海外サイトkotakuによると、とあるビデオゲームアートコレクターの男性がNES版『Contra』のボックスアートの原画を10万ドルでウォンテッドしてるんだとか。
おいおい、日本円にして約1,100万円だぞ……
Collector Offers To Pay $100,000 For Original Contra Box Art ※リンク先の画像はGENESIS版『Street Fighter II:Special Champion Edition』のボックスアートの原画。 彼の名はダン。カナダはブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー在住の会計士で、筋金入りのビデオゲームアートコレクターである。
元々純粋なNESコレクターだったダン氏。ビデオゲームアートに目覚めてしまってからは、世界的プレミアソフトで知られる
『Stadium Events』を放出したこともあるという腹の据えようだ。(そもそも持っていたのか!)
Photoshopが登場する前の時代、多くのボックスアートは手書きだったため、大きいものになると約50x76cmのサイズになるという。現在、彼のコレクションはそのようなボックスアートの原画のみならず、広告、雑誌の表紙など50作品以上に達している。
※Image:wikipedia そんなダン氏が一番力を入れているのがコナミとカプコンのコレクションだ。中でもSNES版『Mega Man 7』のアートワークは一番のお気に入りである。それを初めて手にしたときのことを彼は「ただそこに座り、30分くらいそれを眺めていた。それは驚くほどカラフルで、本当に美しく、神々しかった」と述懐している。
だがそんな至福のときは滅多に訪れることはない。ビデオゲームアートの原画を蒐集するという挑戦は
現存していることを突き止め、どこにあるのか探し出す作業である。しかしダン氏はこの10年間、人間が出し得る可能な限りの精力をそんな果てしない作業へ費やしてきたが、ほとんど失望に終わったという。多くの原画は廃棄されてしまっていたのだ……

あるとき『Castlevania』の原画を捜し求めていた彼は、そのボックスアートが日本で制作されたことを知った。しかし残念ながらそれは
1995年の阪神大震災にて失われてしまったらしい。ただしNES版『Contra』については喪失を免れたことを彼は突き止めた。それは英国の芸術家Bob Wakelin氏によって制作されたものだったからだ。
その予想は正しかったが、ダン氏がWakelin氏のもとへたどり着いたときには『Contra』の原画は売却されたあとだったという。しかもその芸術家、それを
誰に売ったか憶えてないという大物だったのだ。暗礁に乗り上げた彼はきっと藁をもつかむ気持ちだったのだろう。海外のコレクターフォーラム
「Nintendo-Age collecting forums」へ以下のような書き込みをしたのだ。
私は『Contra/Gryzor』のボックスアートの原画を探しています。※
譲っていただける方には10万ドルをご提供しましょう。
※『Gryzor』は欧州名
果たして彼の願いは届くだろうか……

image:What the hell is up with the cover?
ちなみにこちらがそのボックスアートの元ネタ比較GIF。
思ったより、そのまんまだなあ(笑)
|  | 誰かこれ持ってるひといませんか? 僕が500万円で買い取りましょう(笑) |
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