このトリビア集は“Wikipediaを出典にしない”ことだけを信念にやっております(笑
<トリビア11>
『スーパーマリオブラザーズ』説明書より 任天堂公式サイトの人気コンテンツ「社長が訊く」において、岩田社長にクリボーのことを訊かれ「あれ、しいたけなんですよ」と答えた人物がいた。彼こそ『スーパーマリオブラザーズ』を宮本茂氏とともに開発したことで知られる手塚卓志氏である。
インタビューをしていた岩田社長が「栗じゃないんですね」と驚いているところから、クリボーのことを栗だと思ってるひとは多いのかもしれない。
『スーパーマリオブラザーズ』の説明書によるとクリボーはキノコ王国を裏切った悪いキノコだという。じゃあなんでクリボーなのか。それは
栗に似ていたから。なんだか禅問答のようであるが、このネーミングについて“クリボーというキャラクタがどうやって生まれたのか”を知ればわりと納得できるかもしれない。
秋田産 生シイタケ(菌床) LS(大小込み) 1kg(Amazon) 同インタビューによると、クリボーは1番最初に出てくるキャラクタのくせに、じつは一番最後につくられたキャラクタだったという。当初、マリオが一番最初に出会う敵はノコノコだったのだが、倒すのに2段階のアクションを必要としたため「いきなり難しいのでは」ということで急遽、作られたのがクリボーだったのである。
しかし低スペックだったファミコンの制約上(インタビューではハッキリとした言及はなかったが)、クリボーのグラフィックには、キノコのパーツを流用せざるを得なかったと思われる。じゃあ悪いキノコにしちゃえってな感じで裏切り者という設定になったのだろう。
なおクリボーの名前の由来については宮本茂氏も、雑誌「ニンテンドードリーム」2010年01月号にて「栗に似てるから、しいたけのつもりで作ったのに」と語っている。
<トリビア12>
※『ヘクター'87』タイトル画面より
『ヘクター'87』の「ヘクター」は…… プログラマーのあだ名だった
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2010年1月16日にアニメイト秋葉原にて開催されたイベントにおいて高橋名人が語ったところによると『ヘクター'87』の「ヘクター」とは、当時メインプログラマーを担当した小山(オヤマ)という人物のあだ名だったという。
実はこの話はファンの間ではけっこう有名で、名人がこのことに言及したのはこれが初めてではない。
記事ではそんな伝説のプログラマー「ヘクター」氏についてのエピソードが掲載されている。なんでも京大を捨てた“天才プログラマー”だったとか。興味があるひとは是非、読んでみてください。
<トリビア13>
2コンマイクの…… 穴の数は23個あるが そのうち本物は1つだけ
出典:ファミコンの2コン |
ファミコンの2コンにはマイク機能がついているため、穴が23個空いているのだが、マイクが仕込んであるのはその穴の左上の1つだけである。(参考写真矢印)
下写真の上部、小さく飛び出している丸い部分がマイクである。そのマイク部分を(左右反転して)下のカバーの丸い部分にはめ込む形となる。そこには穴が1つしか空いてないのがわかるだろう。


つまり1つをのぞいて、他のすべての穴がフェイクだったのである。
じゃあなんでそんなことをしたのか。公式な見解は見当たらないが、たぶんデザイン的な側面、そしてユーザビリティ的な側面があっただろうと思われる。いっぱい穴が空いてたほうが「ここがマイクなんだな」ってわかるもんね。
さらに、こけおどし的な意味もあったのだろう。こんな大きなマイク仕込んでまんねん、どや、すごいでっしゃろ的な(適当な京都弁ですまん)。
まあ、ファミコンにおけるマイク機能は正直、微妙な存在で終わっちゃったが、これがのちの「ニンテンドーDS」のマイク機能へつながっていると考えると、感慨深いものがないだろうか・・・・・・
<トリビア14>
※YOUTUBE「高橋名人街頭インタビュー」より サムネイル画像クリックでリンク先へ
高橋名人がスキンヘッドになった理由は ツーリングのとき蒸し暑かったから
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2007年CESAより発刊された冊子「テレビゲームのちょっといいおはなし・4」によると、高橋名人がスキンヘッドになったのは2002年。バイクのツーリングを趣味としたいた彼が当時、北海道旭川を訪れた際、猛暑でヘルメットを取ると汗が滝のように流れ出したという。そこで髪がうっとうしくなった名人は思い切って理容室に入り、頭をツルツルに剃ってもらったとか。
その日以来、毎日自分で剃っているとのこと。決して“髪の毛が薄くなったから”という
松山千春的な理由ではなかったということだけは声を大にして言いたい。
<トリビア15>
※パッケージより
『ゴルビーのパイプライン大作戦』には…… 原案者によるホームページが存在する
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スキンヘッドつながりで。って違う違う(笑、最後はちょっとマニアックなやつをぶっ込んでみたよ。
『ゴルビーのパイプライン』は91年、徳間書店が発売した落ち物パズルゲームであり、開発は『ぷよぷよ』で有名なコンパイルなわけだが、その原案者を名乗る人物が、勝手につくったとされるホームページが存在する。
なぜ「勝手につくっている」といえるのか。それは、ホームページに以下のような説明があるからだ。
「ゴルビーのパイプライン大作戦」の原案者の勝手なHP。 クソゲーと言われようが、そんなことはどうでもいい。 今となっての裏話、世界に一つのプロトタイプROMなど掲載予定。 |
ただし残念ながらこのホームページの更新は2004年1月22日で止まっており、コンテンツは掲示板以外、すべて工事中のまま。つまり、こんなこと言ったら元も子もないが、内容は無いに等しい(笑
でもこういうのこそ“わりとどうでもいい”トリビアでしょ。これからもこのコーナーでは、こういうトリビアをどんどん紹介していきたいと思う。
それではまた次回!
<関連リンク>
・
わりとどうでもいいファミコントリビア集 1 ・
わりとどうでもいいファミコントリビア集 2・
わりとどうでもいい『スーパーマリオ』トリビア 6連発!!
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