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「ゲームは買ったひとのもの」という論法についての考察とコレクターとかゲーマーとか関係ねえから仲良くしようぜって話

<ゲームは買ったひとのもの?>

 ゲームは誰のものか――
 この疑問については様々な切り口の答えがあると思う。

 たとえば法律的には著作権をもってる会社のものであることは明白だし、有名クリエイターの作品ならば、その作者のものと見られることも多いだろう。一方、ゲームには大量に生産される工業製品としての側面もある。そのような捉え方をした場合、それは買ったひとのものということになるのではないだろうか。

 今回はこの「ゲームは買ったひとのもの」という論法について考えたい。

『FF15』の田畑氏がPC版を語る上で切り離せない「ヌードMod」について言及。「ユーザーのモラルに任せたい」 | AUTOMATON
 そもそも、なぜ私がこのような疑問を持ったかというと、上記のヌードModに関するインタビュー記事をひょんなことから偶然、何かの拍子に、たまたま予期せぬ巡り合わせで読んでいたとき、『FF15』のディレクター・田畑氏の放った「購入後のゲームはユーザーのものなのです」という言葉にハッとさせられたからだった。

 そういえばゲームって誰のものなんだろう。
 そんなこと深く考えたこともなかったけど…… 
 何となく、買ったひとのものだろうなと思ってた。
 でも、よく考えてみると最近そうでもないよなあ。

 私は今まで「すべてのゲームにも同じことが言えるんじゃないか」と当たり前のように思っていたのだが、実はもはや当たり前じゃないことに気付いたのである。




<いろいろあっていいじゃない>

 ファミコン時代のゲームソフトは物体だったのでわかりやすかった。もちろん今でも物体のゲームは存在するが、主流になりつつあるダウンロードゲームの場合はどうだろう。データとはいえゲームそのものを買ってるわけだから、まだ「買ったひとのもの」という論法が通じる気がするのだ。

oroti_famikon_beya002.jpg
 ※毎度おなじみ。オロチファミコン部屋の様子。

 しかしながら、これが基本無料のスマホゲームになったらどうだろう。いわゆる無課金プレイヤーだってユーザーには違いないが、彼らは何も購入してないので「ゲームは買ったひとのもの」という論法が通じないのである。

 また、ゲームにお金を払っている課金プレイヤーの場合も、買い切り型ならば買ったひとのものと言えるかもしれないが、ガチャ課金型・アイテム課金型については、いくらお金をつぎ込んだところでゲームそのものを買えるわけではないので、一部のサービスを買っているという解釈しかできない。これは月額制のオンラインゲームユーザーにも同じことが言え、彼らは月賦でゲームそのものを買ってるわけではなく、どちらかというとプレイする権利を買っているようなものであろう。

 つまり、ゲームを「買ったひとのもの」という切り口で捉えてみると、そう言えるものと、そう言えないものに別れているのが現状なのである。




<俺たちが愛したゲーム>

 そしてここからが核心部分なのだが(自分で言っていくスタイル)、私は現状を把握したと同時に、ゲームがだんだん「買ったひとのもの」ではなくなっているような気がして、漠然とした不安を感じてしまったのだ。

 それは私がコレクタ―体質のゲーマーだからなのだろう。語弊を恐れず言うならば、ゲームを「物」と捉えるのがコレクターであり、「体験」と捉えるのがゲーマーなのだ。そう考えると私の場合、根本はゲーマーなのだが、どちらかというとコレクター的視点に立って物事を考えることが多いので、この漠然とした不安は、やがて「物体としてのゲームが消えていく未来」を憂う気持ちなんじゃないかと思ったのである。
 しかしゲーマー的視点に立つことが多いひとから言わせれば、ゲームそのものが消えるわけではないので「コイツは何を言ってるんだ」というすれ違いが起こる。しかしハッキリ言おう。私はこのようなすれ違いはあっていいと思うのだが、だからといって対立する必要など1mmもないと考えているのだ。

俺たちの愛したファミコン 2009年 02月号 [雑誌]

 ゲームを愛する者同士、罵り合っていても不毛なだけじゃないか。それどころか私は便宜的に「コレクター」だの「ゲーマー」だの言ってるだけであって、本来なら、そのような区別など存在すらしないと思っているのである。

 存在するのは“そのような視点”だけではないのか?

 そこで私は「ゲーマー的視点」に切り替えて現状を見直してみることにした。するとどうだ。今度はゲームをわざわざ物体にして販売しているほうが不自然に見えて来たから面白い。ゲームはもともとデータであり、体験なのだから、物体でなくなっていくのは当然の帰結だったのだ。そのうちすべてのゲームがオンラインサービス化され、個人で所持するという概念すら完全に無くなるかもしれない。「ゲームは買ったひとのもの」という時代の終焉である。やがて100年後には「その昔、ゲームソフトはわざわざ個人が物体で所持していた」という都市伝説が真しやかに語られるのようになるのだろう。本当のことなのに。そんな未来もまた、面白いのかもしれない……




<決してネガティブな言葉ではない>

 しかしながら私はあえて言いたいのだ。うるせえよ!と。

 逆に言えば、こんな不自然でゴチャゴチャしてて楽しい時代なんてもう来ないかもしれないじゃないか。だとしたら益々、この奇跡みたいな物体(ゲームソフト)を蔑ろにしてはいけないという気持ちがこみ上げて来たのだ。 

某ゲーム屋さんに「レトロゲーム廃棄事案」について突撃してみた

俺の周りにも一人「海外流出だ」、「保存だ」って叫んでるやつがいますけど、保護しないと廃れていく文化なんてそもそも若い世代に必要とされてないってことですよね?



 先日、レトロゲーム廃棄案件で取材した某ゲーム屋さん・A氏が漏らしたこの言葉が忘れられない。私は正直「保護することで必要とされるようになることもある」と楽観的に思っていたが、そういうことではなかったのだ。保護すると同時に内容の面白さはもちろん、存在自体の面白さを若い世代・その次の世代へ伝えていくこと。要は攻守のバランスが重要なんだなあって思った次第。この言葉は決してネガティブな文脈で捉える必要はないのである。

 いずれにせよ私は、そのためにどうするべきか。
 答えを急がず、これからも模索していきたい。
 ヌードModのことでも考えながら……

 

orotima-ku1.png結局はそれかいっ!(笑)
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コメント

長いだけで実にクダラナイ記事でした。

極論になるけど

ゲームは買った人のものだから、買った人がどうしようと他者は関係ない、となってしまうと、店が客から買ったものを捨てようと、買ったエンドユーザーが捨てようと、他者には関係ない…と言われてしまうと、それはそれで辛いかな?

さらに極論を言っちゃうと、それはどんなものにも当てはまるので、あえてこのブログで議論する必要はないかなと。逆にゲームならではの問題として、もともと「データだった」という点は興味深いなと思ったのが正直なところです。

我々は我々のできることでをやって、レトロゲームの価値を少しでも高めていくしかないですね。値段とかそういうことじゃなく。それこそプライスレスな価値を高めていくことで、若い世代が自発的に、必要だと思ってくれれば一番いいかな。

作り上げていくのが若い世代で年寄り世代はそれを保護。それが相場というものでは
歴史や文化財保護のために人を集めようとしても若者は余り集まりません

オロちゃんニュース!!
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