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非売品ではなかった『オールナイトニッポンスーパーマリオブラザーズ』にファミコン総数入りの可能性が浮上!!

◆ファミコン非売品ソフト界に激震◆

 ファミコン界の非売品ソフトの代表格というイメージのあった『オールナイトニッポンスーパーマリオブラザーズ』(以下:ANNマリオ)に激震です。

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オールナイトニッポン スーパーマリオブラザーズの新発見 2022/3/29版 - ファミコン周辺機器@宇宙一(月面探査中)

 こちらのファミコン周辺機器コレクターBAD君氏の調査報告によって、ANNマリオが販売品だったことが確定しました。これはタイヘンなことです。なぜなら非売品でないということならばANNマリオがファミコンソフト総数に含まれる可能性が浮上するからです。




◆再び問われる総数問題◆

 ANNマリオといえばラジオ番組オールナイトニッポンが『スーパーマリオブラザーズ』とコラボして制作したディスクシステム用ソフトあり、今まで非売品として知られていました。しかし同ソフトについては以前から「ラジオで限定販売されていた」という情報があり、たとえば日本屈指のディスクシステム研究サイト「ディスクシステム - いろいろ資料」では、そのことがしっかりと指摘されておりました。

 かつて私オロチは「ファミコンコンプリートガイドデラックス」(主婦の友社)にファミコン総数問題のコラムを寄稿する際に、同サイトの管理人g ponys氏とディスクシステムソフトのカウント方法についてメールで議論したことがあります。



 そのときは、まだANNマリオが限定販売品だったという確証が得られていなかったので、同ソフトの総数入りはひとつの可能性に過ぎませんでしたが、もし非売品でなかったとなると「総数入りは確実」(※)という見解で一致していました。(※そもそもファミコン総数についてはひとつの答えがあるわけではなく、いくつもの段階があるというのが前提です)

 今からその根拠を説明しましょう。




◆流通ルートが特殊な3本◆

 現在、ディスクシステムの総数は199本(※)ということになっています。そのなかに流通ルートが特殊だったソフトが存在します。『アイアムティーチャー スーパーマリオのセーター』、『アイアムティーチャー 手あみのきそ』と『谷川浩司の将棋指南II 新版 詰め将棋・次の一手』の3本です。
 ※この数字の根拠については他にもいくつか疑問点がありますが今回はスルーします。

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画像出典:ディスクシステム - いろいろ資料

 アイアムティーチャーシリーズはゲームショップや玩具屋流通ではなく手芸店でのみ購入できたと言われています。残念ながらその証拠となる資料は見つかっていませんが、ゲーム・玩具流通だったことを否定するような事実ならいくつか見つかっています。

 また『谷川浩司の将棋指南II 新版 詰め将棋・次の一手』はディスクライターでは書き換えができず、任天堂へ直接送って書き換えしてもらうという方法で購入することができた特殊なソフトでした。要は少し変わった通信販売だったのです。

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画像出典:ディスクシステム - いろいろ資料

 これら3本は流通ルートが特殊だったにもかかわらず当たり前のように総数入りを果たしています。で、あるならば「ラジオで限定販売」という特殊な流通ルートだったANNマリオが総数入りを果たせない理由など、どこにもありません。

 逆にANNマリオが総数入りを果たせないというならば、アイアムティーチャーシリーズと『次の一手』は総数から除外すべきです。




◆総数入りを果たしたところで......◆

 さて、そんなANNマリオですが、総数入りを果たしたところで正直、どうしようもない現状があります。それはもはや偽物が出回り過ぎていて本物入手難度がMAXに近いということです。残念ながらANNマリオほど初期から精巧な偽物が出回っていたファミコンソフトはありません。それはディスクシステムの性質上、非常にコピーがしやすかったからです。

 これらの問題をクリアにすることはもはや不可能でしょう。今この瞬間、偽物業者がすべて撤退してくれたとしても今まで出回ってしまった偽物が消えることはないのだから。ただし、だからといってそのような状況がANNマリオ総数入りの否定材料にはなりません。我々は事実を追うのみです。



orotima-ku1.pngANNマリオの流通ルートについて詳しくはリンク先の記事を読んでね!

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コメント

オールナイトニッポンスーパーマリオブラザーズは当時ファミマガかなにかで存在を見た記憶。
オールナイトニッポンを聴くような年齢ではなかったし、自分のラジオも無かったのでそれだけだったけど・・・。

ついでにあんまり大っぴらに書く話じゃないインターネット黎明期の思い出。
1990年代終盤頃、どこかのサイトの掲示板で、ANNマリオ(のコピーだったのかも)を持ってるという人がいた。
当時の勢いで、ぜひやってみたいと書いたら、コピーで良ければあげますよ、と言われ、その後はメールで住所などを伝えてご好意に甘えた。
今の時代で考えると金銭が発生しているわけでもないこんな怪しい話で届くのか?といった感じだが、普通に届いた。
さらに届いたものは丁寧にカラーで印刷したシールとインデックスも付いていた。

そういうおが善意だと思っていたのかもしれませんね。ディスクのコピー技術なんてそれこそ現役時代からありましたからね。ダビング機でコピー売ってた店すらあったくらいで。

アイアムアティーチャーは昔(1991-3年くらい?)、秋葉原のゲームショップのワゴンで見かけたなぁ。
(今はゲオモバイルになっちゃてるけど。)

中古ではないお店で、980円くらいだった記憶なのですが元々入荷したものなのか、手芸屋の流れ品なのかはわからないですね。マリオの柄じゃない方だけだったと思います。(5-6本ありました)
未開封で普通のディスクシステムと同じサイズでした。説明書はありましたが、本とかはついてなかったですね。
こんなの誰が買うんだろうと思っていたので、記憶しているものの、買ってないのでもはや何の情報にもなりませんね。
おじさんの思い出話でした。

アイアムティーチャーがゲーム屋さんに売っていたという目撃証言は多く頂いております。ありがとうございます。それがどういうルートでその店にやってきたのか、そこがわかれば一歩近づくんじゃないかと考えます。現在わかっていることは文中にも紹介させてもらった「ディスクシステム - いろいろ資料」にまとまってますので、参考いただけたらと思います。

https://pony.velvet.jp/fcdisk/fdsidxmnlsealallst1.html

リンク先のご紹介ありがとうございました。
アイアムアティーチャーの関連本が存在したのですね。
先程、本はついてなかったです。と記入しておりましたが、本の存在は知りませんでした。
なんとなく本がついてなかったと記憶していたので、もしかしたら、お店の人に本はついてないと聞いたのかもしれませんね。(それでも誰が買うんだろうと思ってましたが)
ただ、店頭のワゴンにあった時代が1991-3ころだったとも記憶しているので、(発売日から大分たっているので)倒産品とかデッドストックが流れてきたものなのでしょうね。
記憶している限りでは、秋葉原の中でも変わった品揃えの店で、他の店に置いてないようなソフトを定価を上回らない適正価格で売っているお店でした。
例えば、バーチャルボーイの後期のソフトはほぼ市場に出回らなかったのですが、そういったソフトの取り扱いもあったお店でした。
もしかしたら店長が特殊な仕入れルートを持っていたのかもしれませんね。
ちなみにディスクライターの設置店ではありませんでした。中古屋でもなかったですが。

話はそれて、ファミコンでは無いですが、ゲームボーイカラーと連動するミシンってのがあって、そちらに関しては間違いなく手芸店に売っていました。(こっちはチョット欲しいと思いました。笑)

コメント欄でも貴重な話が聴けて嬉しいw

1991-3頃だとファミコン最末期ですね。まだ私がファミコン蒐集してない頃です。あの本はまったく別物で、逆にセットで販売されていたという話は聞いたことありません。おそらく12800.さんおっしゃるようにどこかのデッドストック品の可能性が高いですね。

ゲームボーイカラーと連動するミシンは知ってますよー。周辺機器マニアとしてはゲームボーイカラーをもってなくても欲しいアイテムです。笑

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