
今宵は夢のファミコンサミットだよ。
◆ああ、憧れのコンプリート......◆ 今も昔も「特定ハードのソフトを全部集める行為=コンプリート」は多くのゲームコレクターを魅了し、さらなる蒐集道へ駆り立ててきた。なぜならそれを成し遂げたコレクターには
「コンプリーター」の称号が与えられるからである!
まあ。誰からもらえるかは知らないけれども。笑。ひとたびその称号を手にすれば、集めきったという達成感は計り知れない。全部持ってるという充実感はコンプリーターでなければ味わえないものだろう。また、中にはコンプリーターとして有名TV番組へ出演したり、最近ではネットニュースに取り上げられるなど、特別なオファーが舞い込んでくることも増えるらしい。ただし一口にコンプリーターといってもファミコンの場合は
少々ややこしいのだ。なぜかっていうとファミコンソフトって大きく分けて「カセット」と「ディスク」の2種類あるので
(※)、カセットだけを集めるパターン。ディスクだけを集めるパターン。その両方を集めるパータンと少なくとも
3種類のコンプリートが存在するってわけ。
※他には「スタディボックス」のカセットテープ型ソフトや通信カートリッジのカード型ソフトなどが存在するが、こちらは全貌が把握されていないため、コンプリート対象としては現実的ではない。 正直このあたりは世間一般レベルだと混同されがちなのは承知の上で、本記事では便宜上そんなコレクターの皆さんを
「ファミコンプリーター」という総称で呼ばせてもらうことをご了承いただきたいのだ。
なんて言っておきながら
実はさらにややこしい話がありまして。笑。ファミコンソフトには実在が確認されているにもかかわらず総数入りを果たしていない
ボーダーライン上のソフトがいくつも発見されていて、いわゆる「ファミコン総数問題」ってやつ。したがって何をもってファミコン総数とするのかはコレクターが自己判断するしかなく、コンプリート達成も自己申告制となっているのが現状なのである。ギネスブックみたいに判定員が立ち会ったうえで「コンプリート認定です!」なんてシステムにはなってないってこと。
そこで、自身もファミコンプリーターである私オロチが僭越
(せんえつ)ながら音頭をとらせてもらい、このような
モヤモヤした状況を晴らすべくレトロゲーム界隈で名をはせるファミコンプリーターの皆さんへ以下のような質問を投げかけてみたってわけなのだ。
1.コンプリート内容 (カセット、ディスク、箱説の状態など)
2.達成した時期
3.設定したファミコン総数
4.その根拠
すると、突然の申し出だったのにもかかわらず11名ものファミコンプリーターの皆さんから快く回答をいただくことができたのだった。ありがとうございます!
というわけで今回は前代未聞。
おそらくファミコン史上空前。
11名のファミコンプリーターによる
ファミコンサミットの開催だッッ!
<参加者> ※敬称略
KUBOKEN/らぐたろう/りんく/zation/kantaku/gponys/コーナー/SOMARI/冨島 宏樹/タニン/わたぼう(※カテゴリー別の回答順)
<解説・文>
オロチ
◆ファミコンカセットの総数◆ まずは「ファミコンカセットの総数」について見解を示してくれたファミコンカセットコンプリーターの皆さんを紹介しよう。いったいどんな見解を示してくれたのかな。
トップバッターはこの方です。

KUBOKEN (プロフィール)
1.内容:ファミカセ裸コンプ
2.時期:2002年8月19日...最後の1本...バブルボブル2を2,980円で買ってコンプ達成しました。
3.総数:現時点で1053本
4.根拠:↓
今から何年前でしょうか...ファミカセコンプを目指した頃なので、2000年代なのですが、当時、Web上でファミカセ所有リストが出力出来るサイトを運営されている方がいました。たかやん...みずやん...とか...みずやんさんは最近でも連絡とってますが...その方の作ったデータベースが大技林ベースになっていたので、その方と協力し合って漏れているタイトルを足して、そのデーターベース形式を使い、完全版と謳ってFAMICOMANIAで配布したリストが1051本でした。
そして無事コンプ達成し、刻は流れ、ファミコンからちょっとだけ離れて...気が付けばWikiとかいうサイトが出来て、そこにファミカセ全リストがががが。そんな事は全く知らず...2015年、沖縄のラジオ番組にファミコンネタで出演し、1051本という話をしたら、来るわ来るわ、1053本じゃないですか?というメールががが。調べました...何が抜けているのかと...自分の作ったファミカセ全リスト完全版が15年ぶりに更新されました。抜けてたのは...
・ファミリーベーシック
・ファミリーベーシックV3
でした。FAMICOMANIA内でコンプした人も...ヤバい...もしかしてその2本持って無いかも...という事態になった2015年の出来事でした。長々となりましたが、基本的に、一般流通品=普通に流通して通常販売していたモノという認識なので、限定販売の時点で通常販売ではないと判断します。
ハイパーオリンピックの殿様版は限定販売なので除外してますし、光栄のwithサウンドウェアも限定販売なので除外してます。ファミコンテレビC1付属のカセット、ドンキーコングJR. / JR.算数レッスンもカセット自体が一般販売されていた訳では無いので除外してます。あくまでも付属品のカセットなので。
という訳で、1053本で決まりだと思います。
ゲームセンターCX(第2シーズン第2回)にファミカセコンプリーターとして出演した経歴をもつ老舗ファミコン情報サイト「
FAMICOMANIA」会長のKUBOKENさん。ありがとうございました!
KUBOKENさんの見解は通説と同じカセット1053本のようだ。そもそも
「通説」とはカセット1053本、ディスク199本、合計1252本とする数え方で、2003年に開催されたファミコン20周年記念イベント「レベルX」によって提唱された総数である。任天堂が協力したイベントだったこともあって現在ではもっともレトロゲーム界隈に浸透している数字である。
※レベルX図録「ファミリーコンピュータ1983-1994」(太田出版)の帯 ちなみにKUBOKENさんがリストをつくっていた時代は2003年よりも前なので、むしろ「レベルX」の監修者さんが当時のコレクター界隈のリストを参考資料にした可能性は大いにあるだろう。
<解説①>
大技林はファミコン時代後期から徳間書店が発行していたゲームの裏技辞典。90年代からファミコン蒐集していたコレクターにとっては唯一のバイブル的存在だった。ただしあくまでも裏技辞典なので発行当初はファミコン総数を「1240本」としており、版を重ねるたびに記載漏れタイトルが追加されていった。

<解説②>
ファミリーベーシックはキーボード型のファミコン周辺機器。『ファミリーベーシック』と『ファミリーベーシックV3』の2種類の専用ソフトが存在する。リストによっては周辺機器扱いで除外されている。
続いてはこちらのコンプリーターさんです!

らぐたろう (プロフィール)
1.内容:カセット、裸
2.時期:2016年
3.総数:1053本
4.根拠:コンプリストの一番主流な数と判断したため。最初は「大技林」からExcelでリストを作っていました。そこからWikipediaに派生していった感じです。
小樽文学館「
雑誌・攻略本・同人誌ゲームの本 展」へ蔵書提供するなど活動中のゲーム本コレクター・研究家のらぐたろうさん。ありがとうございました!
らぐたろうさんは大技林やネット大百科Wikipediaなどを参考にされたそうだ。ちなみにWikipediaは2022年4月現在、カセット総数1053本、ディスク総数198本としており、通説より『SDガンダムワールド ガチャポン戦士 スクランブルウォーズ』書き換え版
(以下:SDガンダム)が除外されているようである。(
参照1、
参照2)
続いてはこちらのコンプリーターさんです。

りんく (プロフィール)
1.内容:ロムカートリッジのみ。うち、箱説ありは全体の4割ほど。ディスクシステムは自分がプレイしたいゲームを30本ほど保有しているのみ。
2.時期:2018年7月4日
3.総数:1053本
4.根拠:総数については度々ネットで議論になっているものの、1053本という数字があちこちで出ていたので、ただそれを信じて揃えた感じになります。一部の特殊ロムとか色々思うところはあるのですが、自分の中ではそれで納得した形となります。
コンプリートを達成したときに「
ジモコロ」で記事になった経歴をもつゲームコレクターのりんくさん。ありがとうございました!
りんくさんも通説に準拠する形とのこと。たしかにコレクターにとって「自分の中で納得する」という基準は大切ですよね。
続いてはこちらのファミコンプリーターさんです。

zation (プロフィール)
1.内容:カセット、箱説付
2.時期:2016/12/11
3.総数:同タイトル含む1055タイトル
クレヨンしんちゃん (データック版)
ハイパーオリンピック (限定版)
超人ウルトラベースーボール (限定品)
ベストプレープロ野球 (新データ版)
4,その根拠 集める前に設定した数なので今思えば、ハイパーや超人はバージョン違いに入りますね。ただ20年前と違って今の1053タイトル数は色々矛盾してるところも有りますよね。例えばOB編や91開幕編は入ってるけど、データーROMは入ってないとか、同じ通販で買えるならNHKもとか…
まぁ何を目標にしてコンプリートするのは人それぞれなので、難しい問題ですが細かくカテゴリー分けして、【一般市販タイトル】【通信販売タイトル】【特殊販売タイトル】…など新しい発見が有った時は足していけば良いのじゃないかな?
ファミコンデータベース&バージョン違いの研究サイト「
ファミコン収集記」のzationさん。ありがとうございました!
挙げてもらった4本のうち『超人ウルトラベースーボール 限定品』ついて解説すると、これは通常の同ソフトに特製のテレホンカードが同梱されたバージョンで、ゲーム内容は同じだが型番、パッケージ、カセットのラベルなどが違うという代物だ。限定版と謳われているもののけっこうな数が出回っており、一時期、新品デッドストックが大量に出て来たことがあったのだけれども、なぜか、テレホンカードだけ抜かれていたというエピソードが。笑。

<解説③>
NHK学園はQ太というアダプタを介して起動する教育用ソフト。『小学校の算数 4年生 上』、『小学校の算数 4年生 下』、『小学校の算数 5年生 上』、『小学校の算数 5年生 下』、『小学校の算数 6年生 上』、『小学校の算数 6年生 下』の6本が存在を確認されている。市販品とはいえかなり特殊な通信販売だったため極端に現存数が少なく、総数入りはしていない。

出典:画像アーカイブより
続いてはこちらのファミコンプリーターさんの登場です!

kantaku (プロフィール)
1.内容:市販品、裸カセットのみ
2.時期:2017年5月27日
3.総数:1053本
4.根拠:私は主婦の友社さんのファミコンコンプリートガイドが一番読みやすくて好きなのでこれ準拠のまあ一般的な1053本になりますね。私としては新たな発見で色々出てくるかもしれませんが、コンプリートの敷居は低いほうがよいかなあと思ったりします。バトルラッシュの値段は上がるばかりですし、ファミコンは起動して遊ぶものなので集めるハードルは低いほうが望ましいと考えます。コンプリーター同士であれ持ってないとか足りないとか争うことなくそれぞれの自己基準で集めてお互いリスペクトしながらファミコン文化が継承されればうれしいです。
ピアノでゲーム音楽普及活動中のマリオピアニストのkantakuさん。ありがとうございました!
当時、集めるハードルが一番低かったのがファミコンだったから集めはじめた私としては「集めるハードルは低いほうが望ましい」という意見に同意せざるを得ない。笑。kantakuさんは2016年11月に発行された書籍「ファミコンプリートガイド」を参考にしたとのことだが、よく考えたらファミコンプリートガイドって名前がそのまま
「ファミコンをコンプリートするためのガイド」だから、妙に納得してしまいました。


ちなみに諸事情により名前は出していませんが、この本には私オロチが一部資料提供していたりします......。
◆ディスクの総数◆ つづいて今回お聞きしたなかでは唯一のディスクシステム総数についてのみ回答をいただけたこちらの方です!

gponys (サイト)
1.内容:カセットのほうは箱説無しのカセット単体で9割程度。箱と説明書が揃っているのは2~3割。ディスクカードは、クルクルランドの説明書以外は箱説揃っています。
2.時期:ディスクが現在のほぼ完品状態になったのは2010年代に入ってからだったかと。カードだけなら2000年前後にたぶん全部揃っていました。
3.総数:202本 or 196本 or 195本
4.根拠 ↓
202本の場合、非売品ではなく正規の手段で購入できるソフトのうち、内容に狙って差違を設けてあるものはタイトル名が同じでも個別の別ソフトとしてカウントする。したがって『ウルトラマン 怪獣帝国の逆襲』書き換え版と『ディープダンジョン 勇士の紋章』書き換え版、そして『ANNマリオ』を含める。(単なるバグフィックスは対象外)
196本の場合、パケと書換の違いがあるソフトでも同じ1本として数え、特殊販売品のANNとアイアムも外すが「谷川浩司の将棋指南II~新版 詰め将棋・次の一手」だけはカウントをする。要するに任天堂正規取扱店でのパッケージ発売やディスクライターへのラインナップに加え、任天堂自身が郵送による書き換えをアナウンスしているソフトのみをカウントする。「谷川浩司の将棋指南II~新版 詰め将棋・次の一手」は詰め将棋と次の一手の新規の問題集だけが納められたB面単体のソフトで、遊ぶためには前作である旧版「谷川浩司の将棋指南II」のA面から起動する必要があるという特殊なソフト。新版と旧版の関係性はコーエーの三國志や信長の野望をご存じであればあれらの「パワーアップキット」をイメージすると判りやすいかと思います。データやシステムの追加が主な機能となるので用途が全く同じとはいえませんが(新版谷川は追加ではなく差し替え)、本体をインストールしていないとパワーアップキットだけじゃ遊べないという点が共通しています。旧版谷川が本体、新版谷川がパワーアップキットのような立ち位置。仮にコーエーのソフトの発売タイトル数をカウントするとして、パワーアップキットをソフトの一つとして含めるのであれば、ディスクシステムの新版谷川も同じくソフトの一つとして数えても良いかと思います。
195本の場合、 「お店に売ってる固有タイトルを持つソフト」だけをカウントする。
ディスクシステム研究サイト
「ファミリーコンピュータディスクシステム資料集」管理人のgponysさん。ありがとうございました!
gponysさんは補足として「あくまでデータ面重視の姿勢である私個人の考え方なので、一般的には明確に判別可能な「固有タイトル」を重視して195や196でもいいかと思います」と述べており、3つの数字を挙げておられる。ひとつに絞らないというのも考え方なのだろう。
そもそもディスクに関しては主な争点が3つあって、一つ目は
『SDガンダム』書換版を総数入りさせるかという問題。通説では『SDガンダム』書き換え版が通常版と一部のマップが違うという「内容違い」が主な理由で総数入りを果たしていると見られているのだが、一部BGMが違い、ラベルや型番まで違う『ウルトラマン 怪獣帝国の逆襲』書き換え版は、なぜか除外されているのだった。(
参照)

また、『ディープダンジョン 勇士の紋章』書き換え版も通常版と一部マップが変更されているが、こちらは型番もラベルもまったく同じであり、見た目では判断できない。

二つ目の争点は
アイアムシリーズを含めるかという問題。アイアムシリーズは『アイアムアティーチャー手あみのきそ』『アイアムアティーチャー スーパーマリオのセーター』の2本のことで、手芸店でのみ流通していたと言われているがその証拠がまったく出て来ないのだ。なお、製品にJANコードが付与されてないなど通常の流通ルートでなかった証拠は見つかっているものの、ゲーム店で売ってた/買ったという証言が非常に多く、おそらく手芸店から相当数が流れたものと思われるため「一般流通みたいなものだ」という解釈が根強い。(
参照)
三つ目の争点は『谷川浩司の将棋指南II~新版 詰め将棋・次の一手』だが、これについてはgponysさんがすでに回答のなかで解説しているので、そちらを参照いただきたい。
◆ファミコン総数(カセット+ディスク)◆ さあ、ここからは後半。カセットとディスクを合せたファミコン総数について回答をいただけたファミプリーターの皆さんです。

コーナー (プロフィール)
1.内容:現状コンプしているのは、ROMのみで全て箱説付きとなります。 今は、ディスクシステムの完品コンプ目指してます。残5本くらいです。
2.時期:2020年7月あたり。
3.総数:ROMは1053本。ディスクは199本です。
4.根拠:ROMもディスクも大体ネットや人伝いで聞く総本数の大体が上記の本数だった為です。あとはコンプを先に達成した人(ソマリさん、オロチさん等々)の影響もあります。ただ、今回ANNが市販されていたという事実が確実になっているので目標の199を200にしようか悩んでます。今のご時世、アイアムアティーチャー、新版、ANNの本物を入手するのはかなり困難ですが・・
コンプリートを達成したとき「
マネ会」で記事になった経歴をもつゲームコレクターのコーナーさん。ありがとうございました!
コーナーさんはディスクの完全コンプも目指しているとのことでカセットとディスク両方の見解を示してくれた。カセットについては通説に準拠。ディスクに関してはANNマリオを含めようか迷っているとのことだ。ANNマリオこと『オールナイトニッポン スーパーマリオブラザーズ』は、かつてファミコン雑誌などが
「3000本限定でプレゼント」などと紹介したため長い間、非売品と考えられてきたが最近になってファミコン周辺機器コレクターのBAD君さんの調査によりニッポン放送で通販、および、直販されていたことが判明したから、さあ大変!という状況なのである。(
参照)

この「限定」という言葉がくせもので、それはニッポン放送がそう謳ったのか、それともメディアがそう言ってただけなのかで印象が変わるし、たとえ限定品という捉え方が正しかったとしても「数」というよりも「販売ルート」が限定という意味だったのかもしれない。そう考えるとさらなる確定情報がほしいところだ。
続いてはこちらのファミコンプリーターさんです!

SOMARI (プロフィール)
1.内容:
カセット → 市販された1053タイトルを箱・説明書ありでコンプリート済み。現在は各種バージョン違いや非売品ソフトを収集中。
ディスク → 市販された199タイトル(※N.O.M 2004.8より)のうち、197タイトル+上記に含まれないとされる2タイトル(『ウルトラマン 怪獣帝国の逆襲』および『勇士の紋章 ディープダンジョン』の書換版)を箱・説明書ありで所有済み。 書換専用タイトルは一枚ものの説明書も合わせて所有済み。 市販品のコンプリートまで、残りは『アイアムアティーチャー 手あみのきそ』と『谷川浩司の将棋指南Ⅱ 新版 詰め将棋・次の一手』の2タイトル。 その他、『オールナイトニッポン スーパーマリオブラザーズ』や開発用ディスクカード、非売品のゴールデンディスクカードを所有済み。
2.時期: カセットの市販1053タイトルは、2021年3月11日に箱・説明書ありでコンプリート達成。 ※日付は通販で購入した『スノーブラザース』が到着した日。ディスクはコンプリート目指して現在収集中。
3.総数:
カセット → 1053
ディスク → 201
4.根拠:
カセット → 1053本という総数で、既に長年にわたって定説化されているため。『ハイパーオリンピック 殿様版』などは「限定品」扱いで、総数には含めない。 また、Q太『NHK学園』シリーズや『ベストプレープロ野球 データROM』、光栄の『with サウンドウェア』シリーズなども総数に含めた場合、いずれも所有しておらずコンプリート未達成となり困るため(笑)。
ディスク → 任天堂が公式発表している総数の199 + 総数に含まれていないとされている『ウルトラマン 怪獣帝国の逆襲』および『勇士の紋章 ディープダンジョン』書換版を含めた本数(『オールナイトニッポン スーパーマリオブラザーズ』は含めない)
『オールナイトニッポン スーパーマリオブラザーズ』について 市販品コンプリートの総数には含めない、というのが自分の見解です。今回、限定販売されていた事実が新たに発覚したため「非売品」からは除外するとしても、流通はごく一部の販路に限られており一般店では販売されていなかったため、一般流通で市販されていた通常タイトルとは区別して「限定品」扱いとするのが最適だと考えています。本作を市販品の総数に含めるとすると、同じく通販限定で流通していたとされる「ベストプレープロ野球 データROM」も市販品カセットの総数に含めるかなどといった疑問が湧いてきます。
※『アイアムアティーチャー』シリーズは手芸店のみではあるものの一般の小売店で販売、『谷川浩司の将棋指南Ⅱ 新版 詰め将棋・次の一手』は郵送による書き換え限定ながら任天堂が店頭の配布物で正式にアナウンスしており、2003年の書き換えサービス終了まで本作を継続して書き換え受付していた事実から、これまで通り市販タイトル総数に含めて良いと考えています。
コンプリートを達成したとき「めざましTV」に出演した経歴をもつ、Youtube「
ソマリ・チャンネル」で活動中のSOMARIさん。ありがとうございました!
SOMARIさんもディスクの完全コンプが目前ということでカセットとディスク両方の見解を示してくれた。カセットに関しては通説準拠のようだ。理由が「コンプリート未達成となり困るため」っていうのが実に率直で好感がもてます。笑。ディスクに関しては通説+『ウルトラマン 怪獣帝国の逆襲』書き換え版と『勇士の紋章 ディープダンジョン』書き換え版を含めたものだ。
<解説④>
『ベストプレープロ野球 データROM』はベストプレープロ野球へデータ追加するための専用ROMであり、『'89-Apr』と『'90-Jun』の2種類が存在する。ただし通信販売のみだったこともあり極端に知名度が低く、『'90-Jun』に至っては近年まで存在自体がコレクター界隈から認識されていなかった。そのため「通説」では、同じく追加データROMである『子ガメカセット』2種や『カラオケトップヒット20』2種が総数入りしているのにもかかわらず、この2本は除外されている。

出典:aucfan
ちなみに光栄の『with サウンドウェア』シリーズは光栄のファミコンソフトにサウンドウェア(CD)が同梱されたシリーズで、『蒼き狼と白き牝鹿ジンギスカン』『維新の嵐』『三國志II』『水滸伝 天命の誓い』『大航海時代』『信長の野望 戦国群雄伝』『ランペルール』『ロイヤルブラッド』と『信長の野望 武将風雲禄』の9種類が存在することがわかっている。ただしゲームソフト自体はまったく同じな上、シリーズ自体がとんでもなくレアなので、ほとんどのリストで総数入りしていないのが現状だ。
続いてはこちらのファミコンプリーターさんです!

冨島 宏樹 (プロフィール)
1.内容:カセットとディスク。箱説は揃えてません。
2.時期:2003年。
3.総数:個人的には全1250本が最も納得いく数かと思います。
4.根拠:根拠としては、以下の通りです。
正規販売タイトルは「一般店舗で新品が販売された経緯があるものと、ディスク書き換え専用タイトル」であると考えます。まず「一般販売された」を定義しないと、非売品やNHK学園なども含まれてしまうので…。その上で、例外判定として
①タイトル名、ゲーム内容、パッケージ&説明書の全てに差異がある場合、別タイトルと見なす
②ただし販売メディアが別物の場合、①の条件をすべて満たさなくても別タイトルと見なす
とします。①はこの条件がないと、際限なくバージョン違いが入ってしまうためです。②はROMとディスク書き換えでの同一タイトル(「麻雀」など)と、「クレヨンしんちゃん」ROM版/データック版を区別するためです。この定義で行くと、サウンドウェアやディスク書き換え版で内容が違うものは弾かれます。その上で、扱いが問題になるのが「ハイパーオリンピック殿様版」と「アイアムアティーチャー」2本です。
「殿様版」は①の条件を全て満たしており一般販売の形跡もあるため、独立タイトル扱いと考えます。「アイアム」2本は、手芸店を一般販売店と捉えるかどうかで変わってきそうですが…まぁギリギリ含むでいいかなぁと。つまり結論として「ファミコンプリート」の1249本に「殿様版」を追加した1250本ではないかと。
著書『
ファミコンクエスト』で知られるゲームライターの冨島宏樹さん。ありがとうございました!
『ハイパーオリンピック 殿様バージョン』は人気番組「8時だョ!全員集合」内のコントで使用された『ハイパーオリンピック』のバカ殿バージョンで、のちに限定版として一般販売されたものである。富島さん曰く「なぜか殿様バージョンはこの手の議論で除外されがち」とのこと。

たしかに限定版とは謳われているものの市販されており、しかも大量に出回っているせいで逆に忘れられがちだが、充分、総数入りを考えてもよさそうな存在ではある......。
<解説⑤>
ファミコンプリートは2003年に発行された書籍。「すべてのファミコンソフト掲載」を謳っていた。初版では通説から『ファミリーベーシック』2種と『SDガンダム』書き換え版を除外した1249本を総数としていた。
続いてはこちらのコンプリーターさんの登場です!

タニン (プロフィール)
1.内容:カセット…箱と説明書有り。ディスク…ケースは品番と同じ、書き換えは説明書とラベルが揃っている(オリジナルのみ)マップ等の付属品は欠品無し。アンケートハガキは対象外。自分が当初から常にしていた事は「箱説が揃わないと1本としては数えない」です。
2.時期:2011年初頭(マリオのセーターの説明書だけ所有していなかったのでセミコンプ)2017年に説明書(正誤表付)を入手してフルコンプ
3.総数:ファミコンの総数…カセット1054本、ディスク198本。前々から曖昧な数値なので自分は本当にこれで良いものか悶々とはしています。
4.根拠:↓
自分の中での定義は「市販化されているソフト」です。一応、「ハイパーオリンピック殿様版」は主人公キャラクターをバカ殿に変更しラウンドセレクト機能が付いていて通常版と内容が違うので別にカウントしてます。(ハイパーショット同梱版は通常版と同じと考えてます)。NHK学園やスタディボックス辺りもカウントしてません(そもそもNHK学園は未所有で何方も正解なソフトの数がどの位有るのか分からない為)。
ベストプレープロ野球のデータROMもなんてったってベースボールの子ガメに近いですがコレを入れてしまうとコンプの敷居が高くなってしまうので何とも言えないです。ディスクは書き換えでもバグ修正や以前から知っていた勇士の紋章とガチャポン戦士(マップ違い)、ご指摘の有ったウルトラマン怪獣帝国の逆襲(JASRAC無し)や中山美穂のトキメキハイスクール(電話番号無し)等、最近知ったものは別でカウントしていません。この辺をどう捉えるか…ですね。
あと銀箱、アイレム再販、サウンドウェア、バンダイの完全復刻、ドルアーガーやマッピーのバーコード付き、ナムコの初期タイトルハードケース版、ロードランナーの中箱&大箱、ファミコンジャンプの新正工業、飛龍の拳カルチャーブレーンetc…この辺はバージョン違いという事で別でカウントしてません。(kung fuもタイトルだけしか違わないので除外)。既に販売しているものですので「実はこう言ったバージョンが有ります」という形で説明はするかと思います。
オールナイトニッポンスーパーマリオが一部販売されていたという話は以前から知ってましたが本当なのか否かは分からずにいました。なので自分は「非売品」という位置付けでしたがBADさんの検証で販売されていたという事になると自分の定義「市販化されているソフト」に該当しそうですね。しかし殿様版もオールナイトニッポンも既に出ているソフトのバージョン違いじゃないか?とも捉えられるので判断に迷う所です。
ファミコンの他にPCエンジンも帯付きでコンプしている「ゲームセンターCX」公認ニセ課長2ことゲームコレクターのタニンさん。ありがとうございました!
タニンさんの見解は冨島さんと似ていて、通説に『ハイパーオリンピック 殿様版』を足して『SDガンダム』を除外してベーシック系はそのままといった内訳だ。ちなみにここに来て初めてkung fuの名が出たので解説しておこう。

『KUNG FU』は『スパルタンX』のバージョン違い的なソフトであり、版権が切れたためタイトルが変更されたものだとWikipediaなどで解説されているものの、実はそのような公式情報はまったく見つかってない。そのため存在が確認されていながら真相不明な謎ソフトなのだ。ちなみに読み方はクンフーではなく
「カンフー」が正解らしいぞ!(説明書より)
さあ、いよいよ最後のコンプリーターさんの登場です。

わたぼう (プロフィール)
1.内容:カセット・ディスク両方。箱・説明書完備。
2.時期:忘れましたが2000年代初頭だったと思います。
3.総数:ディスクカードは196本。カセットは1055本。(ファミコンプリート1051本をベースにベーシックとV3と算数レッスンとPLAYBOXBASICを追加してサウンドウェアを除外)
4.根拠:ファミコンコンプリートの定義について(※別サイトへジャンプします)
「一般流通品で且つバージョン違いを含めないタイトル数」が基準です。
まずディスクカードは全196タイトルでいいと思う。ディスクカードについては書換版と製品版で同タイトル名は同一とみなす。任天堂オフィシャルの書き換えリストに、別タイトル表記があるかないかが判断基準。
・任天堂が別タイトルだと謳っている「新版次の一手」はカウント
・SDガンダムは同タイトル内容違いの為、バージョン違いであり同一タイトルとみなしカウントしない。
・同様にウルトラマンと勇士の紋章の製品版と書き換え版は同一タイトルと判断しカウントしない。
・コナミックアイスホッケー書換版をなぜ別カウントにしているのかは正直わからないので同一カウント
もしウルトラマンを別タイトルとしてしまうと、カセットの型番違いもすべて別タイトルとしなければならず、膨大な量になってしまう上、型番違いやパッケージ違いが何タイトルあるのか現状明確でない為、総数が定義できなくなってしまう。勇士の紋章のようにゲーム内容が異なるのを別タイトルにすると、全タイトルの動作検証を行わなくてはならなくなり、現実的ではない。また、どこまでゲーム内容が異なれば別タイトルとみなすのか基準がない。特にディスクカードは内部のデータのバージョンが細かく分かれているのを、全て別カウントにしなければならなくなるので、別タイトル名でなければ別カウントにはしない。
オールナイトニッポンスーパーマリオは市販されていたそうですが一般流通ではなく、フジ社屋内でのみ販売されていたそうですのでノーカウント。これを含めることにすると、NHK学園やベストプレーデータROMもカウントすることになる。アイアムティーチャーも別流通なのでノーカウントでいいのではないかと。別流通を含めるとなるとコンプした人は誰もいなくなることになるので(笑
カセットは個別に判断していくしかないのですが、全1055タイトルでいいと思います。
まず、「大技林」準拠は情報が古い。当時は他にデータベースがなく、集め初めにはちょうど良い資料だったが、さすがに1048本はNGだと思う。「ファミ・コンプリート」1051本をベースにすると考え易い。これに下記を追加。
・ファミリーベーシック
・同V3
・ドンキーコングJr+算数レッスン
シャープC1同梱の為、市販品扱い。これを含めないとなるとファミリーベーシックも含めない
・PLAYBOX BASIC
シャープC1用キーボード(市販品)の同梱品。これも上記と同様。
周辺機器付属タイトルを除外するとなると、なんてったってベースボールやカラオケスタジオやデータックなども除外することになるので上記も含めざるを得ない。個人的には本体に直接差さらないこれらのソフトは別に無理して含めなくてもいいと思っているが、一般的なコンプリート基準の認知度から考えると市販されていた完全なる別タイトルである周辺機器付属ソフトはリストに入れたい。
下記を含めない
・ハイパーオリンピック殿様バージョン
これが一番判断が難しい。正直どっちでもいい(笑
正規メーカーから一般販売されている点と内容が異なることから、似たようなソフトにファミスタ87があるが、
コナミが「このソフトは別タイトルというよりバージョン違い」というスタンスなので同一タイトルのバージョン違いと判断
・井崎脩五郎の競馬必勝学 ニューパッケージ版
内容が同一でパッケージ違い。
これを含めるとなると、パッケージ違いは全て別カウントになる。
・KUNGFU
おそらく市販されていた。別タイトル名の為、カウントしたいが、
内容が同一で表記が違うだけの表記違いと判断。
これを含めるとなると井崎脩五郎も別タイトルだから含めることになってしまう。
・光栄のwithサウンドウェア
市販品で、タイトル名が異なり、同梱品が異なり、JANが異なる。
しかし、ソフト自体は全く同じの為、付属品違いでいいと思う。
個人的には含めてほしいがこれを含めるとなるとコンプリートした人は一気に減るだろう。
付属品違いを含めると下記2点も含めることになる。
・ハイパーオリンピックハイパーショット同梱版
付属品が違うだけの同一タイトルと判断
・ワイルドガンマン光線銃同梱版
付属品が違うだけ
1999年からつづく老舗ファミコン研究サイト「
Collecter's Room」管理人でファミコンの他に様々なハードのコンプリーターでもあるわたぼうさん。詳しい見解ありがとうございました!
カセットは通説に算数レッスンとPLAYBOXBASICを追加した1055本。ディスクは通説からアイアム2種とSDガンダムを除外した196本とのこと。『算数レッスン』はシャープのファミコンテレビC1に同梱されていた『□1.ドンキーコングJR. □2.JR.算数レッスン』という特別カセットのことで、内容はタイトルのとおり任天堂の公式in1ソフトだ。

しかし、その特殊な出自にもかかわらず意外と数が出回っていて、1990年代から2000年代にかけてプレミアがついていたものの今では数千円で買える凋落ぶりは不思議ではある。単純にテレビよりもファミコンカセットのほうが寿命が長かったため、テレビが壊れて捨てられたあとにたくさん出て来たということなのだろうか!?
<解説⑥>
『PLAYBOX BASIC』はシャープのファミコンテレビC1専用のキーボード「AN-320」に同梱されていたとされるC1版ファミリーベーシック。メッセージボードの代わりにバイオリズムという機能があった。滅多に見ないレアソフト。

なお、わたぼうさんは自分の見解を専用ページへアップしてくれたので、全文を読みたいひとは
こちらからチェックしてね!
◆まとめ◆ というわけで、11名のファミコンプリーターの見解が出そろいました。まずは前半。ファミコンカセットコンプリーターのKUBOKEN氏、らぐたろう氏、りんく氏、kantaku氏は通説に準拠。zation氏はそこへ限定版2本を加えるという見解だった。『ハイパーオリンピック 殿様バージョン』や『超人ウルトラベースボール限定版』をそのまま限定版と見るか、市販品に含めるのか、はたまたバージョン違いと解釈するかによって見解が分かれるところ。
そしてディスクシステム専門家のgponysさんが最初に挙げたディスク総数202本については今回の調査の最大数、最後に挙げた195枚は最小数だった。(ディスクでは)
↓一覧表をつくったよ!

つづいて後半。カセットとディスク両方の総数について回答をくれたコーナー氏、SOMARI氏、冨島氏、タニン氏、わたぼう氏の見解は
それぞれすべてが違うという結果だった。正直、このような事態は予想していたのだけれども、それにしても日本で数人しかいないカセット+ディスク完全コンプリーターの皆さんやそれを目指している皆さんが、それぞれ
“バラバラの数字をはじき出した”という事実を我々は重く受け止めなければなるまい。
というのも今回、私オロチは進行・解説役に徹するつもりだったのでファミコン総数についての自らの見解を述べるつもりはなかったけれども、やっぱり最後に少しだけ述べさせてもらうと(結局は)、今までさんざんこの問題をブログで取り上げてきた通り、ぶっちゃけ私は
通説を更新したいと思ってる側の人間なんだよね。笑。ただし、これだけは全力で断わらせてほしい。それは「あれがないからコンプリートじゃない」みたいなつまらない争いやマウント合戦がしたいわけではなくて、ただ単純に
矛盾のない総数が望ましいと思っているだけなのだ。
だから今回、11人のファミコンプリーター皆さんの見解を聞かせてもらって思ったことは、いっそのこと同梱系/特殊ROM系や、通販系/限定系/書換系ディスクを全部除外して基本数だけでいいんじゃないかってこと。むしろ
大幅に減るのだよ!

また、それと同時に
ファミコン総数は段階的にならざるを得ないと改め思いました。zation氏やわたぼう氏も仰っていた通り、たとえば通販品のボーダーライン、限定品のボーダーラインといった具合に、基本的な総数から漏れてしまったソフトは段階的にカウントしていけばいいという「段階的ボーダーラインシステム」を採用すればいい。もちろんそこには「俺が思う総数」っていうボーダーラインがあってもいい。コレクターの数だけボーダーラインがあってもいい。箱説そろってないとカウントしないというのも軸の違うボーダーラインといえるし、様々な視点、様々な見解があっていい。ただ、何をどう論じるにせよ、まずはその確固たる土台として
「まったく矛盾のない基本的な総数」が(その数字=コンプリートとするかはひとまず置いといて)ファミコン総数としてコレクター界隈に認識される必要があるんじゃないかなあって......。
したがって、今回ははからずも
「ファミコン総数」ってコレクターによって結構バラバラなんだよって事実を改めて突きつけられる結果となったけれども、これを機に是非、皆さんにも考えてほしいのだ。この記事がファミコンに関係するすべての皆さんにとって「ファミコン総数問題」を考える第一歩となれば幸いです。
🐍🐍🐍
最後に私オロチも質問にこたえておこうかな。
|  | 1.内容:カセットコンプリート(箱説9割以上)、ディスク残り数枚(元々コンプするつもりはない) 2.時期:通説に準拠するなら2000年代後半。最後のソフトは『トップヒット20 Vol.2』だった。 3.総数:カセットは基本数の1040本 or データック7種を加えた1047本。(これは任天堂がIR情報で公開している公式数と同じ)。ディスクは195本。(そこからから段階的にボーダーラインを設定していく方式) 4.根拠:矛盾がないから。 といっても任天堂の内部資料ではまったく違う基準がある可能性が高い。(参照)。そういうことも含めてひとまず矛盾のない最小の数字を総数ってことにして、そこから色んなボーダーラインを段階的に設けていけばいいと考えます。逆にいえば基本的総数さえ無矛盾ならば、それ以上のボーダーラインに関してはコレクターや研究者が好き勝手議論すればいい。争いは望まないけど議論は大いに望むというスタンスです。 |
|
結局、回答者が12人になってしまいましたね。笑。ということで、ファミコンプリーターの皆さん改めてありがとうございました。
これにてファミコンサミット2022を閉幕いたします!
取材協力:BAD君/ナポりたん
画像提供:gponys (
ファミリーコンピュータディスクシステム資料集)
- 関連記事
-