はたして僕はハドソンの売上にどれだけ貢献してきただろう･･････

2012/01/18(水)　　

・ハドソンが解散へ　コナミデジタルエンタテインメントが吸収合併　（ITmedia）

　ハドソンが2012年3月1日をもって完全消滅することが明らかになった。

　同社はファミコンで初めてライセンスを受けてソフトをつくったメーカーであり、ナムコと共にファミコンのサードパーティの中では最も古参だった。任天堂からの待遇の面でも他社とは一線を画していたのは有名な話だ。

　昨年の3月頃だったか、同社がコナミの完全子会社になったあたりから、やばいんじゃないかっていう噂はあった。それから昨年末には『桃鉄』の作者さくまあきら氏が「もう桃鉄は作らない」と言っていたことは記憶に新しい。

　一方で長い間ハドソンの顔だった高橋名人はというと･･････

・高橋名人が選ぶAndroidアプリベスト5！　実用的な物から面白いゲームまで（ロケットニュース24）

　ハドソン解散の件について正式なコメントは今のところ見つけられなかったが、上記の記事にて、お勧めのAndroidアプリを紹介していた。早々と活躍の場をうつして、今でも頑張っている姿はさすがと言うしかない。

　前にもどっかで書いたけど、こういうことがあると僕はこんなニュースを思い出す。

　どっかの遊園地が閉園になって、最後の１週間だけ客がわんさか来たってニュース。そのとき能天気そうな家族がインタビューに応えてて「子供のころよく来てた」だの「閉園しないで欲しい」だの言ってんの。僕はそのとき「じゃあ、あんたらなんで日頃から来なかったんだよ！」ってツッコミを入れたい気持ちになったのだ。
　

　だから僕も今回のことで考えてしまう。

　はたして僕はハドソンの売上にどれだけ貢献してきただろうって。ここ最近ハドソンのゲーム買ったかなって。振り返ってみると、ぜんぜん買ってないのだ。復刻版シュウォッチが僕の最後の貢献だったかな。

　そう考えてしまうと僕なんかの「寂しい」なんて言葉は重みがないんじゃないか。偽善でしかないんじゃないかと思ってしまう。だからその手の反応はしないようにしようって思ったのだ。
　こんなんだから、よく面倒くさいって言われるんだけどね（笑

　今まで特に気にしてなかったものが、いざなくなってみると寂しいってのは人間の性なのかもしれないが･･････