ドラクエシリーズには没になったモンスターってのが何体か存在する。開発段階ではメンバー入りしていたものの、その後何らかの事情で落選したやつらのことである。今からそんな悲しき没モンスターたちを紹介していこう。
<更新履歴>
2016年3月7日 1体追加
2017年1月12日 4体追加 ※2016年12月29日にNHKにて「ドラクエ特番」より<ドラゴンクエスト2> ドラクエ2で有名なのがこれ。

「まだらぐも」
居たような居ないような、正直ビミョウな感じではあるが、実際このモンスターはドラクエ2には登場せず、幻のモンスターになっている。のちのドラクエシリーズで「まだらくもいと」というアイテムが登場しており、このモンスターと何か関係があるんじゃないかと言われている。
拡大図がこちら。トリヤマ風味は皆無のいたってノーマルな姿である。
こいつの不採用理由だが、ドラクエシリーズにはなぜかクモのモンスターが2体しか登場してないらしく(出典:
DQ大辞典を作ろうぜ!! 第二版)、ファミコンに至ってはまったく登場しないという。したがって当時の担当者に大のクモ嫌いがいたのではないかと推測されるが、真相はいかに・・・・・・
<ドラゴンクエスト3> お次はドラクエ3で採用が見送られたモンスターたち。

「タワーオブアイ」
※ 2016年3月7日 追加 目玉がたくさんついた肉のタワー。触手が不気味にゆらめいている。メダパニやマヌーサなど幻術系を駆使してきそうだ。

「アーサーシオン」 (ぶたおとこ)
めちゃくちゃ太ったウーロンが凶暴化したような姿のモンスター。防御力がおそろしく低そうだが、体力はありそうだ。あまり頭が良さそうに見えないのでたぶん呪文は使ってこないだろう。使ってきてもホイミとか回復系のような気がする。お金を多く持っていそうだ。

2016年12月29日放送「ドラクエ特番(NHK)」にて、この没モンスターに「アーサーシオン」という名前があることが判明しました。まさか、モデルが朝潮だったとは!(笑)
続いてドラクエ特番に登場した没モンスター。

「ハロウィンマン」

「リザードマン」

「ヘンテコリーノ」

「ボス その2」

「ミノタウロス」(うしおとこ)
アークデーモンとトロルを混ぜたようなモンスター。ゲーム画面に隠れてしまっているが、左手に持っているのは石斧だろうか。おそらくパワー系のモンスターだっただろう。たまに痛恨の一撃をうってきそうだ。
体と顔の色が違いすぎるなど、デザインがあまり洗練されていないことから、没モンスターというより、まだ考えてる途中のモンスターだったのかもしれない。

「ガスドラゴン」
背中から有毒ガスを排出していると推測される謎のドラゴン。通常攻撃でも毒を喰らいそうだ。この足の短さから動きは鈍いだろうが防御力は高そうである。コモリガエル(画像検索注意)みたいなグロテスクな見た目が不採用理由か。

「マクロベータ」
のちにドラクエ3で登場した「マクロベータ」の没バージョンというのが有力な説である。昔ながらのイメージに満ち溢れた際どいデザインが不採用理由だろう。
<ドラゴンクエスト4> 続いてドラクエ4の没モンスター。

「たこまじん」
村人の会話にも登場する有名な没モンスター。
ただし、こいつは没モンスターというよりもレアモンスターといったほうがいいかもしれない。なぜなら、こいつを出現させる裏技が存在するのだ(出典:
追伸DQ4)。またその技で出現させることのできる没モンスターは「たこまじん」の他、3体いるという。それらのモンスターは、のちに発売されたリメイク版で念願かなって正式採用されたらしい。
ドラクエの没モンスターは他にも複数確認されています。
なお、2016年にドラクエ30周年記念として発行された「鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ」というイラスト集に、何体か没モンスターが掲載されているようです。興味ある方は是非、チェックしてみてください。
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