
◆概要◆ ◆定義と分類◆ ◆目次◆
宮城のファミコン王・シーガルの登場だ
◆ショップシール類◆
レア度:
★★★ 3ヶ月保証をうたう金色のシールである。
金色といえば玩具屋系が採用するシール下地であるが、そこに「3ヶ月保証」というファミコンショップならではのうたい文句を載せているものは大変珍しい。ただ状態が悪いのが残念である。現存数が少なく私は(地理的要因もあるだろうが)これを含めて2枚しか見たことがない。ラベル型と違ってシール型は剥がしやすいといった要因もあるだろう。ちなみにソフトはロードランナー(文字バージョン)。

何気に日付を書き込むタイプも初めて見た。この辺りにシーガルのきめ細やかさがうかがえる。逆に3ヶ月保証とだけ書いてあるショップシールはレシート必須だったのだろうか。ただしこのシールの日付は消えていた。長い年月でインクが剥がれ落ちたと思われる。
◆SCE事件◆ シーガルといえば何といってもSCE事件である。
1996年5月、SCE(ソニーコンピュータエンターテイメント)がゲームショップに対して「新品の値引き」「中古の取り扱い」「横流し」の3つを禁止したことが独占禁止法に違反するとして公正取引委員会の検査が入り、1998年1月に排除勧告を受け、2001年8月に審決がおりた一連の流れが、おおまかにSCE事件と呼ばれる。
その間、ゲームショップ業界内では親SCE派と反SCE派が対立し分裂騒動に発展したり、一方でCESAを中心としたメーカー団体が「中古ソフト撲滅キャンペーン」なる物騒なムーブを展開したりと、業界内は地獄絵図と化していた。いわゆる「ゲームソフト暗黒時代」である。
※実際に当時、PSソフトに掲示されていた中古ソフト禁止マーク そんな事件の口火を切ったのがカプコン、コナミ、光栄だった。3社はファミコンショップを運営する仙台の株式会社コアーズに対して、仮処分を仙台地方裁判所へ訴えたのである。コアーズが経営していたファミコンショップこそ「シーガル」だったのだ。結局、この訴えは同年12月に取り下げられたのだが、これが3社のSCEに対するポーズだったのは明らかであり、シーガルも何気にとばっちりだったであろう。そんな過去があり現在がある。
参考リンク1:「赤門マネジメント・レビュー」
参考リンク2:「公正取引委員会 平成19年度共同研究報告書」◆ロゴ◆
2020年現在のロゴ及び、キャラクタである。シーガルは「かもめ」のこと。
◆基本データ◆名称:ファミコンショップシーガル
所在:宮城県仙台市太白区
設立:1991年(平成3年)4月4日
Blog:https://seagull-game.com/
◆制覇MAP◆ 現在も宮城県を中心に10店舗以上展開する東北の古豪。

2020年一発目は久々に空白地の制覇に成功。やったぜ宮城!
◆主な支店◆宮城
仙台駅前店 西多賀 長町店 大河原店
大和町店 泉バイパス 名取店 気仙沼店 石巻店
古川店(無) 北白根店 長命ケ丘 岩沼店(無)
山形
米沢店 十日町店 桜田店
福島
郡山店 郡山インター店 福島店(無)
◆外観◆
十日町店

名取店

長命ヶ丘店
画像:
Google検索より
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