◆新しいじゃんけん◆ こんな記事を読んだ。
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話題の入試問題「じゃんけんに新たな手『キュー』を加えて別のゲームを作りなさい」 東大生の答えは? - ねとらぼ 思い出したのだ。我が家ではグー、チョキ、パー以外のもの加えたじゃんけんをやっていることを。私はてっきり子どもの小学校で流行ってたやつだったと記憶していたのだが、念のために妻に訊いたところ「お父さんが考えたんじゃないの?」と返ってきた。そう言われてみればそうかもしれない。なぜかぜんぜん憶えてない(笑)
ともかく、うちではそれを
「ドリルじゃんけん」と呼んでいる。
◆ドリルじゃんけんとは?◆ ドリルじゃんけんにはグー、チョキ、パーのほかに2つの手が存在する。
※「ドリル」の手。人差し指を突き指すポーズ(オロチ画) 「ドリル」は必殺技だ。
グー、チョキ、パー、
すべての属性を破壊できる最強手である。
小学生のときいたじゃない。勝手に考えた無敵技を出して「はい、勝ったー」とか言うやつ。まさにその発想だ。ただし単に無敵技を取り入れただけでは面白くないので弱点をつくる。それは
唯一「壁」だけには負けるという弱点だ。
※「壁」の手。指をそろえて下へ向ける(オロチ画) 一方、「壁」は最弱手。
通常手であるグー、チョキ、パーには無条件で負けてしまうのだ。言わば
ドリルにだけ勝てるという一発逆転の奇策なのである。
◆駆け引きが楽しい◆ この力関係は、通常のじゃんけんに
新たな三すくみ構造を取り入れたとイメージすればわかりやすいだろう。
図にするとこんな感じ。

こうすることで駆け引きが断然、楽しくなる。通常手に無条件で勝てる「ドリル」は強いので、みんな、出しがちなのだが、それを見越して「壁」をぶっこんで来るやつがいたり、あえて通常手ばかり出してくるやつがいたり、、、
なんだか、スマホゲーの属性みたいな感じだね(笑)
◆アクションパート◆ たぶん、正直、もうすでに似たようなじゃんけんはあると思う。しかしドリルじゃんけんの最大の特徴はむしろここからなのだ。じゃんけんをして勝負がついたら
アクションパートに突入するのである。
アクションパートっていうのは、たとえばドリルでパーに勝ったら、ドリルを出した人間は「ギュイーン」と言いながらドリルをパーに突き指すアクションをする。パーを出したほうはドリルに貫かれ「うわー」とか言いながら、やられるアクションをするのである。こちらが「ドリル」で相手が「壁」だったときはこちらの負けなので、わざと「ゴギッ」とドリルが折れるオーバーアクションをするのだ、、、

どちらかというと
負けたほうが派手にやられる演技をするのがポイントである。
なぜこんなことをするようになったか知らないが(知らんのかい!)、単純にそうやるほうが面白いので、やるようになったのだろう。たぶん、グーとかパーが戦うゴッコ遊びみたいな感じにすることで、じゃんけんに負けた子どもが拗ねたり不機嫌になったりするのを防ぐためだったと思う。まあ、何にせよ
負けても楽しいじゃんけんなんて最高じゃないか。少なくともうちの子はこのアクションパートのおかげで、拗ねなくなったよ(笑)
遊園地に行ったときに、乗り物を待ってる行列に並んでる間とか、このじゃんけんにどれだけ救われたかわからない。我が家しかやってないのがもったいないくらい奥の深くて楽しいじゃんけんだ。

|  | なぜドリルのくせに壁に勝てないのか、とか、設定についての細かいツッコミは無しで |
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