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ファミコン語りの夜 「ツインファミコン立体システム」編

<ファミコン時代からあった3Dの世界>

 たまにはコレクターらしく。
 所有するファミコンのコレクションについて語ってみる。

 皆さんは「3Dシステム」というファミコン周辺機器をご存知だろうか。たとえば昔、ファミコンをやっていたとき、何かの拍子に画面がブレブレになっちゃった経験ありませんか?

  

 『ハイウェイスター』『JJ』『アタックアニマル学園』など、ゲーム中にセレクトボタンを押すと画面がブレブレになる機能が備わっていたソフトがあったのだ。そのとき、専用の装置を使用することによってゲーム画面が立体的に見えるようになったんだぜ(遠い目)

 それが3Dシステムである。

ish080.jpg
 
 見たことあるってひといるかな。なんなら実際にこれで遊んでいたというひともいるかもしれない。任天堂は3DSを出すとっくの前から3Dの世界へチャレンジしてたんだね!

 参照リンク:ザ・周辺機器ズ




<幻級の別バーション>

 しかし、この「3Dシステム」には、市場には滅多に出回ることのない幻級の別バージョンが存在した。それがこの「ツインファミコン立体システム」である。

 ツインファミコンが発売されたときに発売されたらしいこと以外、詳細はわかっておらず、あまりにも知名度が低いため、人気のプレミア物ってわけでもない代物だ。言っておくが、周辺機器マニアにとってそんなことは、あまり重要でない。こいつがハードオフのジャンクコーナーに100円で転がっていても、眉ひとつ動かさないだろう……

ish076.jpg
 ※正式名はVO-U42S ツインファミコン立体システム 3D SYSTEM

 ごめん、ウソ。
 実際は小躍りするくらい喜びます(笑)

 そんなことより重要なのは、これが、数少ないツインファミコン専用の周辺機器ということだ。黒を基調とした外箱に、後期ツインファミコン(AN-505-RD)を思わせるキツめのオレンジラインなんて最高じゃないか。何気に右上の「SHARP」ってロゴも誇らしげでいいよね。ファミコン界でのシャープはソニーや東芝よりも特別感あったからね。

 え? お前らソフト出してんの?
 俺ハード(ドヤ顔)

 みたいな……



 そもそもこの型番VO-U42Sの無骨さよ。ツインファミコンシリーズが軒並みANっていう、柔らかいイメージの頭文字ではじまっているのに対して、こいつだけ急にVOだよ。発音すると「ヴォ」だ。すごくいい。

 たとえば、ドラえもんの主題歌があん、あん、あん、じゃなくて、ヴォ、ヴォ、ヴォだったら、なんかソ連の猫型兵器みたいで強そうだよね。すごくいい……

 誰か止めてくれ。




<プレミアソフトの不魅力性>

 先日、そんな ツインファミコン立体システムが久々にオークションに出品されていたので、私オロチは固唾をのんで見守っていたのだった。

 結果はどうなったかというと……

3d system 01
 ※FC シャープ SHARP ツインファミコン 立体システム 3Dシステム


 状態はあまり良くなかったものの、思ってたよりいったなあ、という印象だ。こういう話をすると「結局、金じゃねえか」というひとがいる。ハッキリ言おう。

 「愛」だ。

 いやいや、そんなのは綺麗事だろ、とツッコミが飛んできそうだが、そこは恥ずかしげもなく言い切ってしまうぞ。少なくともお金じゃない。たとえ道路に「ツインファミコン立体システム」と「8000円」が落ちてたとしても、僕は間違いなく前者を先に拾うだろうからね(わりとマジで)

 だって持ってるかどうかはともかく、お金なんてどこにでもあるじゃない?



 たとえばファミコンの『烈火』とか『バトルフォーミュラ』とか、レトロゲームショップに行くと、だいたい飾ってあるプレミアソフトってあるよね。客寄せディスプレイ的なやつ。僕は、そういうのにあまり魅力を感じないのだ。だって、持ってるかどうかはともかく、どこにでもあるじゃない。

 プレミアソフトの不魅力性とでも言おうか……
 もちろん、それぞれ素晴らしいソフトなんだけど、なんていうか、僕の琴線は「誰もがうらやむ」なんていうフックには引っかからないんだよ。もともと誰も見向きもしない時代からファミコン集めてた人間だからね。




<色んな楽しみ方があっていい>

 でも意外とみんな目ざといから、いわゆる隠れレア物でも、結局は入札合戦になったりするんだよね。オークションは戦場だよ。海外のマニアとかも参入してきてるし……

 不公平だとは思うよ。たとえば石油王みたいなやつが来日して「愛」とか言って、日本中のレトロゲームを根こそぎ買い占めて帰ったら、正直「なにが愛だ、バカヤロウ!」ってブチ切れるもんね(笑)

ish082.jpg

 そんなことより、これを見てくれよ。
 スコープを接続するパーツなんだけどさ、ツインファミコン立体システムと3Dシステムでは、表示されている文字がぜんぜん違うんだよ。こういった細部の違いをうっとり眺めているだけで、休日が過ぎ去っていくことがあるからね(笑)

 あれ?
 なんだか、おかしいな……

 こいつ、けっこう長いこと語ってるけど、いっこうにプレイする気配がないぞ、って気づいちゃったかな。気づいちゃったよね。これぞ周辺機器の醍醐味ですよ。やらなくてもいいっていうね。もう、眺めてるだけで幸せ。

 勿論、ゲームなんてプレイしてなんぼだとは思うよ。言っておくけど、僕なんか、ひくほどファミコン上手いからね。でもさ、こうやって幻の逸品を追い求めたり、バージョン違いを集めたり、個性を愛でたりするのも面白いじゃん。ゲームには色んな楽しみ方もあっていいと思うのだ。今夜はそれを言いたかっただけ。

 そうじゃなかったら20年もファミコンサイトやってないってば!
 


orotima-ku1.pngそれでは次回の夜もお楽しみに!!
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コメント

問屋の不良在庫が一気に流れ込んだようで
各地のハードオフで3Dシステムの新品が大量に目撃されているようですな
しかし買い叩いたであろう癖にどの店舗も別段安くは無いようですw

みんなが3Dシステムデビューするいい機会。

まずブラウン管テレビが必要なのでは・・・
レトロゲーマーは持ってて当然だけどね

ブラウン管前提の周辺機器って多いですよね。
光線銃、ロボット、液晶シャッターの3Dシステム。
そういや、ブラウン管の話全然関係ないですが、周辺機器繋がりで。
ファミコンの星を見る人の大陸ワープの裏技って知ってます?
拡張端子にジョイカード繋いで、1コンとジョイカードそれぞれで反対方向押して、ぷるぷるし始めたらどっちかを離して、どっちかを押し続けると、海でもなんでも関係なく移動できちゃいますw
発見したとき嬉しかったなぁ

えっ、みんなブラウン管じゃないんだ!
液晶は初めてつないでプレイしたときに遅延が気になって以来、どうも苦手ですね。
星をみるひとの技は知りませんでした。ジョイスティックつなぐ技はいくつかありましたね。マリオの後ろ向きのやつとか。

もちろんブラウン管持ち
ミニファミコンとかやるとこっちの方が雰囲気がいい
サイドカットの出来る変換機を使わないと画面比がおかしくなるけど

ブラウン管もそうですが、プラズマテレビも中古でも手に入りにくくなってきましたね。
随分前にボードが逝っちゃって、もう保守部品が無くて、メーカーでも修理できないそうな。
ブラウン管に近い見え方が好きだったんだけどなぁ。
そのうち、一度海外に引き取られていった日本家電を買い戻す時代がきそうですよね。
あ。
でも、ゲームは今すでにそんな時代か。

今時は性能の良い液晶だと遅延が気にならないほどです。
ブラウン管は確かに良いとこもありますが21型(RGB付)でも重いので困ります。


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