『スーパーマリオブラザーズ』のBGMといえば、誰もが思いつくのはデデッテ・デデッテッでお馴染みのファミコン版地上BGMだろう。この曲はゲーマーのみならず世界中の音楽関係者からも高い評価を受けており、YouTubeなど動画サイトでは毎日のようにリスペクトされている。
(C)NINTENDO 今回はそんなマリオシリーズのBGMのなかでも
初期の隠れ名曲 と呼ばれているBGMを3つ紹介しようと思う。
ではさっそく1曲目!
<帰ってきたロックンロール・ブラザーズ!> まずはディスクシステムの書き換え専用ソフト『帰ってきたマリオブラザーズ』より“オープニング曲”だ。
このソフトについては以前「
任天堂と電通が協力して作ったファミコンソフトとは!? 」という記事で詳しく紹介させてもらったが、その際にBGMについては以下のように説明をしたと思う。
コマーシャル時、スロット時、ゲームオーバー時などに 流れるBGMもすべてオリジナルであり、当然それらも 他では聴けない貴重なマリオサウンド となっている。
これはなぜかっていうと、たぶんゲーム内に広告が入ってるってことが原因なんじゃないかと思われる。いろんな大人の事情ってやつだ。
したがって『帰マリ』がリメイクされる可能性は限りなく0に等しく、任天堂が今後、マリオBGMを網羅するようなサントラCDを企画、販売するようなことがあっても
選曲されることは限りなく無い だろう・・・・・・
だからこそ貴重と言えるのだが、そんな『帰マリ』の名曲と言えば“オープニング曲”である。なんとなく『アイスクライマー』のボーナスステージBGMをほうふつとさせるロック調の楽曲となっているぞ。さっそく聴いてみよう!
VIDEO うーむ、“古き良き時代”って感じやね。頭切れしてるのはご愛嬌(笑
<癖になるファンキー・ループ!> お次は『スーパーマリオブラザーズ』のアーケード版である『VS.スーパーマリオブラザーズ』でのみ流れていたという“名前入れBGM”である。
『VS.スーパーマリオブラザーズ』は任天堂が1984年に開発したアーケード筐体である『任天堂VS.システム』において稼動していたもので、“名前入れBGM”はこのゲームで高得点を取った際に流れていたものらしい。
任天堂VSシステム (C)NINTENDO ちなみにファミコン版とアーケード版の違いについては以下が挙げられる。
・ステージ構成が一部違う ・1UPしにくくなってる ・ループ面の正解ルートが一部違う ・7,8面へいくワープがない ・コイン枚数の表示が3桁(100~300枚(50単位)で1UP設定が可能) ・ランキング画面がある。ライクインすると名前入力が可能。 ・エンディング曲がロングバージョンになっている。 ・ ゲームオーバー時に追加クレジットでコンテニュー可能。 (参照:Wikipedia など) 『任天堂VS.システム』自体が超レアなので、このBGMの
希少性はトップクラス といえる。とにかく聴いてみよう!
VIDEO たったこれだけの曲なんだけど、なんかワクワクするよね。
ここ最近、脳内ループが止まりません(笑
<無敵からの哀愁ラテン・サウンド!> 最後はニンテンドパワーでのみ書き換えできたというゲームボーイカラー専用ソフト『SUPER MARIO BROS. DX』内の隠しゲーム『SUPER MARIO BROS. FOR SUPER PLAYERS』の“エンディング曲”で飾ろう。
ニンテンドウパワーってのは、スーファミ版ディスクシステムみたいなもので、ローソンの「Loppi」などを使用してゲームソフトの書き換えができたサービスである。1997年9月より実施され、2000年3月からはゲームボーイでもサービスを開始したという。そのときのローンチタイトルがこの『SUPER MARIO BROS. DX』だったりするわけだ。
マルチメディア端末機Loppi (C)LAWSON 結局のところ、この店頭サービスは2002年8月ごろに終了してしまうが、任天堂は2007年2月まで自社のセンターにてサービスを継続していたという。この辺の経緯もディスクシステムに似てるね。
そんな『SUPER MARIO BROS. DX』の詳細は
公式サイト に譲るとして、今から聴いてもらう“エンディング曲”は、本当に
知ってるひとしか知らない名曲 というテーマに相応しい曲なんじゃないかと思う。
こちら↓
VIDEO 一瞬あれっと思ったら、なんという超展開(笑
まさに奇跡のアレンジや!
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