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某Yahoo!ニュース個人のファミコン記事が物議

 追記:SNSで必要以上に罵倒している方がみられますが、そういうのはやめましょ。1から10までデタラメというわけではありませんし。ということでタイトルを「某Yahoo!ニュース個人記事が「デタラメ」と物議」から「某Yahoo!ニュース個人のファミコン記事が物議」へ修正しました。できるかぎりニュートラルにお伝えします。


 Yahoo!ニュースに掲載されたサブカルライター河村鳴紘(かわむらめいこう)氏のファミコン記事が物議を醸しています。

famikon012345678888.jpg
 話は変わりますが、ソニーのゲーム機「プレイステーション2」が売れているとき、先輩記者から「任天堂の強みは?」と質問されました。私は「ソフトの力」と返答しましたが、先輩は首を振り「使い古された要素技術の組み合わせで新商品を作れること」と指摘しました。当時の任天堂は、ソニーとのゲーム競争で劣勢でしたが、それでも商品開発力を評価していたのです。ファミコンは、そのお手本のような存在だったわけです。任天堂の開発者だった故・横井軍平さんも「枯れた技術の水平思考」という言葉で、使い古された技術の組み合わせの重要性を語っています。
※ハイライトは弊ブログによる

 きっかけはこちらのツイート(転載不可)でした。このツイートでは河村氏がファミコンを「枯れた技術」のお手本と表現したことを問題視しています。たしかに、ファミコンは当時の最高技術を駆使した家庭用ゲームマシーンとして世におくり出されており、その突出した性能に度肝を抜かされたのは、我々、ファミっ子だけではありませんした。

 しかしこの文章の書き方では「任天堂の強み使い古された要素技術の組み合わせで新商品を作れることファミコンはそのお手本のような存在枯れた技術の水平思考」と読み取れてしまいます。

 この記事に対してSNSでは以下のような反応がありました。






 反応が多い順(転載禁止の方は除く)。あとは「ファミコン 記事」で検索すると続々出てきます。怒りのツイートが多いですが、中には「そんなに目くじら立てることでもない」や「全体的にはよく書けてる」など肯定的な意見もありました。「枯れた技術の水平思考はファミコンのことを言っていない」と読みとった方も見られます。

 一方、ご本人のツイートはというとこんな感じ。



 よりによって白黒写真について呟いておられる。

 いつかの脚付きテレビの件もそうでしたけど年代が合ってないです。日本にカラー写真が一般家庭へ広がり始めたのは1970年代であり、富士フイルムのデータによると70年代半ばにはカラーフィルムの普及率が80%に達していたそうです。であるならば、ファミコンが発売された1983年頃ならいざ知らず、写真に写っている『ハイドライドスペシャル』が発売された1986年頃には、むしろ白黒写真のほうが珍しい存在だったはず。実際の話、当時私は小学生でしたけどカメラに白黒フィルムを使っているひとなど見たことすらありません。もちろん、この写真自体はロイター/アフロという大手素材屋さんの提供であり、もともと報道用の白黒写真なので(こちらから他の写真を見ることができます)、それだけなら「もともと白黒写真なんだな」で済んだ話ですが、twitterで「時代を感じさせる」なんて嘯(うそぶ)いてしまったのは、少し軽率だったかもしれませんね。

 ちょうど先日、私は「Yahoo!ニュースで「ファミコン」検索してもニュースが出て来ない問題」を指摘せてもらったばかりでした。Yahoo!ニュースという1日に何万も閲覧者のいる巨大媒体に文章を発信する以上、ただネットや本で調べたことを並べただけの記事では、いつかこのようなこと起こるだろうなと危惧していただけに、今回の件は残念でなりません。Yahoo!ニュースに配信されているライターの皆様におかれましては、どうか配信する前に、しっかりファクトチェックしていただきたいと願っております。



orotima-ku1.pngファミコン=白黒写真というイメージは当時の報道写真も一役買っているのかもしれない。もちろんカラーページに載ることもあったけど、白黒ページで扱われることのほうが多かったからね、、、

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コメント

テレビゲームを白黒で、しかも家庭でなんてのは
ブロック崩しより前のポン時代でしか見たことないですわ私。

こういう何も知らない人がサブカル専門のライターてのが
凄い。

自分が赤ん坊の頃(ファミコン発売の7年ぐらい前)の写真を見たことがあるがカラーだったな

モノクロ写真は古いものや懐かしい時代を感じさせる為のひとつの表現方法だとおもいますけどね。

時代が合っていないと言われてしまえば確かにそうですが、時代を象徴してるとか言ってるわけではなく、あくまで「感じる」ですし、もうちょっと大らかに捉えてあげてもいいと思うけど。
まぁニュース記事の内容があれなので、余計突っ込みたくなる気持ちも分かります。

こんなことは釈迦に説法だとは思いますが、こういう突っ込んだ内容はオロチさんはあまり記事にしないので……。

以下、ごめんなさい、死ぬほど長いです。その辺のブログ記事1本分以上あります。


ファミコン発売当時任天堂にはそれまでTVゲーム15とかブロック崩しなどの家庭向けテレビ接続型ゲーム機をつくる技術の積み上げがあったこと、ゲーム&ウォッチの大ヒットで資金があったこと、ゲームセンター向けに最新のゲームを開発していて、ゲーム・ゲーム機というものに対するハードソフトともに最新技術の蓄積があったということが前提にあります。

また、CPUに6502を採用したのだって、Apple][がアメリカで1977年に発売されて大ヒットしていて6502の英語の解説書はそろっていたこと、しかし日本ではTK-80などをはじめ8080~Z80がPCに使用されていて6502を使うコンピュータが少ないのでマネされる心配が低いこと、6502は今でいうところのRISC設計に近くて8080・Z80よりクロックが低くても同等に動くことと、その時たまたま工場を新設したばかりのリコーがセカンドソース権を持っていて、さらに、Z80に比べてIPが小さくCPU本体は安く作れる(実際、RP2A03には当時としては高性能な音源を内蔵しています)ことなど、いろいろと奇跡的と言えるぐらい周辺状況がそろっていたこともあります。
ファミコン発売当時のアーケードゲームを含めて俯瞰してみるとよくわかります。ドンキーコングがほぼゲームセンターと遜色なく1万円台の家庭用のハードで動いているなんて夢みたいな状況でした。
↓比較動画
https://www.youtube.com/watch?v=_9P6qv5pKvI

実際にファミコンを画面性能的に追い越した同価格帯のハードは2年後のセガマークIII(と価格帯はちょっと上のMSX2)まで存在していません。スーパーカセットビジョンはファミコンの1年後なのにファミコン並みの表現力しかもっていませんでした。
画面性能だけでなく、CPUの能力でもファミコンを超えた家庭用ハードはセガマークIIIからさらに2年後、PCエンジンまで待つ必要があります。

当時セガはアーケードゲームのソフト・ハードの最新技術は一応あったが家庭向けに安くつくる技術も資金もなくありもので構成してSG-1000を発売してしまったことがスタートダッシュに失敗した原因でしょう。SG-1000こそ安さ優先で「お座なり」で開発されたハードだったんです。
まあ、とはいえSG-1000が全くダメだったのかというと、同じ時期にMSXもSG-1000とそっくりのハード構成(Z80+TMS9918)になったことを考えると安く・安定して入手できる部品構成(=資金力が必要ない)であったことも間違いないのですよね。

↓これに関してはこういう試みをやっている人もありますね
http://www.tiny-yarou.com/sg2msx.html

CPUコアこそ、Apple][で十分に使われてすでに枯れた技術ではあったけど、だからと言って安かろう悪かろうだったわけではないし、PPUは完全に自社設計だったし、枯れた技術とは時代遅れということではないのだよ、という基本的なことすらわかってないライターはちょっと許せないです。
レトロゲームに言及するのであれば、最低限エミュレータでもいいので、せめて当時の代表的なゲーム機の代表的なゲームを触ってからにしてほしいです。

はっくさん、
釈迦に説法だなんてとんでもないです。むしろ私はファミコンの技術面については疎いのでたいへん勉強になりました。ありがとうございます。そう言われてみると本当に奇跡みたいなことだったんですよね。

10491さん
モノクロはあくまでも手法だということなら、ちょっと神経質だったのかもしれませんね。

マイク付けたとか、イジェクト付けたとかが枯れた技術の水平思考にあたるのかな?それともカセット交換式にしたのが枯れた技術の水平思考になるのかな。逆にそれに当てはまるのはファミコンでは何なんだろ?

枯れた技術の水平思考って、まあ単にそれを言いたいだけやろ、ワードなんだろうなあ。ライターって決まったお題を入れるのがお仕事になってる気がする。

白黒写真で気になるのは、今の写真か当時の写真か。当時の写真をわざと白黒にしたのなら罪は変わらないけど、今の写真を白黒にして撮ったら罪としてはひとつ重くなりそう

SNSでの罵倒が激しくなってきたように感じるので、できるだけ記事をニュートラルの立場に修正させていただきます

写真が当時の報道用、記録用のものなら、むしろ白黒の方が自然です。
新聞に載せるためにも白黒の方が扱いやすいですし、当時はカラーよりも鮮明で現像がすぐにできましたので。
テレビについても写真は白黒ですが、恐らくこのテレビはカラーです。
ただ、肝心のゲームについては、撮影用のやらせである可能性も否めません。
あえてスティック型のコントローラーを置いていたり、写真がブレないように動きの少ないゲームを選択しているようにも思えます。

私の小さい頃の写真、88年頃まで白黒混ざりでしたが…涙

ありがとうございます。私も、そういった意味で最後に、ファミコン=白黒写真というイメージは当時の報道写真も一役買っているかもとコメントしましたが、本文はちょっと誤解を生む指摘だったかもしれません。表現を修正させていただきました。

ライター自体の年齢が下がってきてるので、
このような当時を知らない記事が増えますわな。

だいたいPS2の時期はGCで最新技術投入してたし、
64でソフトクオリティ重視して本数絞ってたし。

枯れた技術の水平思考は軍平さんの考えで
あって、主にゲームボーイ初代などに採用された。

あとファミコン時代を白黒で表現されるのは嫌だな。
バリバリのカラー時代だし。

このライター、これが初やらかしならともかく
もうずーーーーーっとこんなだからなぁ・・・
今回の記事でさすがに堪忍袋の緒がブチ切れて爆発したんじゃないかしらん

大学寮の食堂のテレビが白黒だったな…
もう21世紀になろうって頃だったのに

>はっく氏
>当時セガはアーケードゲームのソフト・ハードの最新技術は一応あったが家庭向けに安くつくる技術も資金もなくありもので構成してSG-1000を発売してしまったことがスタートダッシュに失敗した原因でしょう。SG-1000こそ安さ優先で「お座なり」で開発されたハードだったんです。
>まあ、とはいえSG-1000が全くダメだったのかというと、同じ時期にMSXもSG-1000とそっくりのハード構成(Z80+TMS9918)になったことを考えると安く・安定して入手できる部品構成(=資金力が必要ない)であったことも間違いないのですよね。

に関して、補足させていただきます。

開発者(のちの社長)の手記によれば、SG-1000については、セガに「家庭用ゲーム機は儲からない」という意識があり、そもそもまじめに作る気がなかった、というのが大きかったようです。(開発メンバーも3人だけだったとか・・・。)もともと、家庭用パソコンSC-3000を売り出すつもりが、ファミコンの話を聞いて急きょプログラミング機能を省いたSG-1000を作ったとか・・・。
しかし、セガが、ファミコン以上のVDP(セガマーク3)を作ろうとして2年かかったというのが、PPUの凄さを物語ってますね。とにかくあらゆる手段を使って安く作った(作らせた)そうですから・・・。

TMS9918は、とにかく「安く作ろう」というパソコンには必須のVDPだったようです。M5(1982年)が49,800円、ぴゅう太(1982年)が59,800円、PV-2000(1983年)が29,800円、そしてSC-3000(1983年)が29,800円と、他のパソコンに比べて破格でした。古い(1979年製)VDPだけに安かったんでしょうかね。そのわりに、スプライトもPCGもグラフィックも一応ついていて、ゲームにはうってつけでした。VIC-1001やPC-6001と互角に戦えるパソコンをおもちゃメーカーが作れたわけですからね。

MSXについては、とにかく家電各社の連合艦隊でしたから、「技術力のないメーカーでも作れる」ように、それこそ「枯れた技術」を使う必要があったのではないかと思います。ハード自体は、1年前にソードM5が50,000円で実現していたものですから、それより割高でも売れたのは、大メーカーのブランド力・販売力と、大メーカー連合のおかげでソフトが大量に出たおかげでしょうね。

確か、任天堂はコレコビジョンを買い付けようとした時にコレコ社に足元を見られた為、
コレコビジョン以上の凄いゲーム機を作ってやる!と息巻いてファミコンを開発した、
というエピソードを聞いた事がある。
コレコビジョンのスペックはSG-1000とほぼ同等なので、それ以上を目指して開発されたわけで、
少なくともファミコンは枯れた技術の水平思考がコンセプトでは無いですよね。

この記者いちいち変な記事書いてるな
無自覚なのかもしれないけどPS5の予約に関する記事でも無意味に煽るような書き方してるし

3DSが失敗だと断定している記事を読みました。
貴方のやってることはソフトな言葉を選んでいるだけで
嘘、印象操作、誹謗中傷そのものです。
論拠がこじつけばかりで客観性が全くなく人間性を疑いますね。
ライターとしての挟持があるなら即座に訂正記事を出すのを進めますね。


上のレスは「あなた」ではなく
河村鳴紘氏に対するものですね
失礼しました

一瞬ドキっとしましたが、大丈夫です!

ご本人は一昨日こういう記事をyahooに寄稿しました。

FF7リメイクのPS5版発売 二極化するゲームファンの反応とは
https://news.yahoo.co.jp/byline/kawamurameikou/20210306-00225609/

上記の記事は過去の御本人の炎上に対するライター(御本人)を批判した人への苦言でしょうか(そういう風に見ることも可能です)。確証がないので穿った見方なのですが、「ライター」を「製作者」に置き換え読者を牽制しているようにも見えます。とはいえ本人の弁では「萎縮させるよりも伸び伸びやらせた方が御利益がある」という考えらしいので、それに照らし合わせれば、制作側はともかくライターへの配慮は不要でしょうか。当該ライターの記事を幾つか読み個人的には「配慮しているな」と感じたのですが、10785氏や10795氏のコメントを読み「なるほどな」とも思いました。(僕はあまり感じませんでしたが)他者を不快にさせるような表現があり、かと言って文章は乱暴ではなく、記事自体は「無味乾燥」という表現が合うほど味気なく、そういう風に考えると本人には悪意(他意)はないのだと思います。悪い言い方をすれば色々な部分が「足りてない」ということでしょうか。「乱暴な文章を書け」とは言いませんし、意図的に露悪的に文章を綴ることも推奨はしないですが、個人的には会社と一体化するようなライターは失格のような気がしなくもないです。日本のメディアで提灯記事(交流が転じての忖度や癒着も併せて)の蔓延る原因が、このライターを通して見えるような気がしなくもないです。何と言いましょうか。皮膚感覚でしかないのですが、「記事作成」という前提ありきの記事が多いように見えます。ただしそれは、職業全般に言えることかもしれませんね。個人的には「書くことがあまりないならば無理に書かなくても良いのでは」と思うのですが、それが「食い扶持=死活問題」と紐づくことで、そうもいかないのでしょう。

この方、あいかわらずお元気そうですね。あの件で無反応なのは本当に誠意がないなと思うと同時に、逆に「けっこう逃げ切れるもんだな」という落胆がありましたね。この方はそうやってずっとやってきたのでしょう。
この手の問題に対抗するには、正しい知識をもったひとが自らヤフーニュース配信するしかないと思っています。残念ながらいくら騒いだところで、ヤフーの拡散力より劣っている以上、何の意味もない。それがこの結果ですよね。本当に、モヤモヤします。

オロちゃんニュース!!
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 失われたファミコン文化遺産「ショップシールの世界」2020年6月26日発売

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