レトロゲームニュースで振り返る2020年
レトロゲーム専門ニュースブログ「ファミコンのネタ!!」が独断と偏見で選んだ2020年のレトロゲームニュースを振り返りましょう。
<ニュース>
・幻のSFCサテラビュー版「クーリースカンク」が発掘される!! (01/21)
弊サイトがどこよりも早く報じたこのニュース。発売中止ソフトにはロマンがありますねえ。
。幻の「任天堂プレイステーション」試作機が約3800万円で落札される!!(03/07)
そういえばその後、どうなったんだろう。どっかで展示するとかいう話は。コロナでそれどころじゃないか。
・日本レトロゲーム協会「スーパーファミコンすぐ遊べるセット」100世帯分を支給へ(04/24)
この情報は協会さんから直接いただいたので、当ブログにも募集記事を掲載したのですが、主要メディアの記事がYahoo!ニュースに載ってむちゃくちゃBUZZってしまい(※)、実際は秒殺だったんだとか。
・CD媒体ゲーム互換機「Polymega(ポリメガ)」Amazonで販売開始(04/28)
このときはまさか、のちに発売が延期されるなんて夢にも思いませんでしたね。でも「こんな夢のようなレトロゲーム機が無事に発売されるはずがない」という疑いの感情もあったので、のちに発売延期が発表されたときは、むしろ「やっぱりな」でしたよ。


・レトロフリークの「サイバーガジェット」不正競争防止法違反の疑いで書類送検(04/02)
レトロフリークではなく別件で書類送検。我が家のレトロフリークは細々と稼働中。
・ディスクシステム用「ネットワークアダプタ」が発見される!!(05/11)
これは、わりと大発見でしたが、そこまで界隈で話題になりませんでした。研究の進展が望まれます。


・SEGA60周年「ゲームギアミクロ」誕生!! ※追記あり(06/03)
2020年もミニシリーズや復刻シリーズが元気でしたね。
・失われたファミコン文化遺産「ショップシールの世界」6月26日発売決定!! 東京、大阪、名古屋で店頭販売も(06/18)
今年はコロナで時間ができたので念願だった同人誌をつくりました。しかし、印刷がこんなに大変だったとは夢にも思いませんでしたね。マジで。印刷って何なん。まあ、何はともあれ、出ました。おかげさまで、東京BEEPさん、名古屋MEIKOYAさん、大阪ゲーム探偵団さん、そして全国のまんだらけさん、まだぜんぜん売ってますんでね。興味のあるひとは是非どうぞ。Amazonでキンブル版もあります。(ちなみにBoothでの販売はやめました)

・某Yahoo!ニュース個人のファミコン記事が物議(07/13)
このライターさん、結局、この件にはいっさい触れず。まんまと逃げきっててウケる~(真顔
・1200万円超のNES版『スーパーマリオブラザーズ』について解説します(07/14)
この記事はNES専門家のS氏をはじめ、我がサイトの頼もしいブレーンたちに協力してもらい書き上げたものでした。主要ゲームメディアの皆さんがこの記事を参考に、次々と修正していただけたことが幸いでした。とくにAUTOMATONさんからはものすごい真摯なメールをいただき、むしろこちらこそ恐縮してしまいました。

・某店が自社専売の復刻ソフトを中古プレミア価格で販売するも「検索に引っかからない」という謎の所業(07/16)
某店が専売タイトルとして発売したNEOGEO復刻版『武蔵巌流記』が早々に売り切れ状態になり、中古品としてプレミア価格で販売されている問題。やりたい放題ですね。せめてタイトルの誤字ぐらい修正してほしかったのですが、メールで知らせたにもかかわらず、いまだに修正されてません。ショックです。
・三重山中に立つ謎のソニック像が遺族によって修復される!!(08/12)
色んなものにはドラマがありますね
・ゲーム&ウオッチが電撃復刻!!(09/06)
まさかゲーム&ウオッチが復活するとは思ってませんでした。しかもスーマリ入ってる!
・PERACON審査員「クソ・シネ・カス」騒動に思うこと(09/08)
遠藤さんについては自ら運営されているブログのタイトルが「ゲームの神様」の時点で、私は最初からまったくいいイメージがなかったので、ある意味イメージ通りのひとでしたね。私は古今東西の神話が大好きなので(信者とは違うスタンスの神様のファンです)、人間が軽々しく神様を名乗って欲しくありません。だから昨今の、なにかすごいことがあったときすぐに「神!」とかいう風潮は大嫌いですね。神ゲーとか。ノリで言うときもありますけど、評論とかでは絶対に使いません。
・とんでもないマリオ起源説に海外コミュニティざわつく(09/25)
こういうほのぼのしたニュースが好きです
・忽然と消えたメガドライブ版『ダライアス』MD版としてROM化パッケージ販売へ(10/14)
そういえば買うの忘れてたと思ったら、発売は来年の2月ということで、まだバリバリ間に合いました。Amazonの予約も復活してるし。


・名称はそのまま「セガサミー」ゲーセン撤退(11/05)
コロナが憎い。
・相次ぐレトロゲーム本の刊行中止について(11/05)
こうなるとますますネオジオカタログ本が熱望されますね。なんて言ってたら公式ビジュアル本が出ました。
・令和の時代にファミコンショップケースが復活!! (11/11)
私にとっては大ニュース。
・DSソフト謎の高騰化は一時的な現象か?(11/17)
一部で騒然となっていたこの話題。このまま定着してしまうのでしょうか。
・NES版『マリオ3』の"Left Bros"未開封品がビデオゲーム価格の世界記録を更新!! 他(11/25)
なぜ日本のメディアは「Left Bros」について触れないのか。
・サウジ皇太子SNKの筆頭株主へ「51%取得」を計画(11/28)
SNKは世界で愛されてますね。
・『ファミコンジャンプ』には橋本名人バージョンが存在した!!(12/16)
いまのところ偽物は出てきてませんが、もし見かけたら要注意です。私が判別しますので教えてください!

<総評>
今年はレトロゲーム界にもCOVID-19の影響はありましたが、もともと、接触性の高い世界ではないので、ニュース自体の質は平年とあまり変わりませんでした。個人的に印象にのこっているのはやはりYahoo!ニュース問題ですね。現在、ググって出てくるだけのたまに間違ってる情報で構成されたまったくニュース性のない記事が、Yahoo!ニュースという巨大媒体に乗って、一般ネットユーザーへ広く浸透してしまっています。レトロゲームの歴史が捻じ曲げられていると、界隈では懸念されているわけです。
レトロゲームの歴史なんて専門家が一生懸命まとめてるじゃないかという意見もありますけど、問題なのは、Yahoo!ニュースユーザーみたいなレトロゲームに大して関心ない層に、無検証な、ググって出てくるだけのたまに間違えてる歴史を本当のことのように植え付けてしまうことなんですよね。レトロゲームの歴史に関心ある人間なんて、一部の関係者とマニアしかいませんから、それ以外の大多数の一般層が、ググって出てくるだけのたまに間違えてる情報を「正しい」と思ってしまったら、それが正しい歴史になってしまいます。これはもう歴史ってそういうものですから。
正しいことを言ってるやつが勝つんじゃなくて、大きな声のやつが勝つんです。したがって、こうなったら、その一部の関係者やマニアの誰かが、Yahoo!ニュースで「正しい歴史」を配信して対抗するしかないのでしょう。文句いってるだけじゃなくて行動しなければなりません。私も来年、挑戦してみようかな、、、
<ニュース>
・幻のSFCサテラビュー版「クーリースカンク」が発掘される!! (01/21)
弊サイトがどこよりも早く報じたこのニュース。発売中止ソフトにはロマンがありますねえ。
。幻の「任天堂プレイステーション」試作機が約3800万円で落札される!!(03/07)
そういえばその後、どうなったんだろう。どっかで展示するとかいう話は。コロナでそれどころじゃないか。
・日本レトロゲーム協会「スーパーファミコンすぐ遊べるセット」100世帯分を支給へ(04/24)
この情報は協会さんから直接いただいたので、当ブログにも募集記事を掲載したのですが、主要メディアの記事がYahoo!ニュースに載ってむちゃくちゃBUZZってしまい(※)、実際は秒殺だったんだとか。
・CD媒体ゲーム互換機「Polymega(ポリメガ)」Amazonで販売開始(04/28)
このときはまさか、のちに発売が延期されるなんて夢にも思いませんでしたね。でも「こんな夢のようなレトロゲーム機が無事に発売されるはずがない」という疑いの感情もあったので、のちに発売延期が発表されたときは、むしろ「やっぱりな」でしたよ。
・レトロフリークの「サイバーガジェット」不正競争防止法違反の疑いで書類送検(04/02)
レトロフリークではなく別件で書類送検。我が家のレトロフリークは細々と稼働中。
・ディスクシステム用「ネットワークアダプタ」が発見される!!(05/11)
これは、わりと大発見でしたが、そこまで界隈で話題になりませんでした。研究の進展が望まれます。
・SEGA60周年「ゲームギアミクロ」誕生!! ※追記あり(06/03)
2020年もミニシリーズや復刻シリーズが元気でしたね。
・失われたファミコン文化遺産「ショップシールの世界」6月26日発売決定!! 東京、大阪、名古屋で店頭販売も(06/18)
今年はコロナで時間ができたので念願だった同人誌をつくりました。しかし、印刷がこんなに大変だったとは夢にも思いませんでしたね。マジで。印刷って何なん。まあ、何はともあれ、出ました。おかげさまで、東京BEEPさん、名古屋MEIKOYAさん、大阪ゲーム探偵団さん、そして全国のまんだらけさん、まだぜんぜん売ってますんでね。興味のあるひとは是非どうぞ。Amazonでキンブル版もあります。(ちなみにBoothでの販売はやめました)

・某Yahoo!ニュース個人のファミコン記事が物議(07/13)
このライターさん、結局、この件にはいっさい触れず。まんまと逃げきっててウケる~(真顔
・1200万円超のNES版『スーパーマリオブラザーズ』について解説します(07/14)
この記事はNES専門家のS氏をはじめ、我がサイトの頼もしいブレーンたちに協力してもらい書き上げたものでした。主要ゲームメディアの皆さんがこの記事を参考に、次々と修正していただけたことが幸いでした。とくにAUTOMATONさんからはものすごい真摯なメールをいただき、むしろこちらこそ恐縮してしまいました。

・某店が自社専売の復刻ソフトを中古プレミア価格で販売するも「検索に引っかからない」という謎の所業(07/16)
某店が専売タイトルとして発売したNEOGEO復刻版『武蔵巌流記』が早々に売り切れ状態になり、中古品としてプレミア価格で販売されている問題。やりたい放題ですね。せめてタイトルの誤字ぐらい修正してほしかったのですが、メールで知らせたにもかかわらず、いまだに修正されてません。ショックです。
・三重山中に立つ謎のソニック像が遺族によって修復される!!(08/12)
色んなものにはドラマがありますね
・ゲーム&ウオッチが電撃復刻!!(09/06)
まさかゲーム&ウオッチが復活するとは思ってませんでした。しかもスーマリ入ってる!
・PERACON審査員「クソ・シネ・カス」騒動に思うこと(09/08)
遠藤さんについては自ら運営されているブログのタイトルが「ゲームの神様」の時点で、私は最初からまったくいいイメージがなかったので、ある意味イメージ通りのひとでしたね。私は古今東西の神話が大好きなので(信者とは違うスタンスの神様のファンです)、人間が軽々しく神様を名乗って欲しくありません。だから昨今の、なにかすごいことがあったときすぐに「神!」とかいう風潮は大嫌いですね。神ゲーとか。ノリで言うときもありますけど、評論とかでは絶対に使いません。
・とんでもないマリオ起源説に海外コミュニティざわつく(09/25)
こういうほのぼのしたニュースが好きです
・忽然と消えたメガドライブ版『ダライアス』MD版としてROM化パッケージ販売へ(10/14)
そういえば買うの忘れてたと思ったら、発売は来年の2月ということで、まだバリバリ間に合いました。Amazonの予約も復活してるし。
・名称はそのまま「セガサミー」ゲーセン撤退(11/05)
コロナが憎い。
・相次ぐレトロゲーム本の刊行中止について(11/05)
こうなるとますますネオジオカタログ本が熱望されますね。なんて言ってたら公式ビジュアル本が出ました。
・令和の時代にファミコンショップケースが復活!! (11/11)
私にとっては大ニュース。
・DSソフト謎の高騰化は一時的な現象か?(11/17)
一部で騒然となっていたこの話題。このまま定着してしまうのでしょうか。
・NES版『マリオ3』の"Left Bros"未開封品がビデオゲーム価格の世界記録を更新!! 他(11/25)
なぜ日本のメディアは「Left Bros」について触れないのか。
・サウジ皇太子SNKの筆頭株主へ「51%取得」を計画(11/28)
SNKは世界で愛されてますね。
・『ファミコンジャンプ』には橋本名人バージョンが存在した!!(12/16)
いまのところ偽物は出てきてませんが、もし見かけたら要注意です。私が判別しますので教えてください!

<総評>
今年はレトロゲーム界にもCOVID-19の影響はありましたが、もともと、接触性の高い世界ではないので、ニュース自体の質は平年とあまり変わりませんでした。個人的に印象にのこっているのはやはりYahoo!ニュース問題ですね。現在、ググって出てくるだけのたまに間違ってる情報で構成されたまったくニュース性のない記事が、Yahoo!ニュースという巨大媒体に乗って、一般ネットユーザーへ広く浸透してしまっています。レトロゲームの歴史が捻じ曲げられていると、界隈では懸念されているわけです。
レトロゲームの歴史なんて専門家が一生懸命まとめてるじゃないかという意見もありますけど、問題なのは、Yahoo!ニュースユーザーみたいなレトロゲームに大して関心ない層に、無検証な、ググって出てくるだけのたまに間違えてる歴史を本当のことのように植え付けてしまうことなんですよね。レトロゲームの歴史に関心ある人間なんて、一部の関係者とマニアしかいませんから、それ以外の大多数の一般層が、ググって出てくるだけのたまに間違えてる情報を「正しい」と思ってしまったら、それが正しい歴史になってしまいます。これはもう歴史ってそういうものですから。
正しいことを言ってるやつが勝つんじゃなくて、大きな声のやつが勝つんです。したがって、こうなったら、その一部の関係者やマニアの誰かが、Yahoo!ニュースで「正しい歴史」を配信して対抗するしかないのでしょう。文句いってるだけじゃなくて行動しなければなりません。私も来年、挑戦してみようかな、、、
![]() | コラム編は後日。 |
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