はてなブックマークにファミコンの話題で注目されているエントリーがあった。
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「ファミコンが日本を駄目にした」論 について (シロクマの屑籠)
先週のネタだが、ファミコン専門ニュースブログとして見過ごせないので触れておこう。何度か挫折しながらも結論まで読んだ。要約するとこんな感じか。
現代の若者は他人とコミュニケーションせずゲームばかりやってる ↓ ファミコンが流行った当時、子供たちは塾や習い事をさせられていた。 ↓ したがって友達とのスケジュール調整が難しくなり 家では1人ファミコンで遊ぶしかなかった。 ↓ 「ファミコンが日本を駄目にした」のか、いや違う。 ↓ 「ファミコンが流行るような社会環境が日本を駄目にした」のだ。 (これが結論) |
ハッキリ言ってこの結論には思いっきり肩透かしをくらった。
当時からテレビゲームが子供たちに与える悪影響について論じてる書籍はたくさんあったが、その多くは健康面について論じているものだった。だが今回の記事の前提となっている「ファミコンが日本を駄目にした」論 は、若者のコミュニケーション能力についてなのだろうか。あまり聞いたことないが、同記事では年配者が若者を駄目だと言っていて、それがいつのまにか「=日本が駄目」だということになっている。
しかし、年配者が若者を批判するのはいつの時代でもあることだ。そんなの
駄目とか良いとかいう問題じゃないということにいい加減、気づいてほしい。っていうか、大半のひとは冷静にそう見ているのではないか。
たとえば現在の日本の音楽チャートを見て「知ってるアーティストが1組もいない」「もうついて行けない」というファミコン世代の人間をよく見かけるが、それはCDをよく買っている層が10代の若者になっているだけに過ぎない。したがって我々はそれらを知る必要もなければ、ついていく必要もないのだ。
なのに、それだけのことで「もう日本の音楽界は駄目だ」なんて言い出し、挙句の果てには「日本はもう駄目だ」と言い出すやつもいる。いやいや何を言ってるんだいと、もうあんた若くないんだから、それ相応の音楽聴いてりゃいいだけの話だろって、会いたくて震えてる場合じゃないだろって誰か教えてあげて(ネタが古いか(笑
そしてそれに乗っかって「それは違う、我々が知らないようなCDが売れちゃうような社会環境が駄目なんだ」と言い出したところで同じ穴のムジナ。あんたも同類だろ・・・・・・
なんかたとえが違ったかな(笑
まあ、いいや。内容はともかく、ファミコンの話題でこれだけ注目を集めることのできる発信力は素直にすごいと思った。僕はどっちかというとそっちのほうに興味がある(笑
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