スウェーデンのオーディオビジュアルアーティストLove Hultén 氏がやってくれました。
SONYのテレビラジカセFX-402Aとファミコン(NES)が融合したかのような、レトロフィーチャーでサイバーパンクなシンセサイザー「NES-SY37」が爆誕です。

うーん、素晴らしい。
カラーリングがNESコントローラと同じグレー×ブラック×レッドなところは大正義として、古のアナログシンセMOOGを思わせる木目調の佇まいながら、天板の薄さやパースが絞られたフェイスライン、そしてツマミ類やボタン類の控えめなサイズ感に洗練された現代っぽさを感じます。
なによりこの黒鍵ならぬ赤鍵のキーボードがたまらなくセクシーじゃないですか。アルビノのような神秘的な美しさがありますよね。

もちろん演奏可能。
キーボードの右上についているA・Bボタンがたまらないですね。ちょっと前にNintendo TOKYOがファミコンやNESのコントローラをモチーフにしたカプセルトイ「コントローラーボタンコレクション」を販売していましたけど、あちらがトリミングの美学だとしたら、こちらはエンベッドの美学とでも言うのでしょうか......。
元々別の生物だったミトコンドリアが細胞に寄生することによって共生進化を遂げたのではないかとされる細胞内共生説を想起させます。

さらに本体に備え付けられたスロットへNESのゲームカートリッジを差し込み、外部コントローラをつなげばゲームを遊ぶことも可能。

ロックマン、いや、メガマン!
しかも「2」のほう!
ブラウン管を思わせるモニターは液晶ということで、小さくてもハッキリクッキリ映っております。ドットににじみはないけど感動のあまり涙がドッとにじんでまいりました。笑。

本体についている十字キーも何気に素敵ですよね。
パワーグローブの手首についている十字キーのようなユーザビリティへの叛逆ともいうべき雰囲気を醸し出しています。なにげにカートリッジスロットの横のオレンジ色のボタンもいじらしいほどかわいいです。ずっと触っていたいくらい。
そういえば私はファミコン部屋をつくるときに本当はファミコンの十字キーやジョイスティックなんかを壁に埋め込んで電気のスイッチにしたかったんですよね。そんな些細な夢を思い出しましたよ。まあ「人生に遅すぎることはない」ってカップラーメンの父・安藤百福も言ってましたし今度、挑戦してみようかしら。
ということで動画はこちらです。
この方、どこかで見たことあると思ったら、このとってもチャーミングなNES互換機もつくった方だったんですね。

もうね。
ミッドセンチュリーでスペースエイジな家具とか時計が大好きな私のドストライクなんですよね。これ。ありえないくらいかっこいいです。好きです。付き合ってください!笑。
出典:
Love Hultén - YouTube
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