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令和に復活「サンソフトは元祖クソゲーメーカー」自虐表現に疑問の声

 発端はこちらの記事でした。

元祖“クソゲー”メーカー「サンソフト」が復活宣言(PHILE WEB) - Yahoo!ニュース

 この記事のなかでサンソフトは以下のように「クソゲー」についての見解を発表。

『多くのみなさまにいじられる「クソゲー」という名を、私たちは「愛称」として心に受けとめております。家庭用ゲームの黎明期から今にいたるまで数多のゲームが発売されましたが、今でも元祖クソゲーといえば「SUNSOFT」とお声がけいただき大変うれしい限りです。』


 記事内でも『いっき』や『アトランチスの謎』などの怪作も生み出され、愛すべき「クソゲー」たちとして親しまれている。と紹介されいた。

 これに対して往年のレトロゲームファンが猛反発。自称とはいえ「サンソフトにクソゲーメーカーのイメージはない」と、SNSでは同社の主張に疑問の声が多数あがった。

 以下、主な反応です。











 つまり、こういうことだ。



 ただし、サンソフトのこのような姿勢は今回が初めてではなく 2010年6月29日にPS3版『いっきおんらいん』がリリースされたとき、その公式サイトにて以下のように主張していたことがあるのだ。

kusogs0.jpg
 その強烈な世界観とシュールなビジュアル、とんでもないゲームバランスが、多くの人の心に残り「愛されるク○ゲー」として、語り継がれることになりました…。


 今回もそのノリので「クソゲーの元祖といえば『いっき』、『いっき』といえばサンソフト」と言いたかったところを、略して「クソゲーの元祖といえばサンソフト」という風に言ってしまったため、記事では「元祖クソゲーメーカー」などという、まるで同社がクソゲーしかつくってなかったかのような非常に語弊のある表現になってしまったものと推測される。

 近年、この「クソゲー」という言葉がたびたび問題視されるようになってきており、炎上騒ぎにまで発展したこともあった。クソゲーという言葉から受け取るイメージが時代を経て変質してきているのだ。したがって商業メディアが気軽につかうような言葉ではないというような声まであがっていた。

 それを受けて弊ブログでは以下のような分析記事をアップしている。

「ファミコン世代=クソゲーを愛している」という誤解
「クソゲー」という言葉は「神ゲー」という言葉と邂逅したことによってより陳腐化したのではないか?

 令和の時代に「クソゲーを自称する行為」の意義が問われているのではないだろうか。



orotima-ku1.png我が愛知の星。サンソフトさん。
もうちょっと自信をもってください!


 
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コメント

へべれけ本編でも「くそげーすれすれの」という言葉が出てきているので、サンソフトがクソゲーを自称するのはあまり違和感ないですね

自虐なのか、そういうイメージ戦略なのかは分かりませんが、当時のことを知っている人が代替わりしていることも考えられますね。
話は脱線しますが、10年くらい昔、TOKAIコミュニケーションズがまだギリギリビック東海だった頃にビック東海の方と一緒にお仕事の機会があったのですが、名刺交換の際に「いやぁ。子供の頃、御社のゲームにはお世話になりましてね。(突然マッチョマン、電撃ビックバンが好きでした)」とご挨拶をしたのですが、「あ。そんな時代もあったらしいですね」と、悲しい返事が返ってきてしまいました。

おそらく、あの輝かしい時代は後世には伝わっていないどころか、サンソフトのケースも情報に尾ひれが加わって、伝わってしまっているんじゃないかなぁ。
ファンタジーゾーンが移植された時なんぞ、「セガのゲームがファミコンに!!」「ゲームセンターのまんまだ!!(少なくとも私の目にはそう見えた)」と感激したものですが、そういう感じ方って、当時の時代背景やテクノロジーによるところもあるんでしょうね。
ゲーム自体は色褪せていないですが、今の時代の人にはなんかチープなクソゲーに見えちゃうのですかね。悲しいなぁ。

13266さん
へべれけ本編に出てましたっけ。うわあ。しまったなあ。だとしたらもう現役時代からそういうスタイルだったということですよね。今度、確かめてみますね。どのあたりに出てくるのでしょう?


13267さん
サンソフトの移植能力の高さは当時、最高レベルでしたよね。後期ソフトの特にサウンド面も最高レベルだったし。そういうことを知っていれば、あんな自称はしないはずです。

オロチさん
へべれけで「くそげーすれすれ」という言葉はエンディングでスタッフロールが流れたあとにへべが発言します

(個人的には後期の隠れた名作達を中心に宣伝して欲しいなと思ってます)

ありがとうございます。探してtweetさせてもらいます。

「クソゲーという言葉が広まった起点はみうらじゅん」説がありますが、みうら氏は自身のコラム「あの頃、ファミコンと」でこう記しています。

「それらを指して「クソゲー」と呼ぶようになったのは、サンソフトが85年に出した「いっき」あたりっだったように思う。」(CONTINUE vol.19より)

コラムでは、クソゲームという言葉が生まれたいっきプレイ時の知人とのやりとりや、その後の雑誌連載上でどうクソゲーという言葉を使っていたかなどにも触れられています。

こういった件もあり「元祖クソゲーメーカー」という自虐的な印象をサンソフト内でも持っていたかもしれませんね。

(´-`).。oO 自分にとっては、いつまでも「デッドゾーン」という名作アドベンチャーのメーカーというイメージ。
「いっき」は、友達とずっと協力プレイした想い出深いソフトメーカーだなぁ。

そしてもう一つは、やはり「サン電子」という、日本を代表する世界的企業というイメージだな。
FBIと米司法省が苦労したiPhoneロック解除に協力を頼まれる程の企業ですよ。
米国の麻薬取締局、特許商標庁、出入国管理局、運輸保安局、さらには国務省とも契約を締結しているので、何げに日本と米国の協力関係を結ぶ意味でも、今や重要企業として名高い。

サンソフトの同窓会はここですか?みんなサンソフト好きだねぇ。笑

スーファミの走れへべれけは、ある意味で本当のクソゲーでしたよ(鬼になったらクソを擦りつけ合って、「エンガチョ!」って逃げていく)

ディスクのデッドゾーン。キャリーどえーす。とか、水戸黄門とか喋ってたなぁ。
ファミコン時代の後期、バットマンあたりからはコナミに匹敵するくらいのサウンド、ビジュアルでしたね。
ダイナイトバットマンとか超名作でした。

「アホの坂田」と同じで、イジってもらって目立とうという戦略でしょ
真剣に怒ってる人たちは頭が軽すぎるw

サンソフトでは特にナゾラーランドシリーズが好きだったなぁ
何故だかサウンドに惹かれるんだ
自称クソゲーもネタで通じると思ってる
本当に笑えないクソさなら何開き直ってるんだとなるけども、そうはならないから

サンソフト
ジャレコ
バンダイ
タイトー
カルチャーブレーン

ファミコン当時の上記メーカーはクソゲー乱発だったので
これらのソフトは買わなかった。

ただ、サンソフトの後期は何があった??というくらい良作が連発してびっくりしていた。復活おめでとう。

ファミコン版のアフターバーナーの空母のSEGAの文字がSUNになってましたね

クソゲーって自分から言ったらダメなんだと思う。
例えばお笑い芸人がお笑い出来るかって言ってじゃあ
面白い事言ってと言われても実際つまんない事が多い。
クソゲーはその真逆に行くにしても、実際プレイしたら
面白いしクソゲーとはまた違う印象を持つ事も多い。
2つの意味で所詮はネタに注目されたって気づく。

いっきのタイトルの小ささがずっと気になる

いっきはみうらじゅんに「二人で一揆をやる」ということからクソゲーといわれていただけでゲーム自体は非常に面白いのに、あたかもつまらないゲームのように語られてしまうのが非常に残念でなりません。
サンソフトにはゲームがたくさんあるので、これからもファミコン時代のような素晴らしいゲームを作っていただきたいですね。

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