Yahoo!オークションのファミコンカテゴリで興味深いものが落札されていた。任天堂の『コンピューターTVゲーム』である。
※サムネイル画像 クリックでリンク先へ(魚拓) 出品者の説明によると、これはずっと倉庫に眠っていたもので、未使用品らしいが、それにしても
24万2000円て、尋常じゃない値段だよ!!
1980年に任天堂より発売されたこのゲーム機は
コンピュータTVゲームの歴史(オデッセイ)によると、定価が4万8000円もするし、そのくせオセロ(リバーシ)しかできなかったり、カラー画面じゃなかったりで、任天堂ハード史上
最低の売り上げ台数を記録してしまったという。
さらにこのゲーム機の悪いところはACアダプターの重量が
2kgもあったところらしい。電源だけでファミコンのおよそ3台分かよ。
こいつのおかげで任天堂はファミコンを登場させるまで、ゲーム市場からの一時撤退を余儀なくされたというから、まさに屈辱的なワーストゲーム機と言える存在だ。
あの悪名高きバーチャルボーイでさえ、全世界では120万台以上も売れているのに、いったいこのゲーム機はどれだけ売れなかったのだろうか・・・・・・
しかしマニアにはそんなこと関係ないんです。
むしろそんなダメダメで、ぜんぜん売れてないやつほど欲しい。現にこの『コンピューターTVゲーム』は歴代任天堂ハードの中でもっとも謎に包まれてた存在だと言われており、世界中の任天堂マニアが血眼になって探してるものだという。
その証拠に、オランダの有名な任天堂マニアが、さっそくこのYahoo!オークションの結果をブログにアップしていた。こちら↓
beforemario ※サムネイル画像 クリックでリンク先へ っていうか、すごい情報力。ちなみに彼は世界的な任天堂マニアであり、彼のコレクションルームは、もはや
博物館級である。(参照:
My Otacool Room)
これだけのコレクションを持っている人間だからこそ、この情報力なのだろう。
ブログによると、同ゲーム機が2009年にebayにて出品されたときは2000米ドルで落札されたという話である。当時のレートは平均で95円くらいだったから、円換算にしておよそ19万円といったところか。
さらに同記事には彼の所有する『コンピューターTVゲーム』の写真がたくさんアップされているので、興味があるひとは必見だ!!
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