
◆概要 ◆定義と分類 ◆目次
全国3000万人のブルートファンの皆さま、本当にお待たせいたしました!!
第33回目にして、やっと登場です。ファミコンショップ界の大横綱。ブルートだ!
◆シール類◆
レア度:
★ 丸型シールである。ライトグリーンにブルートのローマ字ロゴが記載されている。「わんぱくこぞう」や
「メディアCITY」のような検品番号などの記載がないため非常にシンプルだ。よく「プ」ルートって間違えて言ってるひとがいるが、ご覧の通りつづりは「Brut」であり、正しくは「ブ」ルートである。
ちなみにフランス語読みではブリュット。甘口のシャンパンという意味だ。そこから取ったかどうかは知らないが、、、
シール自体はよく見かける。

レア度:
☆ 流れ星型シールである。遊び終わったゲームをブルートで売るよう呼びかける文言が追加された。スーパーファミコンの場合、上の小窓に貼られることが多い。この傾向は
「オタッキー」のシールにも見られた。
丸型シールよりもさらによく見かける。

レア度:
★★★★ こちらは黄色の検品シールである。「マル検」の横にマスコットキャラクタのブルート君が不敵に笑っている。たまたまディスクに貼ってあったが、他ではまったく見かけないのでディスク専用シールなのだろうか、、、
◆ラベル類◆
レア度:
★★★★ 少数であるがブルートにもラベル型ショップシールの存在が確認されている。これは銀色タイプ。
なぜか上部が白く変色してしまっている。このような変色の仕方は初めて見た。丸い跡のようなものはうっすらと緑色が透けて見えることからブルートの丸型シールの上からこのラベルを貼ったのだろう。シール自体は非常にレアである。

レア度:
★★★☆ こちらは3つのグラフィカルな注意書きが特徴的なラベルである。何か見覚えがないだろうか。ピンと来たひとはそうとうなファミコンの裏ラベルマニアだ。実はこれ、『けいさんゲーム』などをリリースしていた
東京書籍の裏ラベルとそっくりなのである。いや、そっくりなんて生易しいレベルじゃない、、、
丸々コピーだ↓
※東京書籍の裏ラベル 色が青くなっただけじゃねえか(笑)

レア度:
★★★★ こちらは珍しい二色刷りタイプ。ブルート鏡山店と宇品店、いずれもブルートのお膝元である広島の店舗であるが、フリーポートグループというくくりはこの二店舗を運営するフランチャイズのことかもしれない。日本昔話のオープニングみたいな
「恐竜に載ったブルート君」が最大の見どころだ。
古代インドの神々の多くは「ヴァーハナ」と呼ばれる乗用動物に跨っており、しばしば神の性質の一部と見做されるのだが、もしかしたらこの恐竜もブルート君のヴァーハナ的な存在なのか。あるいはヨッシー的な相棒か!?
ただひとつだけ確実なことが言えるとしたら、残念ながらこの画像は借り物であり、私は持ってないということだ。誰か見かけたら確保しておいてください!
◆ケース類◆

レア度:
★★ ファミコンショップケースの代名詞的な存在。ブックオフ・ハードオフなどで
このケースに入ったまま売られているのをよく見かける。裸のカセットがちょうど入る大きさであり、前面が大きな窓。下部にズレ防止用のつめがあるのが特徴だ。裏面にはタイトル&メモスペース。ブルート君が描かれている。


レア度:
★☆ スーファミバージョンである。こちらは裸カセットよりも一周りくらい大きく、スライド式ではなくオープン式という凝りようだ。中に説明書を入れられるようになっている。なお、説明書はコピーの場合もある。ブルートのイメージカラーであるライトグリーンのラインが印象的なデザインだ。
◆グッズ類◆
※ぬいぐるみはあえてうしろを向けている。 その他のグッズ類として下敷きやぬいぐるみ、キーホルダーといった多種多様なものが存在する。さすがファミコンショップ界の横綱やで!


数あるブルートグッズの中で、今回は珍しい絆創膏セットを紹介しよう。(次回があるかどうかは知らないが)
ここで注目すべきはさっきブルート君が乗っていた恐竜のキャラクタが、なんと、となりへ配されているところだ。これはすなわちこの恐竜がブルート君と同列の扱いということを意味する。もしかしたら悟空とベジータみたいな関係なのか!?

こちらが絆創膏の様子である。ホッチキスで閉じられているため、取り外すことができなかった。
◆コントローラ◆ ブルートの凄いところはショップグッズだけでは飽き足らず、周辺機器まで作ってしまったことではないだろうか、、、

こちらは1989年7月に任天堂の
正式ライセンスを取得した上で販売されたもので、各店舗及び通信販売でのみ購入することができたブルートオリジナルコントローラである。何気にFC・PCE両用というゲーム周辺機器全体を見渡しても珍しい性能をもっていたりする。
しかしまったく売れなかったのだろう。極めて知名度が低く、
ごく一部のマニアにしか知られてない幻級アイテムとなっている。このコントローラについては別の機会で詳しく紹介したいと思う。
※NES Hands Free Controller ストロング博物館(CC license) ブルートは他にも
「ファミコンハンズフリー」という身体の不自由な方用のコントローラを46,500円(消費税別)で販売していた。こちらは「NES Hands Free Comtroller」のローカライズ版だと推測されるが、現物が見つかってないため詳細は不明である。
◆スタンプカード◆
こちらはブルート浄心店のスタンプカード。

ファミコンのコントローラをモチーフにしたスタンプ面が素晴らしい一品だ。
◆ロゴ◆
曲線の使い方が印象的なカタカナロゴである。そして出ました。ファミコンショップロゴではおなじみの濁点が星になってるやつ。ブルートの場合、シールも流れ星だった。

こちらはローマ字ロゴ。やはり星がアクセントとなっているようだ。躍動感がありすぎて「r」の右側なんか引き千切れんばかりだ。おかげで「13nit」とも読めてしまう。
◆キャラクタ◆
ブルート君。赤い帽子をかぶったブルドックである。なかなか憎たらしい顔をしている。

恐竜のキャラクタである。名前は不明。黒いポケットには何かいかがわしい未来の道具とかが入ってそうだ。そういえば「ファミコンランド」も「わんぱくこぞう」も怪獣のキャラクタ、いなかったっけ、、、
◆基本データ◆名称:ファミコンショップブルート、TVゲームショップブルート、Brut
運営:株式会社ブルート
開業:1988年7月 (分離独立)
所在:広島県佐伯区(本部)
情報誌:HOTS extra
公式サイト:http://www.brut.co.jp(閉鎖)
◆沿革◆ エスピーエム株式会社のブルート事業部が1988年7月に株式会社ブルートとして独立。広島を中心に全国へ拡大。全盛期の店舗数は400を越えた業界最大手。1994年12月に中古ゲーム裁判騒動の後、勢いをなくし、1999年3月に自己破産。2002年までに(一部フランチャイズを除く)全店閉店した。
◆制覇MAP◆
ということで広島を制覇!
中国地方はなにげに山口のカメレオンクラブとか、岡山のわんぱくこぞうとか、ファミコンショップ成分が濃いよ、、、
◆主な店舗(1997年10月30日)◆北海道 新道東店
新琴似店、マルコン美園店、ひばりヶ丘店、マルコン岩内店、倶知安店、八雲店、網走店、美幌店、根室店、弥生通店、西20条店、北見店、紋別店、遠軽店、稚内店、深川店、富良野店、マルコンdoing南郷店、函館戸倉店
東北地区
大館片山店、秋田山王店、宮町店、南光台店、市名坂店、豊栄店、
関東地区
みどり野店、石井店、茨大前店、多賀店、真鍋店、吾妻店、船堀店、関原店、葛西店、砂町店、八街店、臼井店、さつき橋店、二俣川店、日吉店、六ツ川店、戸塚店、すみれが丘店、荏田店、マルコン浦安店、行徳店、マルコン高円寺駅店、マルコン高島平店、マルコン中村橋店、マルコン宮前平店、マルコンたまプラーザ店、マルコン勝田台駅店
中部地区
浄心店、川合店、安西店、静岡南口店、藤枝店、大坪店、富士宮店、昭和通り店、岳南デンパ店、初倉店、相良店、沼津店、沼津香貫店、沼津原店、安城店、岐南店、各務原店、岐阜羽島店、川越店、マルコン新黒川店、
関西地区
西中島店、塚本店、豊里店、菅原店、尼崎大物店、西大島店、出屋敷店、千船店、阿倍野店、巽店、小路店、布施店、平野上町店、服部店、五月ヶ丘店、門真月出町店、毛馬店、野江内代店、千林店、放出東店、今里店、寝屋川駅前店、香里店、枚方中宮店、巣本店、堺東店、北信太駅前店、春日店、小野原店、車塚店、近鉄八尾店、瓢箪山店、柏木店、京終店、西院店、桂店、北大路店、京都千本店、伏見竹田店、九条新千本店、百万遍店、堀川五条店、園部店、宇治伊勢田店、ビックバン大津駅前店、守山駅前店、春日野道店、長田店、六甲店、魚住店、伊川谷店、姫路白浜店、東加古川店、丹南店、亀岡駅前店、西宮北口駅前店、マルコン江坂店、マルコン穂積店、マルコン西宮中津浜店
四国地区
観音寺店、木太店、鴨島店、阿南ウィル2店、小松島中田店、徳島タクト店、丸大ベビーセンター店、若草店、中久万店、城山店、久米店、伊予三島店、川之江店、土居店、新居浜店、愛媛西条店、新居浜泉川店、今治南店、東予店、松山駅前店、平和通店、松前店、マルコン大洲店、マルコンロック北島店、マルコン三島店、中国地区、戸坂店、千田町店、宇品店、己斐店、庚午店、仁保店、可部店、熊野店、祇園店、八幡店、柳井南店、呉店、呉駅前店、焼山店、西条中央店、高屋店、大竹店、宮内店、唐戸店、下松店、光店、遠石店、政所店、防府西店、長門店、湯田店、山口小郡店、皆実店、福山野上店、福山蔵王店、神辺店、マルコン井口店、マルコン安古市店、マルコン五日市店、マルコン新南岩国店、マルコン出雲北店、マルコン米原店、マルコン三次店、マルコン高陽店、マルコン白島店、ハイパーブルート五日市店
九州地区
百年橋店、高宮店、檜原店、春日原店、舞松原店、荒戸店、西新店、長尾店、二日市店、志免店、長者原店、那珂川店、中間店、折尾店、引野店、行橋安川通店、赤間店、久留米店、鳥栖店、通町店、田川伊田駅店、飯塚店、直方店、本庄店、南部バイパス店、鹿島店、伊万里駅前店、新唐津店、唐津店、新大工店、岩屋橋店、有川店、浄行寺店、上熊本店、田崎店、八王寺店、県庁四角店、菊池店、荒尾店、佐伯駅前店、鶴崎店、明野店、今津留店、敷戸店、大在店、鶴見店、中津店、浮ノ城店、鴨池店、串木野店、マルコン飯倉店、マルコン徳力店、マルコン東福間店、マルコン前原店、マルコン野間店、ハイパーブルート空港前店、ハイパーブルート熊本菊陽店
沖縄地区
大道店、城間店、儀保店、我如古店、胡屋店、寄宮十字路店、潮平店、具志川店、名護十字路店
◆外観◆
※画像:Googleマップ 愛媛県伊予北条駅の付近に今も残るブルート跡地。余談だが、断片的なネット情報からこの場所を特定するため、
Googleストリートビューを3Dダンジョンみたいにひたすら捜索しまくって、吐きそうになりながらも探し当てさせてもらった。まさかGoogleストリートビューでも3D酔いするとは、、、
※画像:今日のゲームより(提供) こちらはかつて兵庫県篠山市東吹にあったとされる、限りなくブルートのようなお店「リピート」。
◆文献◆「倒産の研究 ブルート(ゲームソフト販売チェーン)加盟店にそっぽを向かれ売上激減、頼みのメーカーにも見放される」 (日経ベンチャー1999年6月号)
◆動画◆◆主なトピックス◆・
SBG:ゲーム販売チェーン最大手ブルートが自己破産を申請。FC店は営業続ける(1999年3月30日)
◆みんなの情報コーナー!!◆ みんなでブルートを思い出を語ろう!
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