PSソフト『TOBAL No.1』は1996年8月2日に発売された3D格闘ゲームである。発売当初スクウェアのPS参入第1弾&初の格ゲーということで期待され全世界累計92万本を売り上げたという話だが、それは初回版に『FF7』の体験版がついていたことが大きかったという。

この特徴的な絵柄を見てもわかる通りキャラクターデザインは鳥山明氏であった。
ただし実際のゲーム画面を見るとそこはPS時代。現代目線ではかなり荒いポリゴン仕上げだったと言わざるを得ない。

つい昨晩、そんな有名ソフトのキャラクター原画&サインがオークションに出品されとんでもない落札額になっていたので紹介しよう。
こちら。
※出典:ヤフオク! - トバルNo.1 ドラゴンボールの鳥山明先生の描き下... なんと、驚きの1100万円超えである。
『TOBAL No.1』は続編が出ているものの大人気格ゲーとは言い難い作品。その原画がこれほどまで高額になるのは驚きだ。ただし今回の出品物にはおまけとして鳥山明先生の直筆サインがついていたことを忘れてはいけない。質問欄を見てみるとそのサインについて興味深いやりとりがあったのだ。

Q.質問1
オマケの色紙は某ブログでアップされてる伝説のあれですよね? ということは幼少期悟空やチチの色紙もお持ちですか? 出品されますか?
A.回答
ご覧いただきありがとうございます。幼少期悟空やチチのサインに関しましては、当時、サインを頼んだのは覚えていますが、ハンコも押してないし、その場も見られなかったので、鳥山明先生直筆なのか、スタッフが書いたものなのか、定かではありませんので、出品は今のところ見合わせております。 おまけでつける可能性はございますので、今後もぜひ、ご覧ください。
なんと!?
どうやらこのサイン
「某ブログでアップされてる伝説のあれ」だったようで、正直言ってくわしいことはまったくわからないのだが(笑)、少なくとも偽物ではないらしいということだけは伝わってきたぞ。それにしても1000万を超えるオークションに質問がひとつっていうのも不気味な光景だ......

出品者の過去の評価を見てみるとひたすらドラゴンボールのセル画を出品しまくっており筋金入りのドラゴンボーラーであることは間違いないようだ。一方、鳥山明氏のサインについては意外にも数が多く、ヤフオクではコンスタントに月30~50例の取引が確認できる。
また上記のサインについては画像検索した限りでは同じような構図のものが飲食店などにも飾られているようで、ひとつの定形として量産されたタイプだったようである。
いずれにせよこの手の高額取引は結局不成立でしたというオチも少なくないだけに最後まで慎重に見守ることにしよう。
|  | どなたか伝説のあれに詳しいひと 詳細を教えてちょ! |
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