢ぶち壊し系という新たなキャラに開眼したのか(笑)
ネット上の反応は様々だ。もう時効だからいいんじゃね?という意見がある一方、やはり「ショックを受けた」という声が多いようである。
<ゲーム下手疑惑といえば無敵ROM事件>
高橋名人の実力を疑う声は、昔からないことはなかった。最たるものが、デモプレイを披露するとき「名人は無敵ROMを使っていた」という黒い噂であろう。
その発端となった出来事がある。1986年7月に公開された映画『GAME KING 高橋名人VS.毛利名人 激突!大決戦』だ。

※『GAME KING 高橋名人VS.毛利名人 激突!大決戦』より有名な16連射でスイカを割るシーン
その撮影では無敵ROM(自機が死なないよう改造されたROM)が使用されていたという話が「超ファミコン」に収録されているのだ。

この映画の構成スタッフだった渡辺浩弐氏の発言である。

※『GAME KING 高橋名人VS.毛利名人 激突!大決戦』スタッフロールより
しかし、それは高橋名人がゲームが下手だったからではなく「万が一に備えて」というニュアンスだった。あくまでも一発勝負の大舞台が、どっちらけで終わらないよう、渡辺氏が独断でやったことだったという。
<魅せるプレイを重視した高橋名人の実力>
実は私オロチはこの本が出版されたちょうど同じ年の2013年8月に、高橋名人へインタビューを取っている。
とある団体の機関紙のための取材だったので、写真等は出せないのだが、内容のブログ転載の許可はもらっているので、そのときの話をしてみたい。

※ちなみに、そのときもらったサイン
高橋名人の話では映画のとき「毛利は本気でやってくるから困った」そうだ。
敵をある程度、画面に出してから倒すなど、魅せるプレイを心掛けていた高橋名人に対し、若い毛利名人はただただ勝ちにこだわってきたという。しかも高橋名人は当日、高熱を押し切ってプレイしてたんだとか……

※『GAME KING 高橋名人VS.毛利名人 激突!大決戦』 より
また、同じく『超ファミコン』からは以下のような証言もある。それは毛利名人が空気を読まず3連勝してしまったあとの話だ。
つまり高橋名人は魅せるプレイもできるし、簡単に勝つこともできる腕前の持ち主だったということになる。もし「実はゲームが下手だった」という発言が本当だったとしたら、渡辺氏も嘘を言ってることになってしまうのでは?
<騙されたのは当時の子どもたちだけか?>
また、取材のとき「なぜ子どもたちに支持されたのか」という私の問いに対して、高橋名人は以下のようなことも語っていた。
思えば私も……
名人の圧倒的な力を見せつけられた小学生の一人だった。

※『GAME KING 高橋名人VS.毛利名人 激突!大決戦』が収録されているDVD
でも当時、私が見た高橋名人のプレイが、巧妙に仕組まれたフェイクで、「実はゲームが下手だった」としたら、私オロチは小学校のときも、大人になって取材したときも騙されたことになっちゃうよ!(笑)
そういった意味では時効なんてないよね。それどころか、今までずっとマスコミの取材に対しても嘘ついてたってことになっちゃう。
いっそのこと一生、騙しててくれればいいのに、悪手にしか見えないのですが、いや、怒りとかそういう感情じゃなくて、そのあたり大丈夫なのかなって、僭越ながら心配なのです。名人のサービス精神が変な方向へ行っちゃってる気がして。
杞憂だといいのだが……
高橋名人の「実はゲームが下手だった」という衝撃の告白に、波紋が広がっている。当時、子どもだった我々ファミコン世代は騙されていたのだ……

名人「簡単に騙せました」
女「いやぁぁぁ~」
男「ひゃはは、悪い顔してんなー」
テレビならではの過剰演出なのか。はたまた、夢ぶち壊し系という新たなキャラに開眼したのか(笑)
ネット上の反応は様々だ。もう時効だからいいんじゃね?という意見がある一方、やはり「ショックを受けた」という声が多いようである。
<ゲーム下手疑惑といえば無敵ROM事件>
高橋名人の実力を疑う声は、昔からないことはなかった。最たるものが、デモプレイを披露するとき「名人は無敵ROMを使っていた」という黒い噂であろう。
その発端となった出来事がある。1986年7月に公開された映画『GAME KING 高橋名人VS.毛利名人 激突!大決戦』だ。

※『GAME KING 高橋名人VS.毛利名人 激突!大決戦』より有名な16連射でスイカを割るシーン
その撮影では無敵ROM(自機が死なないよう改造されたROM)が使用されていたという話が「超ファミコン」に収録されているのだ。

出典:超ファミコン(太田出版/2013)(前略)だから名人が死ぬわけにはいかない。(中略)公開収録でそういうことになったら大変な事故だし、何より高橋名人ブランドも地に堕ちちゃう。(中略)だから僕が密かに無敵ROMに差し替えたんですよ。
この映画の構成スタッフだった渡辺浩弐氏の発言である。

※『GAME KING 高橋名人VS.毛利名人 激突!大決戦』スタッフロールより
しかし、それは高橋名人がゲームが下手だったからではなく「万が一に備えて」というニュアンスだった。あくまでも一発勝負の大舞台が、どっちらけで終わらないよう、渡辺氏が独断でやったことだったという。
<魅せるプレイを重視した高橋名人の実力>
実は私オロチはこの本が出版されたちょうど同じ年の2013年8月に、高橋名人へインタビューを取っている。
とある団体の機関紙のための取材だったので、写真等は出せないのだが、内容のブログ転載の許可はもらっているので、そのときの話をしてみたい。

※ちなみに、そのときもらったサイン
高橋名人の話では映画のとき「毛利は本気でやってくるから困った」そうだ。
敵をある程度、画面に出してから倒すなど、魅せるプレイを心掛けていた高橋名人に対し、若い毛利名人はただただ勝ちにこだわってきたという。しかも高橋名人は当日、高熱を押し切ってプレイしてたんだとか……

※『GAME KING 高橋名人VS.毛利名人 激突!大決戦』 より
また、同じく『超ファミコン』からは以下のような証言もある。それは毛利名人が空気を読まず3連勝してしまったあとの話だ。
面白いのは、その後、高橋名人が「じゃあ勝ちますよ」って言って簡単に勝っちゃったんですよ。たぶん画的には高橋名人は満足できないんだけど(以下略)
つまり高橋名人は魅せるプレイもできるし、簡単に勝つこともできる腕前の持ち主だったということになる。もし「実はゲームが下手だった」という発言が本当だったとしたら、渡辺氏も嘘を言ってることになってしまうのでは?
<騙されたのは当時の子どもたちだけか?>
また、取材のとき「なぜ子どもたちに支持されたのか」という私の問いに対して、高橋名人は以下のようなことも語っていた。
圧倒的な力を見せたことかな。プロの世界に憧れるのが男の子。上手さを見せつけて、すごいなと思わせたら、あとはこうやって練習しようねって言える。
思えば私も……
名人の圧倒的な力を見せつけられた小学生の一人だった。

※『GAME KING 高橋名人VS.毛利名人 激突!大決戦』が収録されているDVD
でも当時、私が見た高橋名人のプレイが、巧妙に仕組まれたフェイクで、「実はゲームが下手だった」としたら、私オロチは小学校のときも、大人になって取材したときも騙されたことになっちゃうよ!(笑)
そういった意味では時効なんてないよね。それどころか、今までずっとマスコミの取材に対しても嘘ついてたってことになっちゃう。
いっそのこと一生、騙しててくれればいいのに、悪手にしか見えないのですが、いや、怒りとかそういう感情じゃなくて、そのあたり大丈夫なのかなって、僭越ながら心配なのです。名人のサービス精神が変な方向へ行っちゃってる気がして。
杞憂だといいのだが……
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