ファミコンランド編 【ファミコンショップシール全国制覇への道】


UFSSSbana5.jpg概要 ◆定義と分類 ◆目次


 かつて「ファミコンランド」と名の付くお店は全国に無数にあった。

 その多くは「ファミコンを扱っているランド的な場所ですよ」という意味で、正式名は「ファミコンランド+○○(店名)」と名乗っていた。第44回で紹介した「ファミコンランドBIG」などはその例である。もうひとつは「ファミコンランド」そのものが店名であるパターンだ。今回紹介するのは「ショップシール界・最後の沼」と呼ばれるそんな後者のファミコンランドである。予想通り、その実態は今まで誰も研究してこなかったせいか、あまりにも漠然としていたのだった、、、


◆ショップシール類◆
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 レア度: 

 ファミコンランドのノーマルタイプがこちら。非常によく見るシールだ。文章とロゴのシンプルな組み合わせで、内容は取扱注意的なものではなく不具合があったら交換します的な要素が強い。シールの色はくすんでいるのではなく最初から薄いグレーである。


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 レア度: 

 バージョン違いである。主な違いは2点。まずドラゴンのマークが円からはみ出ている点。そしてシールの縦の長さが少し長い点である。しかし私が調べた限りでは裏ラベルの標準サイズ(100mm×30mm)の縦の長さが少し長いサイズを採用しているカセットROMの存在は確認できなかった。ただの誤差であろうか。


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 レア度:★☆ 

 上の2つとの違いがわかるだろうか。こちらはコナミの裏ラベルのサイズに合わせたコナミバージョンなのだ。さきほどちらっと述べたが詳しく解説するとファミコンROMには27種類の形状違い(ハッカー系は除外)が存在する。当然形状によって裏ラベルのサイズも様々である。

 裏ラベルのサイズには標準サイズ(100mm×30mm)と非標準サイズがあり、非標準サイズはさらにナムコ標準サイズ、ナムコ大型サイズ、コナミ標準サイズ、コナミ大型サイズ、バンダイ標準サイズ、バンダイ大型サイズ、タイトー前期型サイズ、タイトーBB型サイズ、タイトー後期型サイズ、タイトー後期丸型サイズなどなど約20種類に分かれている。それぞれミリ単位でサイズや角の丸みが違うのだ。よく裏シールのサイズが合わないまま貼られているショップシールを見かけるのはそのためである。

ファミコン総数7割

 そもそもほとんどのショップシールが標準サイズ(100mm×30mm)なのは、標準型の形状を採用しているファミコンROMが全体の7割を越えるからである。おそらく裏面全体を覆うようなフルサイズのショップシールが登場したのは、残り3割の非標準サイズを文字通りカバーするためでもあったのだろう。

 しかしファミコンランドに限っては裏ラベルのサイズに合わせてショップシールを用意するという狂気の業をやってのけているところに私は注目した。今回発見したのはコナミ標準サイズ(W90mm x H35mm)のシールである。調査したところコナミ標準サイズのラベルを採用しているタイトル数は42本。形状別タイトル総数(同じタイトルでも形状が違うバージョンがあった場合に別カウントする方式)だと1053本+αあるファミコンROMのうちたった42本のために専用ラベルが存在するなど「狂気」以外の表現が見当たらないではないか、、、


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 レア度:★☆ 

 続いて一旦、スーパーファミコンのショップシールに行こう。こちらはショルダーバックを肩にかけ蝶ネクタイを締めた少年が傾きながらピースしているイラストが印象的な汎用シールである。傾きピースの少年とでも呼ぼうか。注意書きはフランクな口調で「カセットを高く買うこと」だけを訴えたシンプルなもの。大幅(おおはば)アップを思わず「大巾アップ」と書いてしまうセンスに年輪が隠し切れていないところが良い。


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 レア度:★★  丸型シールそれぞれ
 レア度:★★☆ テープ型

 マリオのようなキャラクタと電話番号が記載された丸型シール。

 こちらは2種類確認されている。0593-64のほう(←)が三重県内の旧市外局番であることが判明したが、411のほう(→)は市外局番が記載されていないため、調査が難航している。そして「ファミコンランド」と書かれたテープ型。お買い上げテープであろうか。


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 レア度:★☆ 

 さあ、ここからが沼だ。

 なんとファミコンランドのラベル型ショップシールには店名入りもいくつか存在するのである。こちらは板橋区にあった赤塚店のもの。東京だ。調査したところローカル情報を掲載するこちらのサイトにたどり着いた。どうやら「ファミコンランド下赤塚店」というお店も存在するらしいが同一店舗なのかは不明。

 少しサイズの小さいスーパーファミコンバージョンがある。(なぜか写真を撮り忘れたため未掲載)


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 レア度:★★ 

 総和店のシール。
 記載されている「総和町下大野」で検索したところなんと茨城県だった。思わぬ空白地のGetに小躍りしたい気分である。他の店舗名記載シールよりややレアだと思う。


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 レア度:★☆ 

 そしてこちらが渦中の光が丘公園店。

 ファミコンランドの店名入りシールの中では一番見る店舗名でありネット上の言及も一番多い店舗である。ナムコのシールの上にサイズの違うものが貼られているためごちゃごちゃしている。旭町とはどこだろうか、、、


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 レア度:★☆ 

 光が丘公園店の何が渦中かというとそのバージョン違いの多さである。こちらはさきほどのシールとそっくりであるが、住所に「練馬区」が付け加えられているところに気づいたであろうか。通称「練馬区バージョン」である。旭町は練馬区にあったのだ。サイズがやけに小さいが本来、何に貼ったものなのかは不明。


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 レア度:★☆ 

 こちらはさらに傾きピースの少年マークが加えられたバージョン。サイズ的にスーファミ用のものだろうか。このシールの発見によって今まで買取価格の5%UPを謳っていたが「大巾アップ」というぼかし表現を使うようになったことが判明。


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 レア度:★☆ 

 こちらは珍しいダブルである。
 下のシールが気になるが「君のカセット」とあるので、同じくファミコンランドの別バージョンではないかと推測されるが、剥がす勇気はない。

 なお、その他の店舗バージョンや、赤塚店、総和店の別バージョンは今のところ見つかっていない。
 

◆ケース類◆
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 レア度:★★☆ 

 ファミコンROM用のプラスティックケースである。ファミコンROMがちょうど入るサイズ。右下にロゴが刻印されている。第39回で紹介した大手ファミコンショップ「わんぱくこぞう」お似たようなケースを採用していたことが想起される。


◆ロゴ◆
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 円にドラゴン。おそらく初期バージョン。

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 こちらは円からはみ出ている&カラーバージョン。勢いを感じる。


◆キャラクタ◆
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 丸型シールに描かれていたキャラクタ。
 どう見ても某天堂さんの某ヒゲのおっさんですやん。なお、シャツの色が赤いため『3』(87年)以降の採用だと思われる。

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 傾きピースの少年。
 なぜかずっとピエロだと思い込んでいたが、よく見たら少年だった。おそらく異常に大きいサイズの靴がピエロシューズに見えたのだろう。


◆カード類◆
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画像提供:将さん

 会員カード(上)とスタンプカード(下)である。Imagical Comunication Networkというよくわからない英語が記載されている。ファミコンランド牛巻店。


◆基本データ◆
名称:ファミコンランド
所在:愛知県一宮市
運営:株式会社あくと
創業:昭和59年(1984年)
HomePage:http://www.act-power.co.jp/(閉鎖)
中標津店 http://fami-lan.net/(閉鎖)



◆沿革◆
 84年7月パソコン専門店として創業。 85年12月、TVゲーム専門店「ファミコンランド」1号店を愛知県一宮市で開業。フランチャイズ展開。全盛期には全国150店舗を展開する全国チェーンとなった。2019年現在は株式会社あくとが愛知県内で運営していた直営店はすべて閉店されており、石川県小松店など一部のフランチャイズ店がカードショップとして存続しているのみである。
 わんぱくこぞうを運営する株式会社アクトと区別するため業界では「ひらがなあくと」と呼ばれた。全国展開するほどの事業規模のわりには派手な宣伝などいっさい行わない方針で、各協会にも参加しいない。当時の社長は「ゲームの職人集団」を自負し表舞台にも滅多に姿を見せなかったことから、ウェブ大百科であるWikipediaにも単独記事が存在しないほど、実態が知られていない大手ファミコンショップのひとつである。


◆制覇MAP◆

 まずは丸シール「0569-69」が伊勢のお店だったので三重県を制覇。赤塚店、光が丘公園店が共に東京、総和店が茨木県、さらにさらに。ファミコンランドの一号店が愛知県の一宮らしいので以下のような結果になった!

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 一気に4か所の制覇はこのプロジェクト初。
 茨木県以外は+となった。

 それにしてもファミコンランドの1号店が我が愛知県だったとは知らなかった。何気にかつて栄華を誇ったマジカルガーデンも、現在勢いに乗るファミーズも、絶対的王者であるゲオも愛知県で生まれたゲームショップだ。愛知県って実はゲームショップの名産地なのか?


◆主な支店◆
北海道 中標津店
福島県 植田店/湯本店/平中央店/エブリア店/小名浜店
群馬県 高崎店
栃木県 宇都宮芳賀店
茨城県 総和店
東京都 光が丘公園店/光が丘店/赤塚店
山梨県 松の屋(韮崎)
長野県 ちの店/オノデンキ
静岡県 静岡駅南店/焼津店/島田店/掛川店/浜松原島店/高林店/高丘店/佐鳴台店/磐田店/浜北店/豊田店/本郷店
愛知県 一宮本店/一宮北店/稲沢店/稲沢2号店/江南店/尾西三条店/アピタ港店/豊明店/中川店//牛巻店/森本店/岩倉店/桜木店/豊橋小松店
岐阜県 ハッピーほずみ店/大垣バイパス店/大垣店/可児店
滋賀県 堅田店
石川県 小松店
福井県 福井店
京都府 西大路三条店
奈良県 佐保山店
大阪府 平尾店
兵庫県 甲南店
広島県 因島店


◆主な外観◆
famikonarando03.jpg
 ※参考画像:Google検索

◆みんなの情報コーナー!!◆
 ファミコンランドについての情報を募集します。この記事のコメント欄、ツイッター、あるいはこちらの窓口まで、よろしくお願いします!

 まったくの余談であるが、本当はファミコンランドのトランプも手に入れているのだが棚を引っ越した際に行方不明になっており掲載できなかった。



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シールの番号がどう見ても、0693-64なんですが0569-69はどこから出てきた番号ですか。
あと一号店が愛知県なら愛知県だけをカウントすべきだと思います
8018. [ 2019/04/10 15:07 ] [ 編集 ]
コメントありがとうございます。正しくは0593-64でした。修正いたします。なお三重県内の旧市外局番で間違いありません。あと今回は当プロジェクトの定義「シール内に住所等の記載がなければ一号店の都道府県を制覇する」を住所の記載がない汎用シールに適用し(ドラゴンのマークのやつとかSFC用傾くピースの少年のやつとか)、電話番号が記載された丸型シールや、赤塚店、総和店、光が丘公園店という店名と、住所、電話番号の記載のあるシールについては、同じく当プロジェクトの定義「シール内に住所の記載があればその都道府県を制覇する」に基づいてそれぞれ制覇させていただきました。よろしくお願いいたします!
8019. [ 2019/04/10 16:40 ] [ 編集 ]
何故かショップシールよりカセットの形状違いが27あるという方が勉強になった感
8028. [ 2019/04/11 03:40 ] [ 編集 ]
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