謎のファミコンソフト「NESエージングカセット」の正体を暴け!! 追記編


agingH0.jpg


◆オリジナル?現る◆

 先日、NESエージングカセットについての調査検証記事を公開したところ、とある海外コレクターさんから重要な情報が舞い込んできた。数年前、海外任天堂マニアが集うサイト「Nintendo Age」の掲示板に似たようなものがアップされていたというのだ。

 こちら。

Aging51.jpg
SCREEN SHOT:http://nintendoage.com/forum/

 おおっ!
 
 まさにしぇぼる氏が入手したものとそっくりじゃないか。


aging02.jpg
 ※しぇぼる氏所有のやつ



◆画像の分析◆

 この書き込みは2011年12月にされたもので、ブツは「ebay(リンク切れ)」で出品されていたものらしい。さっそく画像を拝借して詳しく分析してみよう。

Aging52.jpg

 まず、プロテクトICが6113と記載されていることがわかる。

 この数字は一説によると北米版の別タイプに配されるCICロックアウトチップのリージョン識別番号で、プログラムの圧縮方法が違うバージョン(再販バージョン?)に採用されるものだと推測されるが、正直よくわかっていない。


Asing53.jpg

 次に「CL」の意味についてだが、ご丁寧にも(C)LU.CLU.LANDと手書きで添えられているではないか。これはもう「クルクルランドのCL」で決定だろう。

 ラベル上部の印刷に関しても通常のNESソフトのように180度ひっくり返していない点は、しぇぼる氏所有のものと共通する。



◆基板について◆

 基板の画像まであるとはありがたい。

Asing54.jpg

 まずは、しぇぼる氏が所有するNESエージングカセットと同じく、右のチップにGIというマークが記載されているところに注目したい。これはGeneral Instrument社という海外メーカーが製造したチップということを表しており、書き込みによると「PAL版に使用されていた」とのことである。しかしながらプロトタイプ自体はNTSCであることが指摘されていた。

 また書き込み主によるとこのような基板は初期タイプであり、それほど頻繁に現れるものではないという。



◆真贋について◆

 2011年にNintendoAgeにアップされていたこの「6113版」自体の真贋を疑っていたらキリがないので、ひとまず本物として、この存在が今回しぇぼる氏が入手した「3196版」の真贋にどのような影響を与えるのか考えていこう。例によって偽物が疑われる要素と本物だと思われる要素を並べていくことにする。

 ◆偽物が疑われる要素
 ・これを元ネタにして偽物がつくられた可能性が出てきた
 ・これに比べたら今回の3196版はあまりにも状態が良すぎる
 ・3196版はあまりにも突然、大量に出てきた



 ◆本物だと思われる要素
 ・同じタイプのエージングカセットがあったことはむしろ信憑性を高める
 ・偽造者(必ずしも=出品者ではない)が海外任天堂マニアが集うサイトの一書き込みを元にわざわざ入手困難なアジア版クルクルランドを大量に仕入れて売れる保証のない偽物をつくるとは思えない。


 皆さんはどう考えるだろうか。


<謎のファミコンソフト「NESエージングカセット」の正体を暴け!!>
序章編
検証編
完結編
追記編




orotima-ku1.png引き続き情報を募集中!!

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