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ファミコンショップヒーロー編 【ファミコンショップシール全国制覇への道】

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概要 ◆定義と分類 ◆目次


 その昔、ファミコンのうまいやつは皆、ヒーローだった……

 ということで、ファミコンショップシール全国制覇への道。今回は「ショップシール界の沼」特集第2弾。ファミコンショップヒーローの登場だ!!

<更新情報>
 2019/10/9 ライトグリーンバージョン・小型シールバージョンを追加




◆ショップシール類◆
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 レア度: 

 ファミコンショップシール界では横綱級のエンカウント率を誇るファミコンショップヒーローの裏ラベルの中でも、こいつはもっともスタンダードな紺色である。初期版と見ている。
 その特徴はなんといっても「3ヶ月保障」という堂々としたフレーズ。そもそもショップシール(裏ラベル)は、落書きや破れなど状態の悪い純正裏ラベルを覆い隠す目的で始まったとされている。そこへ、ついでに保証書としての役割を与えたことは偉大なる発明であった。ヒーローはその代表格と言えよう。

 ただし、購入日の記載がないため、いつから3ヶ月なのかわからないという明快な難点がある。そのため、たまにオークションで「シールは無関係です」「保障はしません」とわざわざ断りを入れている微笑ましい光景が見られるのも一興だ。

hiro021.jpg
 レア度: 

 こちらは水色バージョン。
 出ました「色違いは沼の始まり」。これ、テストに出るやつ。

 しかも紺色と水色って近いじゃない。青系だけで少なくとも2種類あるっていう恐怖。それがファミコンショップヒーローのショップシールの“沼”たる所以なのだ。

hiro031.jpg
 レア度: 

 そして紫バージョンである。
 よく見ると通信販売部の連絡先等の記載がなくなっている。通信販売よりも店頭販売に力を入れるようになったのだろうか。

hiro041.jpg
 レア度: 

 緑バージョンである。
 よく見ると「ヒーロー」の文字が少し大きいのが特徴だ。注意文にバッテリーバックアップへの言及がないため、もしかしたら最初期バージョンかもしれない。また、お客様係の電話番号の文言がほんの少し右に寄っておりわずかに太いところに注目して頂きたい。これはこのシールをつくったとき電話番号が間違っていたか、途中で変わったため、別で出力したものを上から切り貼りした跡だという指摘を頂いた。

 そうなってくるこの店に色んな色の様々なバージョンがある理由は、意図的なものではなく、何度も電話番号が変わったり、部署がなくなったりして、その都度、色を変えていたためなのかもしれない。このあたりの流れについてはもう少し考察が必要である。 


ひーろー黄緑03

 ライトグリーンバージョン。
 偶然にもカセットの色が同じだったため一体感がハンパない。下の「お客様係」の電話番号が変更されており、フォントが微妙に細くなっている気がする、、、

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 レア度: 

 こちらはローマ字バージョン。今のところ、このスタンダードな紺色のみ発見されている。英語のつづりが「HERO」ではなく「HIRO」になっているので違うお店かと思ったが、住所がまったく同じであったため、ファミコンショップヒーローのシールで間違いないだろう。気になるのは電話番号も違っていたことだ。こちらもバッテリーバックアップへの言及が見られないことから初期のものかもしれない。

ファミコンランドヒーローシール型1
 レア度:★★★ 

 こちらは珍しい小型シールバージョンである。「ファミコンランドヒーロー」と店名が微妙に違うところが不可解だが、注目すべきは電話番号で、なんと上の「HIRO」バージョンと同じであった。あくまで推測だが、このシール、ごく最初期のものであり、通信販売部とお客様係を増設した際に、電話番号を一新したのではないだろうか、、、


hiro05.jpg
 レア度: 

 こちらは明るい緑バージョン。

 というよりもグループバージョンといったほうが正しい。チェーン店が増えてきたので、グループ店舗が共通で使えるように「ヒーローグループ」という文言へ変更したと思われる。その代償として住所や電話番号の記載がなくなっているのはチェーン展開しているファミコンショップのシールに多く見られる特徴のひとつだ。

hiro10.jpg
 レア度: 

 こちらはグループバージョンの紫。さきほどの紫とは別だ。なにげにヒーローグループの文字がやたら大きくマイナーチェンジしている。担当者が「やっぱりショップ名が目立たないや」とでも思ったのだろうか。

 ところでこのシールには右上に「NO.1」と記載されていた。番号を振るなら最初からそうしてくれたら集めるほうも助かるのに、今のところの番号が振ってあるのはグループバージョンの紫のみである。

 ちなみによく見ると、このシールは2番目に紹介した水色のシールの上に二重貼りされていた。水色バージョンには廃止した通販部の連絡先が記載されているため上から紫を貼り付けたのだろう。こういう細かいところからも、グループバージョンが後期のものだとわかるのだ。


hiro08.jpg
 レア度: 

 こちらはグループバージョンの水色。紫の色違いである。
 細かいマイナーチェンジが多いヒーローのシールにおいて、むしろ色違いだけで済んでいるのは貴重なのかもしれない。なお、スーファミに貼付されているが、ファミコンのものと大きさが同じであるため、共通で使用されていたと推測される。

hiro09.jpg
 レア度: 

 そしてついにこのときがやってきた。
 なんと、ファミコンショップヒーローの売りだった「3ヶ月保障」をやめてしまったバージョンの登場である。保障自体やめたのか、それを謳うことをやめたのか定かではないが。なお、貼る位置についてはとくに決まりはないみたいだ。

hiro07.jpg
 レア度: 

 ヒーローはSFC用に新たにシールをつくったりはしなかったのだろうか。こちらは同じシールがファミコンに貼ってあるバージョンだ。

 以上。

 ただ単にバージョン違いを並べて、妄想混じりに解説していただけなのに、なんとなくその店の歴史みたいなものが見えてきた気がしないだろうか。こういうところもファミコンショップシールの魅力なのだ。
 

◆制覇MAP◆

 お待ちかねの制覇マップである。 

seiha_map08.png


 ファミコンショップヒーローの裏ラベルには「栃木県真岡市」と住所の記載があったので、ルールに基づいて栃木県を制覇!
 この企画初の隣接県の制覇である。ちなみに「まおか」ではなく「もおか」と読むらしい。

◆基本データ◆
名称:ファミコンショップヒーロー
運営:株式会社 ファミコンショップ ヒーロー
所在:栃木県真岡市
開業:1991年?

◆沿革◆
 1991年ごろ1号店をオープン。もともと骨董など扱う会社だったっぽい。現在は「買取王HERO」というリサイクルショップになっている。

 ファミコンショップヒーローの運営会社についての詳細はほとんどわからなかった。

◆外観◆
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 ※栃木県益子店(Googleストリートビュー)

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 ※福島県川俣店(Googleストリートビュー)

◆主な支店◆
秋田 東北ヒーロー花輪店
岩手 遠野店・北上店・東北ヒーロー花巻店・花輪店
宮城 白石店
栃木 益子店・雀宮店・大田原店・烏山店・御幸ケ原店・矢板店・石橋店・上三川町・川俣店・小山店・宇都宮オリオン通り店(追加)
福島 喜多方店・川俣店・船引店・会津若松店・小野町店・会津坂下店・本宮店・梁川店・ニ本松店・国見店(追加)
茨城 八千代店・矢吹店・大宮店・下館店・岩瀬店・大子店・石川店・境店・笠間店
埼玉 小鹿野店・嵐山店・小川店・児玉店・本庄店
千葉 千葉ヒーロー東庄店・小見川店


◆みんなの情報コーナー!!◆

 栃木を中心にチェーン展開していたファミコンショップヒーローについての情報をコメント欄へお寄せください!!

 ここに載ってない色違いやバージョン違いのシールも大募集!!

 また、当時の店舗が映った写真なども大歓迎。なお、写真素材などのご提供はこちらの窓口、あるいはツイッターで受け付けております。どうぞよろしくお願いします!!



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コメント

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ヒーローのシールは群を抜いて邪魔だと思っていました。しかしこうやって並べてみるとオロチさんのおっしゃる通り、うっすらと物語が垣間見えるような気がします

ショップシールはファミコン界のパラダイムシフトや! 並べてみて、初めてわかることってあります。集めたらとりあえず並べますもんね。そこからいろんなことを妄想するのが楽しい。そういうところがコレクター冥利に尽きる瞬間だったりしますよね(笑)

私の住む町に、かつてヒーローのお店がありました。

86年生まれ。岩手県千厩町在住の男です。
93年くらいから97、8年くらいまで岩手県東磐井郡千厩町(せんまやちょう)に東北ヒーローがありました。
店は中心商店街から少し離れた四日町と言う通りにあり、入り口正面の外壁には東北ヒーローの文字と、確か、でかでかとマリオ(スーパーマリオワールドのマリオの顔だったと思います。)のイラストが描かれていたと思います。
当時はスーファミが全盛期だったので、時代遅れ感のあったファミコンソフトは10円や50円と言った超破格で売られており、3歳年上の兄と2人で良く買いに行きました。
当時は岩手のど田舎でも子供は沢山いて、それはそれは賑わっていました。
裏面に三ヶ月保証のシールが貼ってあったのは覚えていますし、中にはソフト表面の角の部分にインディアンのシールが貼ってあるソフトもありました(スーファミのソフトに貼ってあった気がします。)。
閉店から20年以上経ちますが、店舗建物はまだ残っておりますが、残念ながら看板やマリオのイラストなどはすでに有りません。
そういえば、同じ頃、旅行で行った秋田市内で秋田ヒーローなる店を見かけたことがあります。

東北ヒーローという名前は聞いたことがあります。お話から察するにヒーローグループだったのですね。そのインディアンのシールというのはもしかしたら

検査済・3か月保障 
(インディアンの絵) 
byヒーロー

という構図の3~4㎝くらいの白地に黒のシールではないですか?
偶然、最近見かけました。秋田ヒーローというのも聞いたことありますね。こちらでも調べてみます。貴重な情報ありがとうございました!

現在では、
栃木県小山市に1店
福島県福島市に1店
合計2店舗しかないみたいですよ(;_;)

「群馬の」境町(現伊勢崎市)にもありました。具体的な場所はわからなくなりましたが、県道142号の東は早川、西は群馬銀行の間の範囲で路面北側にゲーセン併設だったのを覚えています。おそらくハコはもうないでしょう。

あと埼玉の寄居にも国道140号沿い東は寄居警察署、西はグリーンブックの範囲内で路面南側で、今のゲオかグリーンブックのツタヤ部分あたりだったような気もしますがこちらは記憶がはっきりしません。桃太郎が現れる前にあった気がするのですが…

シールは店舗個別のものだったかは覚えていませんが、こちらに載せられているような全面シールを見たのは覚えています。

福島県。
川俣店は2003年までは営業していたが、いつの間にか潰れた。
しかし川俣店・国見店の2点のみ共通のスタンプカードを作っていたので、多分経営者が同じだったのだろう。
その国見店は一覧に無いが、売られていた物からして恐らく梁川に移転したと思われる。
その梁川店も近年、福島市方木田というところに移転し、ツイッターも持っていたのだが、去年秋ごろに潰れたようだ。

本宮店は、10年くらい前に泥棒が入ってトレカを盗まれたとニュースになった。それが原因かどうかは不明だが、後に閉店。

二本松店は、BOOKランド二本松店跡に移転し、ツイッターも持っていたが、2015年に閉店。
アカウントだけは残っているが、更新されていない。

一覧に無いが、栃木の宇都宮オリオン通り店は、ツイッターが2019年5月でストップ、レビューによると何の前触れもなく閉店したとのこと。

栃木の上三川町店も2014年でストップ。

現在営業が確認できるのは、栃木の真岡店と小山店だけのようだ。

ab様
詳しい情報ありがとうございます。
さっそく反映させていただきます。

船引店は、船引駅前にあったが、グーグルマップによると2013年の時点で潰れてる。

ちなみに同じ町には「ブック・ジョイ」という、露骨にブックオフっぽい看板を付けた個人経営店があり、アマゾンにも出品していたが、2016年に潰れたようだ。


オロちゃんニュース!!
orotima-ku1.png Youtubeチャンネル「オロチレーベル」を開設しました!!
 失われたファミコン文化遺産「ショップシールの世界」2020年6月26日発売

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