ドキドキ冒険島編 【ファミコンショップシール全国制覇への道】
2018年05月27日09:32
ショップシール
◆概要 ◆定義と分類 ◆目次
みんなー、ドキドキしてるー?
ファミコンショップシール界二大巨塔のひとつ。ドキドキ冒険島の登場だ!

レア度:★
ファミコンショップシール自体が、100本に1本あるかないかの世界なのだが、その中でドキドキ冒険島に遭遇する確率は極めて高い。こちらはレギュラーサイズの文字タイプ。文字色は青。右にバーコードが貼られているが、貼られてないバージョンもある。店員さんが貼り忘れたのか、あとから剥がされたのかは不明。

レア度:★
こちらは文字タイプのSFC版。というかSFCは文字タイプしか見ない。FC版と同じように右にバーコードが貼られており、文字色は赤である。そしてなぜか知らないが、スーパーファミコンの純正シールを貼るスペースより横幅が少し長いため、必ずはみ出てしまっているのも特徴のひとつ。

このはみ出具合は右側のときもあれば左側のときもあれば両側のときもある。最初、ファミコンのシールを流用したのかと思ったが、サイズがぜんぜん違ったので発注するときにサイズを間違えたのかもしれない。
ただ、興味深いのは同様の現象が他店のショップシールにも数例、見つかったこと。シールの規格サイズなのだろうか!?

レア度:★
レギュラーサイズの絵柄タイプ。センターに勇者、左右に鳥のキャラクタとお姫様が配置された構図。「やたらに光る剣」、「背景と同化した薄いおっさん」など、ゲームパッケージに脈々と受け継がれる様式美を押さえているところは評価できるが、いまいち、このひとたちの関係がよくわからないところが難点だ。

レア度:★
こちらはほぼ同じ構図の絵柄タイプ・フルサイズバージョン。なぜか絵柄がデフォルメされ勇者やお姫様がパックマン目になっているのが特徴。というか、こちらのほうが本来のドキドキ冒険島のキャラクタに近いデザインなので、むしろさっきの、レギュラーサイズバージョンの絵柄が「急に少年漫画っぽくなった」と見るべきかもしれない。
細かく見ると、お姫様がちゃんと怯えてるし、勇者もやたら汚れてる黄色い服じゃないてそれっぽい鎧を着ているし、背後に敵なのか味方なのかわからん鳥のキャラクターじゃなくて明らかなモンスターたちが配置されているし、意味ありげな、背景と同化した薄いおっさんがいないなど、わかりやすい構図になっている。
あと、今気づいたけど、これ、勇者じゃなくて王様かな。王冠かぶってるし。いずれにしてもドキドキ冒険島のショップシールは全体的にやたら見るのでレアではない。


(画像提供:BAD君 様)
レア度:★★★
こちらはSPACE社製「ファミリーコンピュータカセットケース」のドキドキ冒険島バージョン。お店によってはこのような専用プラケースがあったようだ。

(画像提供:あふろ 様)
群馬県は行幸田店の会員カードである。平成6年(1994年)のもの。当時、財布の中へぞんざいにぶち込まれていたこれらのカードも今となっては貴重なファミコン遺産である。

文献によると1号店は、ウサギ好きの聖地「調神社(つきじんじゃ)」があることで知られる武蔵浦和にオープンとあるので埼玉県を制覇だ。まだ3県であるが中国、近畿、関東と、バランスよく制覇できていて、順調そのものである。
ちなみにさきほど出てきたケースのメーカー、SPACE社の本社も埼玉だった。何か関係あるのだろうか。
◆基本データ◆ 名称:ドキドキ冒険島
運営:株式会社ボックスグループ
開業:1983年
所在:埼玉県北浦和
公式サイト:www.dokidoki.net(閉鎖)
https://www.boxgroup.jp/(ドキドキ冒険島関連のみ閉鎖)
通販サイト:http://www.tobi.com/box.html(閉鎖)◆ロゴ・キャラクタ◆
王冠をかぶった少年のデザイン。悠久の太古から天空を旅してきた伝説の王国「DOKIDOKI王国」という設定でホームページなどを展開していた。◆外観◆ ![]()
※埼玉県東川口店(左)と埼玉県北浦和店(右)。いずれも直営店。画像:公式サイト(Webアーカイブ)
入口の王冠の看板が素晴らしい。
※千葉県君津店(フランチャイズ) 画像:Googleストリートビュー◆沿革◆ 1989年10月に1号店を武蔵浦和にオープン。わずか2ヶ月で10店舗を突破。1992年3月には100店舗を突破。その後、ますます勢いに乗り、全盛期は北海道から沖縄まで全国に220店舗以上にまで拡大したが、1994年12月、中古ゲーム裁判騒動の影響により、フランチャイズが150店舗にまで落ち込む。2003年6月、上昇(カメレオンクラブ)と業務提携。2013年フタバ書店に事業が継承されたが、現存している店舗はフランチャイズと思われる。
ボックスグループ自体も健在で、都内でリラクゼーションサロンを運営している。◆主な支店◆ (2002年のファミ通協力店リストより)福島県 矢吹店
栃木県 黒磯店
群馬県 行幸田店
埼玉県 大井町店/東川口店/武蔵浦和店/北浦和店/坂戸店(追加)
東京都 亀有店
千葉県 君津店
神奈川県 茅ヶ崎高田店/平塚店
和歌山県 和歌山店
兵庫県 西宮市高架下の店(追加)
香川県 ウイングポート店◆トピックス◆
・【ボックスグループ特集】二〇〇三年一千店舗構想を打ち出し、メディア業界の覇権を狙う/ボックスグループの21世紀戦略(1998年06月27日)
【ボックスグループ特集】家族が楽しく過ごせる店でありたい/ボックスグループ社長 松田芳久(1998年06月27日)
任天堂のこと。ソニーのこと。赤裸々に語っている記事。正直今回、初めて拝見したが今読んでも普通に面白かった。
皆さんの地元にあったドキドキ冒険島についての情報をコメント欄へお寄せください!!
地元には◯◯店があったよ。こんなショップシール類があったよ。といったものや、当時の店舗が映った写真なども大歓迎。なお、写真素材などのご提供はこちらの窓口で受け付けております。どうぞよろしくお願いします!!
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